メッキ加工バイクKH250パーツ

メッキ加工依頼して頂いたパーツは、カワサキKH250(1976年式)のパーツです。今回のお客様は小物パーツが多い事からご丁寧に各パーツを並べて頂いた上で、ご覧の様にパーツ横に番号、そして番号ごとに名称を記入して頂いてパーツと一緒に梱包発送して頂きました。今回のカワサキKH250のこの様なパーツは数か月に一度程度にメッキ加工依頼して頂いています。皆様もご承知の様にこのバイクは希少価値車でマニア様に人気のあるバイクです。年数的に40年ほど前ですが全てのパーツに於いて経年劣化による錆は今までご依頼して頂いた同じパーツよりも綺麗です。お客様のご要望で1番から5番まで弊社のメッキランク中メッキ(分厚いメッキ)、7番から11番までは下メッキ加工を選択されました。因みに中メッキ加工の加工賃と下メッキ加工の加工賃を比較すると下メッキ加工は中メッキ加工の半額程度の価格帯です。それでは各パーツの状態とメッキ加工のご説明をさせて頂きたいと思います。まずは1番のフロントフェンダーベース、素材はスチール製でクロムメッキ処理が施されていて素材としては大変綺麗な状態です。このパーツは中メッキ加工(分厚いメッキ)を施さなければ見えやすい箇所に装着されている為に錆が目立つ事から下メッキ加工はお勧め出来ません。弊社の中メッキ加工は大手バイクメーカー様の純正クロムメッキパーツよりも少し分厚めに加工させて頂いております。2番目と3番目のパーツはライトステー左右です。素材は3枚板から出来ており、これらのパーツの中では厄介なパーツになります。その理由はスチール板3枚をスポット溶接されている為に電気の流れが変な取られ方をすることから綺麗にメッキがのりにくいと言う難しさがあります。完成品を見ると全く問題は御座いませんが、加工上、職人泣かせのパーツの作りとなっています。バイクパーツで言いますと旧車のチェーンカバーもこの様なスチール板を数枚使用しスポット溶接で製作されています。4番目はフロントフォークカバーでスチール製です。このパーツの表面は綺麗ですが裏面はご覧の様に錆が全体的に広がっています。これらのパーツの中では一番錆が表れやすい部品になります。理由はフロントフォークの一番上を被せている為に雨が一番当たりやすい箇所で有る。もう一つはこのパーツの素材が薄く形状からカバー内部に水分が溜まりやすく腐りやすいからです。剥離をすると貫通穴が表れやすいパーツです。5番目はブレーキホースブラケットです。素材はスチール製で純正では腐食しにくいユニクロメッキ加工が施されているパーツです。今回はクロムメッキ加工をご希望されました。7番から11番まではあまり見えない個所に装着されている事から下メッキ加工を選択されました。

メッキ加工する前の車検が通らない様々な状態のリフレクターを綺麗にする

メッキ加工で旧車パーツ、リフレクターが写真の様にくすみが出てきたり下地が見えてしまったり、挙句の果てにはメッキがご覧の様に浮いて剥がれてしまっている事で車検が通らないので、弊社にご相談される代理店様、業者様、個人様は大変に多いです。当然、その自動車やバイク、トラックに装着されているリフレクターがお客様の元へ手に入るので有れば新品未使用品を購入して装着すれば良いのですが、しかしながら他の部品もそうですが各メーカー共に10年を超える部品は製造しない事が多く、その様な場合部品在庫が無くなるとお客様の元に新品未使用品が手に入る事は御座いません。車検に於いてライトのカルデラ(光量)はかなり厳しく決められています。外装や内装、エンジンが至って綺麗で故障が無くとも左右あるリフレクターの片方がカルデラが低ければ車検が通る事は御座いません。その時にリフレクターを再メッキ(リクローム)してリフレクター内部を綺麗にし再利用します。そこで上の写真を見て下さい。このリフレクターは一番上は傷が付いています。この状態でも車検は通りません。リフレクター内部は少しでも傷が付いていたり、くすみが出たら即アウトです。車検前にこの様になっていても整備不良でアウトです。ですので夜にライトを点灯させて走行している時にライトが暗いとか片方のライトが何かおかしいと感じたら、出来るだけ早めに自動車屋さんに行き相談される事が望ましいです。これからのご説明は自動車整備工場様に見て頂きたいのですが、基本的に車検整備や事故などでライト周りや様々な部品に手を触れる事は当然御座いますが、リフレクター内部には絶対に触れないで下さい。リフレクターの形状やその時代、車種によりメッキ加工方法が違いますが、多くのリフレクターは内部が耐熱処理を施している事が多く、この耐熱処理は字の如く熱には強いですが指で触れるだけでも薄くなってしまったり剥がれてしまう事になります。お客様の自動車を車検整備や事故などでライト周りを触る時には注意が必要です。万が一でもリフレクターのくすみが有るからと言って柔らかい布等で擦れば綺麗になると考えて磨かないで下さい。絶対に綺麗になりません。上の写真の様に必ず酷い状態になります。カルデラが車検対応にならない状態の場合は、遠慮なく弊社にご相談下さい。

