メッキ加工に対して難素材であるマグネシウムポイントカバーにめっきを施しました

1月10日本日のお話はメッキには不適合である素材の一つマグネシウム製ポイントカバーに装飾クロムメッキ加工を施した経緯をご説明させて頂きます。実は11月にこのパーツを業者様からご依頼頂いたのですが、色合いと言い見栄えと言いアルミニウムと同じでしたが、写真をご覧の様に純正塗装を剥離したらパーツ表面がボロボロになり、まるで月のクレーターの様な見栄えになってしまいました。要するに塗料だけ剥がれたのでは無くて素材表面も溶けてしまった訳です。亜鉛ダイカストよりマグネシウムの方が数倍メッキ加工にとっては難素材なのです。本当に厄介な素材です。しかしながらパーツとしてはアルミニウムよりも強度も強く大変に高価な素材です。最近の高価なバイクにこの素材が使用されている事がたまに御座いますが以外に弊社でこの様な難素材であるマグネシウムが加工によって今回の様な状態になる事は数年に一度有るか無いかでした。この様な難素材の場合には必ずメッキと相性の良い素材で剥離後に表面補修を行わなくてはいけません。ダイレクトにメッキ加工を施したとしても直ぐに剥がれてしまいます。(亜鉛ダイカストの場合にはダイレクトにメッキ加工を施したとしても直ぐに剥がれる事は無く、日時が過ぎて次第に剥がれて行きます。)まるで水と油の関係性の様な感じ。この難素材であるマグネシウムだけは完成時にトップコートを施してメッキ自体に負担が掛かりにくい状態に致します。昨日もブログでお話させて頂きましたが有色メッキ同様の強化トップコートを使用致します。このトップコートを施すことにより飛石や様々な経年劣化状態からパーツを守りますが、コンパウンド等で磨き込んだり洗車機等に通したりすると折角のトップコートが薄くなったり、若しくは無くなったりすることでメッキの地肌が出てしまい最終的にはメッキがのっていない状態になる訳です。やはり長持ちさせる為には的確な手入れを行う事が大切になります。(手入れ方法の説明は昨日(令和2年1月9日のブログを参照)今回のマグネシウム製ポイントカバーはスクターバイクに採用されておりました。このバイクの他の小さなポイントカバーは全部(8個)アルミニウム製でした。上記でも述べました様にマグネシウムとアルミニウム素材パーツに塗装が施されていますと見分けが付きにくく剥離して素材表面を見て分かる程です。マグネシウム上に付着している塗装を剥がしただけで素材表面も溶ける程ですから大変に難しい加工となります。

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