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ボスホスエアロパーツの再メッキ加工及び手入れの仕方をご紹介栃木県のお客様

12月23日今日のお話はボスホスの外品メーカー様の再メッキ加工とそのお手入れ方法についてご紹介させて頂こうと思います。写真添付出来ませんでしたが全部で11点ご相談が御座いましたがお話をお聞きするとエアロパーツ単体では購入できなくてセットで11点と言う事でした。このパーツのオーナー様は当然ボスホスのオーナー様ですがこのご発送頂いたパーツを全て検品させて頂きましたが、日ごろから愛車の手入れを徹底的に行われている事が痛いほど分かりました。装飾クロムメッキに携わる者のひとりとして本当に感動しました。それは全てのパーツ11点共に腐食が殆ど無い点とクロムメッキの下地であるニッケルが表面に現れているからです。この様なパーツの場合、ほぼ100%オーナー様は日ごろから徹底的にパーツを磨いてらっしゃいます。本当にクロムメッキパーツを愛される方はこの様に暇が出来ると愛車の手入れを徹底的にされています。しかしながら手入れを行う方法を間違ってしまうと折角のクロムの光沢が無くなってしまう事が御座います。それはピカールや研磨剤入りのワックス等で磨き込みすると下地のニッケルが見えてきます。このニッケルは見栄え少しクロムより黄ばんで見えます。これはこれで綺麗なのですが・・・。ぱっとした鮮やかな光沢感は出ません。今回の11点すべてに於いて検品させて頂いたらクロムが研磨剤で削れて無くなっていました。この様な事になるのはやはり研磨剤で磨く事が最大の原因です。新品未使用品のクロムメッキパーツ(電気メッキ加工仕上げのパーツ)は凄く光沢があり綺麗ですね。これを維持する方法はマメなお手入れにあります。1週間に一度程度ノンコンパウンドのワックスや高品質のガラスコーティング剤、弊社の代理店様ソフト99様、この様な物で柔らかい素材の布で軽く磨くこれが光沢を長持ちさせてしかも錆が出にくい方法です。手入れ方法は至って簡単です。高品質な装飾クロムメッキ加工品にはこの程度で大丈夫です。時期的に気を付けなければいけないのがこれからの時期、雪や凍結防止などに使用する塩化り剤、そして海岸沿いを走行する様な時、この様な時には特にお手入れが必要となります。あとは夏などに愛車を走行させると虫が付着します。これをほおっておくと直ぐに腐食し始めます。しかも死骸が愛車から取れなくなります。この時にピカールを使用すると良いでしょう。(気を付けてしないとクロムも削れてしまいます。)

ブタケツローレル前後バンパー鈑金と再メッキ加工12月21日福岡県

上の写真は令和元年12月21日福岡県の業者様からご相談を頂いたブタケツローレル前後バンパーの表面と裏面を添付させて頂きました。ご覧の様にこの旧車はフロント、リア共に3分割になっていまして正面とコーナーが分かれているタイプです。今年だけで8台前後ブタケツローレル前後バンパーに再メッキ加工を施させて頂きましたが、今回のリアバンパー中央部の物は非常に厄介な状態です。恐らくこの自動車の前オーナー様は町のメッキ屋さんで板金加工して再メッキ加工されたと思うのですが写真添付裏面の板金加工痕とバンパー表面の見栄えのクオリティに残念な状態になっている為に今回の再メッキ加工ではもしかすると上メッキ加工でなければ新品未使用品の様な仕上がりにはならない様な気がします。皆様もご承知の様にハイクオリティを追求する為にメッキを剥離する為にはシアンと言う劇物を使用しなければいけません。この剥離は装飾クロムメッキ部品の見栄えのクオリティと剥がれにくさのクオリティ共に必須な物です。しかしながらメリットだけでは御座いません。デメリットとしてメッキと錆だけが剥離されるだけでは無くて板金加工した部分も溶けてしまう事になります。それだけ素材であるスチール以外の全てを溶かす非常に優れた剥離剤なのです。この事から今回のリアバンパー中央部品は至る個所に板金加工されている為に穴が開いてしまう事になります。そうなるとシアン剥離後の状態では板金加工を再度行わなくてはいけない事から加工賃が発生してしまいます。もう一つ厄介な事は悪口では無くて現在のバンパーに対する板金加工がご覧の様に良い状態では御座いません。何故ならば再メッキ加工を行う時に次回の再メッキ加工を踏まえて板金されているかどうか、これは大変に重要な事な事なのです。弊社はモーター関連に特化した装飾クロムメッキ工場ですので板金加工の技術は御座いません。なので弊社は日本でもトップと言われる板金加工専門工場と提携させて頂いており、これまで様々なモーター関連部品に再メッキ加工の際の板金加工を施して頂いた経験から沢山の情報が御座います。その中で今回の事案は中メッキ加工(分厚いメッキ仕上げ)+板金加工を施しても見栄えのクオリティが新品未使用品レベルになるのは非常に難しいと言える訳です。因みにシアン剥離してみなければ断言できませんが弊社の上メッキ加工所謂、細かい粒子のアルミニウム製金属パテ及びメッキ用プライマー処理を施せば新品未使用品と錆びにくさの両クオリティを追求する事が出来ると思います。