メッキ加工で希少価値の高く経年劣化が酷いフォグランプ類を綺麗に

上の写真は順番に旧車トラックのコーナーパーツ、PIAA製フォグカバー、新品未使用品フォグカバー、そしてトラック用室内用行灯です。ご覧の様に全てのパーツを分解して写真を貼り付けさせて頂いております。一番上のクロムメッキがかかっているカバーはそう簡単に手に入れる事は出来ない物です。素材は本体カバーと枠で出来ており素材は共にスチール製です。状態が大変悪く下手をするとメッキ剥離後に錆による貫通穴が出来る可能性が高い状態です。黒塗装が施されているPIAA製フォグカバーも経年劣化がかなり進んでいて剥離が貫通穴が開く事は無いでしょうが素材表面に巣穴が沢山表れる事が想定されます。このパーツの少し厄介なのはカバー自体はアルミニウム製ダイカストでステーに付いているボルトはスチールです。何故、このカバーが厄介だと言いますとこれ以上分解が出来ない事にあります。クロムメッキを施す場合にアルミニウム製品とスチール製品と物が引っ付いている状態だとどちらかが溶けてしまうと言うデメリットが発生するからです。ですので厄介と言う事です。その下の黒色塗装が施されているカバーは新品未使用品です。しかもご覧の様に全ての部品が分解できる為に先程述べた様な素材が溶ける様な事は御座いません。素材は上左端に有る小さな変わった形の物だけ亜鉛ダイカストで他の部品はスチール製です。一番下の写真はトラック用室内行灯2セット分です。分解したこれらの全ての部品はスチール製です。これらの写真を見られて珍しい物だなと思われているトラックマニアさんも多いかと思います。それでは各パーツそれぞれ加工方法と注意点をご紹介させて頂きたいと思います。一番上のトラック用コーナーカバーは上部にピンで留めていますが出来ればピンを打ち抜いてからクロムメッキ加工を施し、加工終了後に新たなピンで留める事が見栄えのクオリティを追求する事になります。後は素材がかなり経年劣化が進んでいますので出来れば弊社の上メッキ加工で剥離がカバー表面全体を表面補修を施してから」メッキ加工をする事が望ましいです。少しクオリティが下がっても良いのならば剥離後に板金加工を施して中メッキ加工(分厚いメッキ)もありかも分かりません。PIAA製アンチモニ製カバーは上メッキ加工、中メッキ加工、下メッキ加工に於いて全てのランクでもデメリットが出てしまいます。スチール製ボルトの左右かしめている部分を打ち抜いて分解する必要性が御座います。他の新品未使用品とトラック用室内用行灯については時に問題は御座いません。

