自動車のハンドル鍵にオリジナルカバーを製作した物をメッキ加工

上の写真は現行自動車用アウタードアハンドルの鍵に

被せる為に製作したオリジナルカバーです。

素材はABS樹脂で出来ており左右のドア2枚分の

パーツになります。

今回、ご依頼して頂いたお客様は初めての個人様で

愛車のアウタードアハンドルがメーカー純正のメッキで

鍵穴部分もメッキで統一したいとのご要望で当社の

最高級モーターショー用クロムメッキ加工をご希望されました。

このブログをご覧の皆様の愛車も当然鍵穴にはメッキが

かかっていないと思いますアウターハンドルにに拘りが有れば

当然この鍵穴にもクロムメッキを施して満足したいと

考えるのも分かります。

市販しているアウタードアハンドル用鍵を隠すクロムメッキ製

パーツが世の中に存在しない事からこのオーナー様は

ご自分でワンオフ製作してくれる専門業者様に頼んで

この様なABS素材で通称メクラ板を製作されたと言う事です。

トラックでもこれに似たパーツがあります。

それは樹脂パーツをキャブやボディに取り付ける時に

概ねネジやボルトで付けるのですがそのネジやボルトを

隠す部分にクロムメッキ加工を

施して見栄えのクオリティを上げる方法が昔から御座います。

この事はアートトラックのトップクラスの方は

必ず追求される部分です。

トラックのアウタードアハンドルに到着されているメクラ板や

大型トラックに標準装備されているワイパーパネル付近に

付いているグリップのネジを隠す為のメクラ板等沢山の取り付けよう

メクラ板が存在致しますが全てクロムメッキ加工が可能です。

これらのメクラ板は部品と完全にくっ付いていますので

クロムメッキ加工を施す時に別々に切ってしまいます。

その上でメインの部品とメクラ板を別々にクロムメッキ加工を

施して完成してからお客様がトラックにボルトやネジを使って

装着されてからメクラ板クロムメッキパーツを

被せて完成となります。

そうする事でボルトやネジ部分もクロムメッキパーツで完全に

見えなくなりその周りのメッキパーツと同じ見栄えになります。

それでは鍵を隠すオリジナルメクラ板に最高級モーターショー用

クロムメッキ加工を施す方法をご紹介させて頂きます。

この部品は新品未使用品でありますが人の手で

触れている事も有り脱脂作業を致します。

次にABSには下地修正を施さなければ綺麗な仕上がりと

通電効果が無いので加工致します。

続いて銅メッキ加工、ニッケルメッキ加工、クロムメッキ加工を

施して完成品となりますがメクラ板の裏面に治具を

はんだ付けしていますので慎重に取ります。