アクリル製日野プロフィア純正フロントバイザー3分割最高級クロムメッキ加工仕上げの方法

今回のお客様は弊社の代理店様で地元の大阪日野自動車株式会社様、大型トラックプロフィアのフロントバイザーに最高級モーターショー用クロムメッキ加工を施して欲しいと言うご依頼です。素材はアクリル製で3分割です。中央部の長さは1800ミリ弱でサイドの片方は800ミリ程度です。数か月前も同じご依頼を頂きました。この手のバイザーは表面仕上げと両面仕上げがあり両面仕上げの場合は片面の工賃よりも倍になります。トラックのフロントバイザーの場合は運転手から見える裏面はさほど気にしなくても良い、真正面の見栄えが良ければ良いと言うお客様の方が多いのでフロントバイザー最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げの大半のお客様は片面仕上げされる方が多いです。因みにこの部品で純正クロムメッキパーツでのオプション品は御座いません。皆様のお住い先や高速道路のパーキングエリア等で大型トラックやトレーラーヘッドのフロントガラス上部に装着されているバイザーにクロムメッキ加工が施されているのを見かけられた事は御座いますか?滅多にお目にかかる事は御座いません。何故ならば純正バイザー自体も高い上に最高級モーターショー用クロムメッキ加工賃がかかるのでよっぽど潤沢な資金が有る運送業者様で無ければ手が出ません。各都道府県に数台有るか無いか程度です。皆様もご承知の様にメッキ加工には湿式メッキ(弊社)と乾式メッキが御座いますがどの工程にしても普通のメッキの加工方法にはアクリル素材は相性が悪いのですがその表面に相性が良い素材で覆い隠す様に細工するとアクリルにも最高級モーターショー用クロムメッキ加工を施す事が可能になります。この方法は湿式メッキ加工に有効です。乾式メッキ加工で強引に仕上げたとしても見栄えも悪く直ぐにメッキが剥がれます。この位アクリルとメッキは相性が悪いのです。ですので大手トラックメーカー様もこの手の部品にはクロムメッキ仕上げのオプション設定が無いと言う訳です。トラックに限らず自動車も同じです。クロムメッキパーツオプション設定が有る部品は100%と言ってよい程、素材はABSを使用しています。これはABSとメッキが相性が良いと言う裏返しです。特にトラックの殆どが商用車です。場合によっては365日に近い位全国を走行し高速道路では後続車等の飛石等にさらされる事が多く大手トラックメーカー様各社はクロムメッキ仕上げのオプション品に対して厳しく長持ちさと強度を問うていらっしゃいます。この様な樹脂製パーツに最高級モーターショー用クロムメッキ加工を施したい場合には上の写真の様に純正品で新品未使用の部材を用意して頂く必要が御座います。