メッキ加工で樹脂製デュトロフェンダー、ステップを綺麗に

メッキ加工で今回は日野自動車販売株式会社のデュトロ部品の依頼についてご説明をさせて頂きます。上の商品は全て新品未使用品でご覧の様に未開封状態です。一番上の写真はフェンダーパーツで長さが1260ミリです。素材はPP(ポリプロピレン)製樹脂で表面にはシボ(サメ肌)があります。その下の写真はステップパーツで足をのせる為、強度を高める為にかなり分厚く作られています。これらのパーツにクロムメッキ加工を施しているメーカー純正のオプション品が無く、愛車のドレスアップに対して拘りを持たれておりますので最高級モーターショー用クロムメッキ加工に特化した弊社にご依頼頂きました。これらのパーツに限らず昔メーカーオプションがあったパーツも大手メーカー各社共にクロムメッキパーツを製作しておらず限られたパーツのみオプション品として手に入れる事が出来る程度になっています。デュトロの様にトラックに対してのクロムメッキ製品は普通自動車よりも高品質が求められます。その理由は年中毎日休む事無く稼動しています。それが10年以上は続きます。その為に飛び石や汚れ、雨風、海辺などの塩水、凍結防止剤、塩化カリウムなど過酷な状態で走行するわけですから当然クロムメッキの強度が必要で有る事はお分かりになられると思います。そうなると市販されている様な大量生産品などでは見栄えのクオリティと長持ちするクオリティ、両方を求める事は出来ません。それだは両方のクオリティを追求できるクロムメッキ方法はと・・・純正のクロムメッキパーツよりも少し高くなりますが弊社の最高級モーターショー用クロムメッキ加工を愛車の部品に施す事により先程ご説明させて頂きました見栄えのクオリティと長持ちするクオリティ両方が手に入ります。その加工方法はパーツが新品未使用品で有れば概ね加工可能で、しかも通常クロムメッキ加工が出来ない素材例えば今回の様なPP製品(ポリプロピレン製樹脂)表面にザラザラしたサメ肌状態にも下地修正する事によりクロムメッキ加工完成後に完全にシボが無い状態でピカピカの鏡状態。まるで大型トラックのクロムメッキスチールバンパーと同じようになります。その加工はどの様に行っているのかその表面補修とは。その答えは細かな粒子のアルミニウム製金属パテでパーツ表面を覆い隠す事にあります。そうすれば表面にシボも無くなります。加工不可な樹脂はFRP製品に塗装が施されている様な状態では出来ませんが。それ以外の物で有れば加工可になる事が多いです。

メッキ加工前の事故破損したバンパーに板金加工を施した状態

上の写真は以前ご紹介させて頂きました30Z3分割リアバンパーが衝突事故により大きく凹み歪みが生じて深い傷が付いた状態から板金加工を施したビフォー、アフター写真になります。写真では分かりにくいかも分かりませんがバンパー裏のステーから全体的に歪んでしまってクロムメッキ完成後シャーシ―に取り付け出来ない程でした。バンパー裏面には必ずシャーシーに取り付けするステーにボルトが装着されていたりボルト穴が御座います。事故などでバンパーの中央部あたりが大きく凹むとバンパー左右のステーから中央部にかけて歪みが生じてしまいバンパーを外して次に装着する事は不可能な状態になります。その為に弊社ではバンパーのメッキ剥離後、叩き上げろう板金加工終了後に一度バンパーをお客様にお返しをして頂いてからステー取り付け調整を行って頂いてから、もう一度弊社にご発送して頂いてから再メッキ加工(リクローム)を施す提案をさせて頂いております。その理由は、板金加工、クロムメッキ加工を施して完成品をお客様の元に送らせて頂いてその後に自動車屋さんなどでステー調整をすると最悪の場合、折角綺麗に仕上がったメッキが割れてしまう事が有るからです。強引にバンパーを力任せに曲げるとメッキ自体は金属ですので当然不具合が生じてしまいますし、道具でバンパーを挟んだりするとメッキ表面に傷が付く恐れもあり良い事は何も御座いません。その結論から弊社ではお客様の立場、そして自動車屋さんの立場から考えさせて頂いた結果が、板金加工終了後にお客様の元にお返しさせて頂いた上でステー調整を施して頂く事になりました。確かに人によれば面倒だと感じるかも分かりませんがお金と納期を掛けて頂いている訳ですから一番良い状態で愛車にバンパーを装着される事が絶対に良いです。上の写真の状態はあくまでも凹み部分と全体的にバンパーの素地が伸びている状態を叩き上げ更にろう板金加工によりサンダー痕や板金加工痕が残っておりますがこのままメッキ加工を施す訳では御座いません。この状態からバフ研磨作業によって180番手から徐々に番手を上げて行き最終420番手(鏡の様な顔が映る状態)に仕上げます。その上で銅メッキ加工終了後に2回目のピンホール埋めを施して2回目の銅メッキ加工を施しますので写真の様な状態では納品しません。因みに、このお客様は弊社の上メッキ加工を選択されておりますので細かな粒子のアルミニウム製金属パテ及びプライマー処理もバンパー表面に施しますので新品未使用品の仕上がりになります。

