ホイル(バイク、自動車、トラック)

素材:鉄(スチール)
加工:厚メッキ仕上げ(中ランク)

持ち込まれる際の注意点
特に自動車、バイク用ホイルにはスチール製とアルミニウム製、そしてマグネシウム合金製の3種類が存在致します。(トラック用ホイルの場合はスチールとアルミニウムのみ)マグネシウム製品はメッキとの相性が悪い為に加工不可となります。素材がスチール製よりもアルミニウム製の方が表面にピンホールや巣穴が多いので、錆びたホイル又はガリ傷が有る様なホイル同様に下地修正を行う上メッキ加工を選択される事をお薦め致します。(金属パテとメッキ用プライマー処理を施してからの電着めっきを施す方法の事です。尚、新品未使用品や程度が良いホイルに関しましては中ランクの厚めっきで十分綺麗な仕上がりになります。(上ランクと中ランク共々に電気めっき仕上げですので本物のメッキホイルです。)それではもっと細かくホイルに対しての施工方法をご説明させて頂きます。皆様が一番気になるのが加工賃だと思います。お値段が決まる上で大事なことを4つあげます。1つ目は4輪車の場合片面のみ装飾クロムメッキ加工を施せば完成致しますが、2輪車の場合は両面仕上げが必要となる為にお値段がお高くなります。(基本、自動車ホイルよりバイクホイルの方が高い傾向にあります。)2つ目はインチ数が大きい程お高くなりますが、以外にも小さすぎるホイルも手間が掛かる為に大きさの割に割高になります。(例えばゴリラのホイル)その理由は、アノード(電極)をその形状にあった物を作らなければいけない事と、小ささが故に当たり難い為手間が掛かる磨きが必要となるからです。3つ目は形状です。最近のアルミホイルは昔と違いスポークやリムの形状が斬新なデザインが多く、今までのアノード(電極)装置ではメッキがあたりにくく厄介な物も存在致します。この様な歪なデザイン物はお高くなります。4つ目はメーカー純正品、外品、新品未使用品か経年劣化したホイル、またはメッキが施された物か塗装物か、この様な違いでも工賃は変わってきます。因みに再めっき(リクローム)の方がお高くなります。(ガリ傷補修などは別途料金が発生致します。)この様な事柄を踏まえて以前弊社が行ったホイルメッキ加工例をお話させて頂きます。1例目はバイク用なのですがリムにスポークとニップルで組み立てるタイプ物です。メッキ加工は塗装と違い、各部品の素材によって施工方法が異なります。要するにスチール製部品はそのやり方、アルミニウム製部品はそのやり方と言う感じで。今回の案件はスポークはスチール製(棒状)でリムとニップルはアルミニウム製でした。この様な場合にはホイル全部品を分解してから同じ素材ごとに分けます。この時の加工賃はスポーク1本ごと、ニップル1個ごとに発生致します。通常の1ピース物の方がお安くなる事が御座います。次に自動車用のお話ですが20年ほど前の希少価値が高いレイズ製ゲノムホイルで2ピースと化粧ボルトで構成されアルミニウム製ハブキャップ中央部には樹脂製ゲノムエンブレムが装着されているタイプです。北海道のお客様からのご依頼だったせいか、全体的に錆の粉が吹いている状態でした。加工方法としては先ほどと同様に全部品を分解してから素材が同じ物と違う物を分けます。リム、スポーク、ハブキャップはアルミニウム製、化粧ボルトはスチール製でした。この様な場合4本ホイルの中に腐食の程度が良い物や部品が存在する事があります。お客様の立場にたって考えますと綺麗に仕上がった上で工賃がお安くなるランクが良いに決まっています。ホイル1本の中の各部品ごとの経年劣化状態によってメッキランクを変えながらコストを抑えていく事も心がけております。ホイルに対してのバフ研磨は専用の機械を使用しておりますので装飾クロムメッキ仕上げ以外でも鏡面ポリッシュ仕上げも承っております。前例ではベンツマイバッハ純正ホイルに両方の施工方法でお客様に喜んで頂きました。(弊社ブログ参照)