装飾クロムメッキ加工が出来ない具体例

上のパーツは何れもモーター関連による装飾クロムメッキ加工が出来ない具体例の写真です。モーター関連に特化したメッキ加工とは見栄えのクオリティは当然の事ながら大手自動車、バイク、トラックメーカー様程度の見栄えのクオリティとそれらが同程度以上長持ちする事を指します。そしてメッキ加工を施したいパーツが加工を行う上で酸やアルカリ等の薬品による破損、完成したとしても愛車などに取付出来なかったり様々な不具合が生じてしまう恐れが有る場合等を想定したお話をさせて頂きたいと思います。1枚目の写真は昨日もお話させて頂いた内様と同じになりますがエンジン精密部品です。これはアクセルを踏んだ時に作用するパーツだと思いますが安全性を考えると装飾クロムメッキ加工は不可で考えた方が良い物だと言えます。それはアクセルワークでの微妙なクリアランスが保てない事にあります。ショウルームなどでの展示品としてはありかもしれませんが・・・この部品の素材はスチール製品ですのでアルミニウムパーツの様に鏡面ポリッシュを施した所で直ぐに錆びてしまいます。そしてもう一つ遊び半分と言う気持ちでこの部品に装飾クロムメッキ加工を施したい場合には様々な個々の組み合わさった物を分解しなくてはそもそも綺麗な見栄えの完成品が出来ません。内部や入り組んである個所にはメッキが入らない為に見栄えのクオリティが低下してしまいます。続いて2枚目の写真ですが樹脂製の燃料タンクカバーです。このパーツは大手バイクメーカー様の純正品で新品未使用品だったのですがお客様がオリジナリティーを追求する為に塗装された状態の物が自分自身納得がいかなくて弊社に綺麗で長持ちする最高級モーターショー用クロムメッキ加工を施せないかと言うご相談をして頂きました。残念ながら加工不可扱いになってしまったのですが、その理由は大手モーター関連純正品に元々塗装されている物は剥離出来るのですが、オリジナル塗装されている場合は剥離が困難な場合が多く部品素材表面を溶かしてしまったりしてしまう可能性が有る事から金属製品以外の物は原則メーカー塗装以外はお答えできない事になっています。メーカー様に新品未使用品が有る場合は購入して頂いた上で加工依頼して頂く事になります。もう一つは傷が付いてしまったパーツへご自分で樹脂パテ等で補修作業をされている様な場合、この様な状態の物も装飾クロムメッキ加工不可になります。以上の事をご参考にして下さい。

アルミポリッシュタペットカバーとアルミ装飾クロムメッキ加工の見栄えと長持ちさの違いを教えさせて頂きます

写真下部は1か月ほど前にブログに張り付けさせて頂いたシボレーアルミニウム製ポリッシュウ掛けしたタペットカバーをお客様がご購入された後で光沢を増したいと言う事で弊社にご依頼いただいて完成したのが上の写真となります。これらの写真はタペットカバー周辺に白色の包装材が写り込んでいるので写真2枚共にあまり綺麗に写ってはいませんがアメリカのタペットカバー製作会社に見栄えのクオリティと弊社の中メッキ加工(厚メッキ仕上げ)共に綺麗に仕上がっております。その上でどちらが光沢感が有るのか?そしてその光沢感はどちらが長持ちするのかを皆様に詳しくご説明させて頂きたいと思います。何でもそうですがメリットとデメリットが御座いますが加工賃の事から申しますと弊社の上メッキ加工(最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げ)が工程上大変に手間が掛かるのでお高くなります。その次に鏡面ポリッシュ仕上げ上ランクになります。次に中メッキ加工(分厚いメッキ仕上げ)と鏡面ポリッシュ仕上げ中ランクが同等程度の工賃となります。これらの差は物の状態とも比例するので完全に上記の内容とは限りません。次に納期ですが弊社の各工場の混み具合にもよりますがやはり加工賃が高い方が納期も掛かります。どのランクに於いても剥離作業は必須である為に付属部品が付いてある物でタペットカバー(それ以外の物も)に違う素材、例えばスチールなどはこの時に化学反応をおこして溶けてしまいますので気を付けなければいけません。それでは光沢感の違いについてですが写真添付をご覧いただけたらお分かりになられると思いますが銀色に近いのがやはり装飾クロムメッキ加工と言えます。しかしアルミニウムもご覧の様に磨けばその金属独特の光沢感が得られます。この銀色の光沢感と金属を磨き込んだ独特の光沢感は人によって好みが分かれます。次にそれぞれの光沢感はどちらが長持ちするかですがこの答えは間違いなく装飾クロムメッキ加工です。その理由は鏡面ポリッシュの場合はその金属は裸の状態ですので水やほこり、熱などで光沢感が次第に薄れてきます。考えとしては光沢感が薄れたら再度鏡面ポリッシュ加工を施せば綺麗に蘇らせる事が出来ます。ここで注意すべき点はあまり長い間腐食さえてしまうと巣穴が大きくなり綺麗さに期待が持てない仕上がりになるとこです。続いて装飾クロムメッキ仕上げの方ですが当然、銅メッキ加工、ニッケルメッキ加工、クロムメッキ加工、各分厚く仕上げていますので裸の生地に強度が高い服を何重にも着ているイメージです。