メッキ加工及び板金による1952年式フォードFグリルを綺麗に

メッキ加工及び板金加工を必要とする1952年式フォードFグリル7パーツを綺麗にする為のご説明をさせて頂きます。今回のお客様はこの自動車を手に入れられて元はグリルがクロムメッキで有ったのに塗装がされていた為に、当時の様にクロムメッキグリルで愛車を維持したいと言うご希望で弊社にご依頼して頂きました。このフォードFシリーズは1948年から製造開始の歴史ある車種で昔のアメリカ映画で出てくるピットアップトラックでっぱりの有るボンネットが特徴です。上の写真をご覧頂くとお分かりになられますが塗装と光沢クリアーで腐食や歪み及び板金加工痕を隠していいます。かなり綺麗に隠されていますので剥離致しますとビックリする様な生地の悪さだと感じます。1952年式と言う事ですから今から68年前のスチール製グリルですから想像絶する様な見栄えだろうと考えられます。この位の年数が経ちますと特にこの様な肉厚が薄いスチールはパーツ全体的にキツイ錆で覆われていますので板金加工を施したとしても表面が有る程度しか綺麗に仕上がらない事が多いです。最悪の場合、板金加工が施しようがない位腐食が悪い事も御座います。板金加工と言っても様々施工方法が御座いますが現代に於ける自動車の板金の様に樹脂パテ、サフェーサー、プライマー処理では通電化効果が無い為にクロムメッキが出来ません。となると昔ながらのろう付け板金になります。先程もご説明させて頂きました様に素材が薄くしかも部分的では無く、全体的にキツイ錆の場合ろう(真鍮)を溶かして腐食部分に流す訳ですから熱によって更に穴が大きくなる事に・・・。その様などうしようも無い状態の部品に対して行うメッキ加工が弊社の上メッキ加工になります。この加工方法は画期的な施工方法で板金と言う概念が御座いません。剥離後に部品表面が腐食などでボロボロになった素材表面を細かな粒子のアルミニウム製金属パテで表面補修し更に腐食しにくい様にプライマー処理を行う事に特徴があります。この方法は通常の自動車部品にクロムメッキ加工を施す事に特化した工場でも行っていない加工方法です。例えば、事故などで旧車のバンパーが大きく凹み更に傷が深い場合、当然経年劣化しているので元通りもしくは新品未使用品の見栄えまで程遠い仕上がりになる事が今までのクロムメッキ加工に特化した工場でした。しかし、上メッキ加工による加工方法はご説明させて頂きました様に板金加工と言う概念がそもそも無い為に、概ねの事故破損バンパーや経年劣化が酷いバンパーやグリルも新品未使用品に甦る事が可能になりました。

再メッキ加工及び表面補修有りでエンブレムボディとボンネットエンブレム

再メッキ加工を施すのですが通常再メッキ加工が出来ない素材アンチモニ(亜鉛ダイカスト)部品のご紹介です。上のパーツは60数年前の初代観音開きクラウンのフロントグリルに装着されているエンブレムボディ台座とボンネットエンブレム(オーナメント)です。これらのパーツは自動車の目立つ箇所に装着されていますので再メッキ加工(リクローム)を施すと旧車の息が甦ります。但し、これらのパーツは通常の再メッキ加工の方法では綺麗に甦る事は御座いません。アンチモニ素材(亜鉛ダイカスト)はメッキ加工前の下処理で素材表面を溶かす事とこの素材は元々巣穴が存在し、しかも経年劣化により更に巣穴が大きくなる為に綺麗に仕上がらない事に有ります。いくらバフ研磨作業でアンチモニ(亜鉛ダイカスト)を磨いても全く綺麗になりません。メッキの分厚さでも全く綺麗になる事も御座いません。ですので装飾クロムメッキ加工に特化している工場や自動車関連に特化している工場に於いてもアンチモニに対しての再メッキ加工は出来ないと言われる事はそこに原因が有ります。弊社はこのアンチモニ(亜鉛ダイカスト)素材の希少価値部品に特化した専門業者です。弊社でメッキ加工や再メッキ加工が出来ない部品はヒンジなどでピンでかしめている物が御座いますが物理的に分解出来ない物は加工出来ません。しかしレストア専門業者様等で分解して頂けましたらアンチモニ素材のヒンジも新品未使用品よりも綺麗な光沢で錆びない部品でお客様にご提供させて頂く事が可能です。その加工方法とはどの様に再メッキ加工を施すのかと言うと、アンチモニ製品を剥離した時に表面に現れる大きな巣穴やピンホールに細かな粒子のアルミニウム製金属パテで表面を綺麗にし、更にプライマー処理を施す事により、表面が平らに錆びにくい下処理をする事で、元の新品部品よりも錆びない付加価値を付ける事でお客様に喜んで頂く事が出来る事にあります。この下処理の作業がアンチモニ製部品に再メッキ加工を施す上で肝になる作業です。そしてプライマー処理した表面には物理的に電気が流れません。導電塗料を使用し部材表面に通電化効果が出るようにした上で、銅メッキ加工を施しバフ研磨を行います。その時に削れた銅の粉を用いてピンホールを埋めます。2回目の銅メッキ加工、ニッケルメッキ加工を施して最後にクロムメッキ加工をして再メッキ加工は終了となります。仕上げに青粉でクロム表面を磨いて完成品の出来上がりとなります。