メッキ加工の参考

before

20数年前のレイズ社製ゲノムホイル(2ピース)です。化粧ボルトとハブキャップそしてリム、スポークを分解してから加工を施します。

after

オーナー様は北海道の方で20数年間使用されておられましたので全てのパーツが酷い錆でした。ハブキャップは4個全てガリ傷の様な深い腐食があった為にアルミ製パテとメッキ用プライマー処理を施す補修メッキ、リムとスポークは厚メッキ加工を施しました。(これが本物の電着メッキホイルです。)

メッキ加工した例(ブログ)


その他のメッキが可能なアイテム

バンパー

2300ミリを超える大型トラックオリジナル舟形バンパーにクロムメッキ加工ができます。板金が必要な280SLやハコスカなどの旧車バンパーそして現行車の樹脂バンパーにも最高品質なクロムメッキ加工が可能です。

素材:鉄(スチール) 加工:厚メッキ仕上げ(中ランク)

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ドア

特にドアメッキのご依頼の殆どがトラックです。軽トラックから大型トラック(トレーラーヘッド)のドアへの加工が可能です。(スペースレンジャー用)

素材:鉄(スチール) 加工:厚メッキ仕上げ(中ランク)

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バイクペダル(キック)

バイクチェンジペダル(キック)等はアルミニウム製やスチール製で出来ている事が多くメッキ加工を施してから足をのせる為のゴム製パーツを装着させて製品になっています。

素材:鉄(スチール) 加工:厚メッキ仕上げ(中ランク)

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バイクフェンダー

クレージーフランクフェンダー外周部に装着されている丸パイプ溶接とフェンダーとの深い溝に板金加工を施してからメッキ加工を施しております。(綺麗さにお客様がビックリされてました。)

素材:鉄(スチール) 加工:厚メッキ仕上げ(中ランク)+板金加工

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フロントグリル(自動車用、トラック用)

このグリルは40数年前に生産されたトラック用純正グリルで現在としては希少価値がかなり高い様でそれに再メッキ加工を施しました。(2380ミリのグリルまで対応可)

素材:鉄(スチール) 加工:厚メッキ仕上げ(中ランク)+板金加工

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その他自動車部品

旧車で使用されているクロムメッキが施された金属外装部品、例えばアウタードアハンドルやエンブレム、マスコットパーツ、テール枠、リム等、様々なパーツに亜鉛ダイカスト(アンチモニ)が使用されていました。これらの素材のパーツに対して綺麗な再メッキ完成品を作る為には上メッキ加工でなければ出来ません。

素材:亜鉛ダイカスト(アンチモニ) 加工:上メッキ仕上げ

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その他バイク部品

マフラーに再メッキ加工を施して当時の様な綺麗な状態に蘇らせる事は可能で御座いますが内部に触媒が入ってると不可になります。旧車マフラーには触媒が装着されておりませんので殆どの場合は可になります。しかしながら内部にはびっしりと煤汚れが付着している為にメッキ槽が汚れてしまいます。装飾クロムメッキ工場の殆どがこの様な場合加工を受けてくれないのですが普通です。弊社はマフラー内部を専用の薬品により徹底的に洗浄した上でマフラー専用のメッキ液を用いて加工致します。(上の写真はクレーン車ラフター純正マフラーに電着を施しました。直径は300ミリです。)

素材:鉄(スチール) 加工:マフラー専用クロムメッキ仕上げ

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その他トラック部品

FRP製フロントパネルにもメッキ加工を施す事が出来ます。メーカー純正新品未使用品(未開封)であるならば内外装樹脂製部品の殆どに最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げが可能です。特にトラックは365日走行する事が多い為にメッキパーツは見栄えのクオリティと傷や汚れに強い商品を提供しなくてはいけません。弊社はその2つのクオリティをお客様にご提供させて頂いております。

素材:FRP 加工:特殊クロムメッキ加工

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