アルミニウムダイカスト製(アンチモニ)エンジン部品にメッキ加工を施す注意すべき点

上の写真は弊社が過去業者様からご依頼頂いたアルミニウム製ダイカスト(アンチモニ)に厚メッキ加工(中ランク)を施して欲しいと言う事からこの様に仕上がった状態です。写真を良く目を凝らして見てみると表面の部分部分がザラザラした様に見えると思います。これは所謂シボと言う物でダイカスト素材には必ずある物です。このダイカストは大きく分けて亜鉛ダイカストとこの部品の素材であるアルミニウムダイカストが御座います。メッキ加工を施す者としてこの文字を聞くと弊社の上メッキ加工が脳裏をかすめます。なぜならこの様な素材表面は鋳物肌である為にいくら磨いてもスチールやステンレスの様にならないからです。弊社はモーター関連に特化した工場ですから鏡面仕上げの完成品をお客様にご提供する事が可能では御座いますがお客様がメッキランクにより選んで頂ける選択肢が無く、先ほども述べました様に上メッキ加工でなければ加工不可である為に工賃が割高になってしまうと言うお客様にとってデメリットが発生致します。当然、上メッキ加工は通常の工程では無い為に完成納期もながくなります。しかしながら亜鉛ダイカスト素材部品の再メッキ加工はその様になりますが、アルミニウム製ダイカストは弊社のメッキランク中メッキ加工(厚メッキ仕上げ)でも上の写真の様に綺麗に仕上がります。バフが当たり難い箇所はご覧の様にシボ(ザラザラ面、所謂鋳物肌)の上にメッキがかかっている仕上がり、この見栄えで満足いかれるお客様は弊社の厚メッキ加工の選択肢があります。但し、この様なエンジン精密部品を綺麗にしたいと言うお客様は慎重に装飾クロムメッキ加工か鏡面ポリッシュを選ぶか、もしくは加工しないでおくか,選択を誤るとその精密部品は使用できなくなる恐れが御座います。弊社にお客様から届くパーツの中にはこの様なエンジン部品が少なくはありません。弊社も過去のデータからどのエンジン部品にメッキ加工を施すと不具合が出てしまうのかは、ある程度分かってはおりますが完全に分かっている訳では御座いません。弊社の代理店様の多くは旧車のレストア専門工場が多いですが、その様な専門知識がある業者様でもエンジン精密部品には装飾クロムメッキ加工はしないほうが良いと言う事をおっしゃいます。くれぐれもエンジン部品、特に精密なパーツには慎重に選んで頂く事がお客様にとってメリットにつながります。エンジン部品で装飾クロムメッキ加工が可能なのがタペットカバーやエキゾーストパイプ等、この様な部品は全く問題御座いません。もし分からない場合は弊社にお問い合わせ下さい。

ステンレスワンオフ製品にメッキ加工仕上げで失敗しない方法

上の商品はSUS304片板400番研磨をトラックに装着させる為にワンオフ製作された物です。白色ビニールを貼っているのがそうですが、車輌製作会社様がレーザーで加工されました。元々、ステンレスにはクロムが入っている合金なのでポリッシュを施すとまるで装飾クロムメッキ加工が施された様に見えます。しかしマニア様になりますとステンレス部材の鏡面ポリッシュでは電気メッキ加工による装飾クロムメッキの光沢とは全く別物だと直ぐに分かりますので、わざわざSUS304片面研磨板を購入してからレーザー加工や水圧による加工でオリジナル製品を製作してから装飾クロムメッキ加工を施して光沢度を上げられます。この加工のメリットは飛石やほこり等、正面ポリッシュでは綺麗さの長持ち具合が全く違う事が上げられます。要するに光沢度のアップとその光沢を長持ちさせる2つの大きなメリットが御座います。但し、バイクやトラックなどのステンレス製作されたマフラー等には装飾クロムメッキ加工を施すことは出来るのですが耐熱効果が低いので万が一加工を施してしまうとエンジンと排気ガスから徐々に熱が伝わっていき、最後にはメッキが割れてくる事になります。マフラー表面が蜘蛛の巣の様に見えてきます。その後その部分からクロムメッキが剥がれてくる事になります。例えばトラックのフロントバンパーやリア、サイドバンパー、通称起こし、ワンオフ製作ミラーステー等のステンレス製作品にはもってこいの装飾クロムメッキ加工です。要するにSUS製品にメッキ加工を施したい時に熱が掛かる様な場所に装着する物は施さない方がお客様にとって良いと言う事です。それでも光沢を出したい場合には鏡面ポリッシュを行うか、それともSUS部材を使用しないでスチール製でワンオフ製作されてから装飾クロムメッキ仕上げされる事が望ましいです。これまでのご説明でお分かりになられない場合やこれからオリジナル製品を製作される場合等は事前に弊社にお問い合わせして頂いてから設計及び製作される事が望ましく失敗をしないで済みます。上記の様に個人様がお取引がある車輌製作会社様やレストア専門業者様の場合は直接業者様からお問い合わせされる事がスムーズにお話が進みます。お互いに専門分野ですので・・・・しかし個人様がオリジナル製品を製作するのは至難の業で有ると共に、万が一失敗した場合には加工賃や時間が台無しになります。それを避ける為にも極力専門業者様に間に入ってもらって弊社に装飾クロムメッキ加工の御依頼をされる事が良いです。