再メッキ加工及び板金ハーレークレイジーフランクフェンダー

再メッキ加工及び板金加工をご希望された今回のパーツ名は、アメリカのハーレー用カスタムメーカー製作品ハーレー用クレイジーフランクフェンダーです。素材は全てスチール製で元は塗装が施されていてフェンダー表面に溶接されている丸パイプとの段差にはパテで表面がなだらかになっていた様です。このパーツのオーナー様は4か月ほど前にフェンダー周囲に溶接されている丸パイプとフェンダーとの間に有る隙間を板金加工を施して隙間を無くした上でクロムメッキ加工を施したいとバイク屋さんでお願いをされて出来上がったのが上の写真の様に隙間が埋まっておらずがっかりされて弊社にご相談して頂きました。このオーナー様のお話をお伺いさせて頂いた時に、このパーツに対してかなりの拘りをお持ちだと強く感じさせて頂きました。弊社も今までに様々なオリジナルパーツやカスタム製品に板金加工を施した上でメッキ加工を施させて頂きましたが、今回のご相談内容はバイクフェンダーに於いてはトップレバルでした。今回のオーナー様とのご商談で出来る限り溝を埋めて綺麗にして愛車に装着したいご希望を受けさせて頂きましたので加工方法を皆様にご紹介させて頂きます。検品で感じたのは前回お客様がご依頼されたバイク屋さん、塗装を剥離してパテが出てきた時はビックリされただろうと可愛そうな気持になりました。この溝全てにパテが有る場合パテを全て取り除かなければ次の工程に進むことが出来ないからです。パテを全て取り除くだけでもかなりの手間が掛ります。隙間に少しでもパテが残っているとメッキがのりませんから。弊社でまず初めに行う作業は剥離です。シアンで約1週間強漬け込み表面をスチールその物に致します。そこからが板金加工になります。上の写真ではお分かりになりにくいですがかなり深さがあります。しかも前周囲といたる箇所に丸パイプが溶接されています。当然板金加工を施したとしても面出しするのもかなり難しくサンダー等で削るとフェンダー本体に刃が当たって傷を着けてクオリティが下がる恐れもあります。弊社の熟練板金加工職人が作業にあたりますが、皆様もお分かりになられます様に絵で描いた様な仕上がりになるとは限りません。しかし時間と手間を惜しまず補修を施します。次に行う作業はバフがけです。普通の形状のフェンダーでは御座いませんので専用バフ等を使用し作業を行います。特に入り組んでいるか所にはルーターを使用して磨きます。次に銅メッキ加工を行いますがこのフェンダーにあった治具を作らなければいけません。銅メッキ終了後にもう一度バフ研磨によりフェンダー表面に有るピンホール埋め、二回目の銅メッキ加工、次にニッケルメッキを分厚く、最後にクロムメッキ加工を施して綺麗になったフェンダー全体を更に青粉で丁寧に磨いて完成品になります。

