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バイクメッキ加工で旧車の錆びたスポークと錆びたニップルをクロムメッキ

今日のお話は、バイクパーツメッキ加工の中でも小さいパーツ

スポークとニップルに分厚いクロムメッキ加工を

施す事をご説明させて頂きます。

写真をご覧の様に、経年劣化して錆が表面に出て塗装が

かかっているのが分かるかと思います。

特にニップルは大変に小さく加工がしにくくメッキ加工の

工程上紛失する恐れがある為に、メッキ加工会社は加工を受けない事が

多い部品になります。

当社は、喜んでこの様な小さい部品もお受けさせて頂いております。

今回の業者様からお受けさせて頂いたスポークの本数は56本、

ニップルも当然56個になり

旧車バイクの為にバイクメーカーさんのメーカー在庫が無い為に

今ある旧車バイクのホイルをメッキ加工の為に業者さんがばらし

他のパーツと一緒に送って頂いたと言う事です。

先程の、述べさせて頂きましたがクロムメッキ加工の会社が

この様な小さい部品の依頼を断る理由のもう一つは

バフ研磨がしにくいと言う点もあります。

スポークをバフ研磨作業致しますと歪みが生じたりしやすい

ニップルになると、まずバフ研磨作業は不可能と言っても良いと思います。

当社は、この様なバフ研磨作業が物理的に困難な部品は

細かなセラミック粒子にブラスト加工(ショット)致します。

この作業を行うのか、行わないのかの差はメッキ加工が

終了した時点の見栄えに差が出てきます。

このスチール製スポークとスチール製ニップルに

分厚いクロムメッキ加工を行う方法は

塗装剥離し、シアン化合物によりスチール自体に錆とめが

付着していない状態にします。

次に行う作業はセラミック粒子を使用したブラスト加工(ショット)を

行います。

スポークのねじ山にメッキがかからない様にしなければ

不具合が生じてしまうので56本のねじ山に

養生いたします。

養生する方法は、各メッキ工場により変わります。

この養生に対して手間がかかる為に時間がかかります。

この作業が終了いたしますと銅メッキ加工し

続いてニッケルメッキ加工、最後にクロムメッキ加工

致します。

今回の業者様のご依頼は細かな部品が多いので

紛失のトラブルを回避するために

納品書と部品を綺麗に並べて写真を撮ってコピーにして

部品と一緒に送って下さいました。

当社としましても検品しやすく業者様と電話にての

打ち合わせが大変にスムーズに進み

大変有り難かったです。

大きな部品、例えばバンパーやグリルの様なあからさまに

紛失しない部品は納品書をご記入されなくとも

問題は御座いませんが

やはり手から部品が落ちた場合にどこに行ったか

分からなくなる様な物はお互いにトラブル防止の為に

納品書を記入して部品と一緒に送って下さる事が

良いと思います。