光量不足で車検が通らないリフレクターに再メッキ加工

今日のお話は毎日の様に弊社にご相談が有る光量不足で車検が通らないリフレクターに対しての再メッキ加工してもらう事が可能なのかと言う事です。この様な場合、一番良いのは愛車をお買いお求めになられたディーラー様に問い合わせて新品未使用品のリフレクター在庫が有るかを調べてもらって、あれば購入する事が望ましですが10年以上経っている様な自動車の場合は通常メーカー在庫が無い事が多いです。この場合愛車を手放すかそれとも車検が通る様に光量(カルデラ)を再メッキ加工により上げるかと言う選択になると思います。ここで皆様にリフレクター内部に付着しているメッキについて詳しくお話をさせて頂きますがこのお話は非常に大事な事です。今から50年ほど前のリフレクターの多くは電気メッキ加工(湿式メッキ仕上げ)でライトの熱に強く光量も経年劣化しても長持ちする様なクオリティでした。例えばポルシェやベンツ、BMW等のリフレクターボッシュ社がそれです。この時代から徐々に蒸着メッキ(乾式メッキ仕上げ)のリフレクター生産が多くされる様になりました。これは自動車部品に特化したドイツのボッシュ社に限らず世界中の自動車部品メーカーもこの方法を採用してきました。リフレクター素材がスチールからABS樹脂にシフトされてきてから再メッキ加工出来ない物も出てきました。その理由はキツイ剥離剤にあります。この剥離剤は蒸着メッキの素材であるアルミニウムを溶かすだけでは無く、経年劣化したABS樹脂表面の生地も荒れたり場合によってはひびが入ったり割れる事さえ御座います。先ほどもご説明させて頂きました様に昔のリフレクター素材はスチール製が多く採用されていたので剥離剤でひびが入ったり割れたりする事は御座いません。この事から経年劣化したABS製リフレクターに対しての再メッキ加工は100%出来る物では無くて剥離剤に対して素材が耐えれるレベルにあるかを検査しなければいけないと言う事です。最近の高級車、国産、外国産問わずリフレクターの寿命は早ければ7年位程度です。最近は新車を購入しても数年で乗り換える方も多いと思います。弊社は大手自動車メーカー様ともお取引が御座いますのでこの様な低寿命のリフレクターの事も承知しております。メーカー様も皆様が10年も愛車を持ち続ける事はそう無いとお考えになられている様です。しかもリフレクターだけ購入する事が出来ない事が多くリフレクター内部部品と付属部品一体で購入する様になっています。これは普通自動車だけでは無くてトラックやバイクも同じシステムです。お客様にとっては良くない事だと感じます。