銅メッキ加工で旧車BМWのエンジンカバー

このパーツは、旧車BМWのエンジンカバーです。素材はスチール製でボルト留めする穴が数か所あるのですがその箇所には同じスチールの金具をろう付けしています。このオーナー様は個人様で初めてのお取引で弊社の工場に持ち込みで来られました。検品させて頂いた時にブラスト痕(ショット)がエンジンカバー全体に見えていました。元々このパーツの表面には塗料が付いていて表面が錆でザラザラな状態であったのでお客様は剥離剤に浸すと錆も溶けて貫通穴が出るのを恐れてブラストで塗料を落としたとおっしゃっていました。オーナー様はクロムメッキ加工をご希望されておらず、再度オリジナル塗装を施す下地として塩化銅メッキを分厚くして腐食しにくくする為の作業依頼でした。ですので少し色合いが違うかも分かりませんが、これも銅メッキ加工なのです。通常の銅メッキ加工よりも分厚くしている為に銅メッキ槽に時間を長く漬け込んでいます。当然、この上に塗料で覆い隠す為にバフ研磨作業も省いております。加工としては脱脂作業及び塩化銅の長漬けと言う工程です。これで腐食しにくくなります。今回のご依頼の目的は滅多に御座いませんので皆様にご紹介をさせて頂きました。他にも腐食しにくいメッキ加工としまして溶融亜鉛メッキやユニクロメッキそしてクロメート等が御座います。今回のお客様の様に様々な用途にメッキを用います。基本的に金属類の多くの素材は素材に腐食しにくい物で覆い隠さなければ錆が出てきます。その為にメッキが有ります。弊社で特化しているクロムメッキ加工も腐食を防止するメッキの1つですがその付加価値として銀の様な綺麗な光沢を出す加工もある訳です。メッキ加工の種類は数100種類あります。なかなか全てのメッキの長所と短所を覚えてお客様がご判断される事はまず不可能です。弊社は全てのメッキ加工に精通しております。お客様のご依頼したいパーツをどの様な用途で使用する事をお考えなのか?そのお考えを教えて下されば最適なメッキの種類をご提案させて頂いた上で、弊社でメッキ加工を施させて頂きます。因みに樹脂部品に於いても同様です。樹脂は金属類よりも腐食しにくいですが経年劣化によって段々と素材が硬くなりしまいにはヒビが表面に入り割れてしまいます。そうならない様に樹脂表面にもトップコートやメッキを用いて保護いたします。

本金メッキ加工で長文字エンブレム

上の写真は大型トラック三菱スパーグレートの純正メッキエンブレムです。既にメッキが施されているのですが、今回ご依頼頂いたお客様はこの純正エンブレムに本金メッキを程して愛車に装着したいと言うご希望です。このお客様のスーパーグレートはハイキャブで純正のメッキオプションが通常のキャブに有る様なパーツが無い為に、エンブレムだけでは無くフェンダー切り込み有りタイプ左右、ハイキャブ用ステップ本体左右、ステップウオール左右、ステップスカート左右と言う拘りのお客様です。因みに、これらのパーツはFRP製でメーカー純正新品未使用品で未塗装のみ最高級モーターショー用クロムメッキ加工が可能となる商品です。パーツが金属製品の場合は新品未使用品に限らず経年劣化しているパーツにの本金メッキ加工やクロムメッキ加工を施す事は可能です。例えば、メッキ加工と言っても様々な加工方法が御座いますが何と言っても一番綺麗で長持ちするメッキ方法は電気を使用する電気メッキ加工です。その中でもメッキの厚みや光沢に拘り特に365日24時間走りっぱなしに近い過酷な状態でトラックを走行しているメッキマニア様にとって最高品質への拘りは通常の拘りとは全く次元が違います。それもそのはず、一年やそこらでメッキがくすんだり剥げたりする事は許しがたい事。この様な最高品質にしか手を出さないのが弊社の最高級モーターショー用クロムメッキ加工及び本金メッキ加工です。しかしながらデメリットも御座います。偽物のメッキ加工よりお値段が高い事です。考え方にもよりますが愛車に装着しているメッキパーツが見栄えも悪くしかも、その見栄えが悪いメッキパーツが1年や2年で剥がれたり更に見栄えが悪くなって、メッキ加工業者に再度加工賃を払っての繰り返し、この様な選択の方が結局工賃が高くなります。お客様にとってどちらを選択すればお得になるのかその部分をしっかりと考えなければいけません。それでは上の長文字を本金メッキ加工を施す方法をご紹介させて頂きます。まずはエンブレム表面に付いているメッキを剥離致します。最初にご説明させて頂きましたがメーカー純正で新品未使用品でABS、PP等の樹脂に対しては完全剥離が可能なのですが、FRP製品に塗装が施されている場合には巣穴やピンホールに入ってしまっている塗料は物理的に取れません。更に新品未使用品以外の経年劣化樹脂の場合は素材が脆い為に剥離剤に負けてしまいヒビが入ったり割れる危険性が高い為に薬品検査が必要となります。剥離完了後に表面補修を施して長文字エンブレムに電気を通す為の専用治具を装着致します。今回の文字の頭文字は大文字で2個目の文字は小文字、しかも、繋がっているか所は小さい為に通常は裏面に治具を装着致しますが、今回は表面にの治具痕が付きます。これは文字の長さや形状に治具装着位置を変えます。そうしなければ本金メッキがのっている部分と本金メッキがのっていない部分が出てしまい大変に格好が悪い仕上がりになるからです。弊社はこの様な部品それぞれの特徴を熟練職人が判断し、そのパーツにとって一番良い仕上がりに致します。

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