メッキ加工トラック内装黒塗装パイプ製品

メッキ加工個人様依頼で、大型トラックの内装に装着されていた黒色塗装されていた純正取っ手にクロムメッキ加工処理を施した写真です。材質はスチール製で2本ある全ての両端に取り付け穴が元々ある状態でした。今回はこの様なパイプ製品にクロムメッキ加工を施すには細工をしないといけない物がありますと言うご説明をさせて頂こうと思います。上の2枚の写真を目を凝らして見て頂くとパイプの端に穴が開いているのがお分かりになられると思いますが、一番端の穴は取り付け穴で元々開いていた物。その横に開いている穴はクロムメッキ加工するにあたって穴を開けなければいけない為にドリルで開けた穴です。このクロムメッキ加工で開けた穴はパイプ1本に対して左右同じ大きさの穴を開けています。下の写真を見て頂くと機械溶接でこの断面の両端に穴が開いているのがお分かりになるのが分かるでしょうか?パイプ内部に通ずる穴が開いています。このパイプを水に浸すと空気が穴から漏れてきます。クロムメッキ加工、所謂電気メッキ加工を行う上でこの様な完全にパイプ内部が完全に閉じていない場合は説明させて頂きました様にパイプ左右に一か所づつ穴を開けなければいけません。2か所の内1つは液体を出し入れする穴でもう一つの穴は液体を出し入れしやすくする空気穴です。学生の時に実験でした空気穴が有る物と無い物の差の原理です。何故、クロムメッキ加工電気メッキを施すのにこの様な穴を開けなければいけないのか?それは各メッキ液が違うメッキ液槽に漬けこんで行く時にパイプ内部に違うメッキ液が違うメッキ液と混ざり込んでしまうのを防ぐためにこの様なあえて穴を開ける細工をしているのです。この細工は弊社でけでは無くて町のメッキ屋さんでも同じことをされています。違うメッキ液が混ざる事で混ざってしまったメッキ槽は全て廃棄しなければいけないと言う理由がその原因です。銅メッキ槽、ニッケルメッキ槽、クロムメッキ槽の3槽があります。例えばこの様な大型トラック用のスチール製取っ手の様に左右に穴を開けなければいけない部品は角パイプで製作しているオリジナルサイドバンパーやリアバンパー、自動車で言うとエンジン内部の補強をするバー、レーシング用の自動車が横転した時に強度を保つためのバー、旧車のガブリオレ(オープンカー)のパイプ等、バイクパーツ、意外と様々な箇所にこの様なパイプ製品があります。パイプで無い形状の物もあります。構造上中が空洞になっているバイクホイルも穴を開けないといけないのでクロムメッキ加工に携わる人間はこれもパイプ製品と同じよに考えています。以上の事からこの様なパイプ製品にクロムメッキ加工を施したい場合は穴を開ける事を想定して依頼して頂ける事をお考え下さい。更に穴を開けて良い場所を黒マジック等で印を付けて頂くとトラブル防止にも繋がります。

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