純正L型用ファンネルにメッキ加工

上の写真はL型エンジン用ファンネルに装飾クロムメッキ加工を施した完成品です。このオーナー様は以前に同型のタペットカバーに鏡面ポリッシュ仕上げのご依頼を頂いて続いて純正ファンネルを綺麗にしたいと言う事で追加依頼品になります。メッキのランクは下メッキ加工ですがご覧の様に見栄えの仕上がりはご覧の様にとても綺麗です。お客様によってはファンネル内部にもクロムメッキで光沢を出したいと言う場合には追加料金を頂きますがその様に仕上げる事も可能です。先ほどもご説明させて頂きました様にこのファンネルは純正品で経年劣化している状態で依頼頂きましたが、オーナー様の日頃のお手入れが行き届いていたので素材自体は少し表面が荒れている程度でした。40数年経過しているとは感じない状態でした。実は今回のオーナー様は他社様にもお電話で見積りをとられたとお聞きしました。お客様の見栄えのクオリティと錆びにくさのクオリティのお考えから弊社の下メッキ加工を選択して頂きました。L型ファンネルは6個ワンセットですが、上の写真では5個です。なぜならばオーナー様が一度お試しで1個下メッキ仕上げのファンネルをご覧になられた上で見栄えのクオリティにご納得されれば残りの5個も同じランクの仕上げで行いたいと言う事でしたので1個足らないのは既にオーナー様のお手元に御座います。その時のお客様のお言葉は下メッキ加工仕上げなのに凄く綺麗ですと喜んで頂きました。今回のオーナー様はファンネル内部まで鏡面による光沢まではお望みになられませんでしたので内部の仕上がりはニッケルがのっている様になっています。それでは下メッキ加工の工程をご紹介させて頂きます。純正L型ファンネル表面には錆止めであるアルマイト処理が施されておりましたので剥離作業を行います。続いてバフ磨きですが表面は磨きますが内部は磨きません。外部表面は少し生地が荒れていますが内部はさほど生地が荒れていませんでした。この事は恐らくホコリや汚れが付着しにくい事が影響しているのではと考えられます。次に銅メッキ仕上げを行いピンホール埋め致します。この時点でファンネル内部にも光沢のあるクロムメッキを望まれている場合には専用治具を使用し銅メッキ加工を施します。その治具の形状はファンネル内部中央部上から下まで突き抜ける様な物です。気を付けなければいけないのが素地に当たらない様にしなければいけません。万が一治具と素材が触れれば部品の破損につながります。そしてニッケルメッキを施して最後にクロムメッキを施せばご覧の様な仕上がりになります。

経年劣化ランタンを再メッキ加工(コールマン)

上の商品はコールマンのランタンタンクとカバー傘です。今回のご依頼主様は以前にもコールマンのランタン一式に再メッキ加工の御依頼を弊社にして頂いたリピーター様で、前回はランタンの素材が真鍮製で今回はスチール製です。そもそも真鍮製品はスチール製品と違い錆びにくいと言うメリットが有り、その分お値段が高いと言うデメリットが御座います。この逆でスチール製品は真鍮製品よりも錆びやすい性質が有り値段は真鍮製品よりも割安で販売されています。加工方法は弊社のメッキランク下メッキでお受けさせて頂きました。素材的には錆が少なく少し点錆が出ている程度、ご覧の様にまだまだ光沢が残っています。過去、弊社にはランタンタンクのご依頼はしばしば頂いておりますが今回の様な綺麗な見栄えの物は少ないです。例えて言えば光沢が無く表面には粒々の茶色っぽい錆が全体的に表れている様な状態です。その事から考えますと下メッキランクでも見栄えのクオリティを追求する事が出来る範囲です。コールマンはカナダ製品で装飾クロムメッキの見栄えのクオリティと錆びにくさのクオリティはアメリカ製とさほど変わらないと思います。皆様もご承知の様にやはり日本の装飾クロムメッキの方が良いと思います。この事はマニアの世界でも有名な話です。メードインジャパンと言う事です。それでは同じ装飾クロムメッキ仕上げなのに他国と日本はどの工程が違うのか?それはメッキ液の質、治具の質、バフレースの質、どれをとっても日本は良い物を使用している上に神経質なぐらいにバフやメッキ液に漬け込む作業を行い、検品もランクが低ければ再度し直し、心使いが出来ている差が完成品の見栄えに比例します。加工賃は日本よりもお安いと言うメリットはあるかも分かりませんが・・・それでは再メッキ加工の工程をご紹介させて頂きます。下メッキランクと言えどもスチール表面に付着しているメッキは剥離しなければいけません。次にバフレースですが180番手磨きで終了致します。タンク上部に有る穴周辺はパイプが飛び出している他くぼみも有る為に研磨しにくい箇所が御座いますが下メッキ加工はルーターでの磨き込みは御座いません。しかしながらこの位の経年劣化なら綺麗に仕上がると想定します。我々は長年の経験から出来栄えの想定が出来ます。因みにタンク裏面には刻印が御座います。この刻印の深さは結構御座いますので、この部分を磨いても消える事は御座いません。バフ磨き終了は銅メッキ加工、続いてニッケルメッキ加工、クロムメッキ加工へと移ります。