ブログ

ご依頼品の納期に関してお知らせ

弊社にお客様からご依頼頂きましたパーツが

完成品としてご発送できる納期に関しまして

ご説明をさせて頂きます。

ご依頼主様の多くが金属製品の場合には

中メッキ仕上げ所謂分厚いメッキをご希望されております。

この様な場合、基本的には約30日営業日を

頂いておりますが素材の状態

(腐食具合や表面の塗料、メッキ)と大きさや

工程上手間がかかってしまう様な形状等、

更に傷に対しての板金加工そして銅メッキ、

ニッケルの数度漬け(小さな巣穴を見ななくする方法)で

日数に変動が出る事が御座います。

そして樹脂製品の納期は新品未使用品でメーカー純正品で

未塗装状態の場合は早ければ10日程度で完成致します。

通常は2週間から4週間程度頂いております。

弊社の中で一番納期を必要としている物が

旧車などで多く見られる亜鉛ダイカスト素材のメッキパーツ、

例えばアウタードアハンドルやエンブレム、

マスコット等これらは剥離後に全面表面補修を行わなければ

綺麗な仕上がりにならない為に45日営業日から

60日営業日を必要と致します。

忙しさによってはこれらの期日を超える事も御座います。

樹脂製部品ご依頼時のご説明(業者様、個人様向け)

弊社のメッキ加工は金属製品だけではなく

樹脂製品にたいしても最高品質

(最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げ)を

業者様、個人様にご提供させて頂いておりますが、

樹脂は金属よりも素材が弱い為にナイーブな状態です。

剥離や脱脂に対しても表面にダメージを負わせる他、

ドブ漬けのメッキ槽も金属に対して使う槽では無いので

少し縦横高さが小さいのです。

例えば金属製(鉄)大型トラック用フロントバンパー

(2400ミリ)の様な大きな物が入るメッキ槽には

入れないで樹脂専用槽に入れます。

それも樹脂の素材のよっても槽が異なります。

特にFRP製品専用メッキ槽は長さが750ミリを限界とします。

ABSやPP、アクリルに対しては1600ミリ迄です。

(場合によっては1700ミリまで)

本日個人様より日野トラックの1800ミリワイパーパネル

(樹脂製)に最高品質であるモーターショー用

クロムメッキ仕上げにして欲しいと言うご相談を頂きました。

この場合3分割に切ってから施工する旨をご説明させて頂きました。

お客様によっては分割で切れ目が入る事を嫌う方も大変に多いのです。

この場合はランクを下げれば2000ミリまでの

ABSやFRPに切れ目を入れずに施工出来ます。

上記でご説明をさせて頂きました様に

特に樹脂は金属よりも厳しい条件を

クリアする必要な場合があるのです。

ベントレー用アルミ製ハブキャップに再メッキ加工 千葉県個人様

ベントレー用アルミニウム製ハブキャップに刻印が有り、

ご覧の様にクロムメッキが剥がれて表面の腐食が

分かる状態を出来る限り綺麗に

してほしいと言うご依頼です。

お客様にはメーカー純正品が手に入るのであれば

その方が良いのではとご提案させて頂きましたが

本国で同じ型が手に入るのは難しいと言うご返事でした。

当然その様な事でしたらこのパーツを生かしていくしか

方法が御座いません。

お客様のご希望で刻印はこのハブキャップの生命線なので

それは出来る限り残してもらいたいと言う事です。

と言う事で弊社のメッキランク中ランクでのご希望となりました。

因みにアルミニウムの腐食が写真の様な状態になりますと

バフ研磨を徹底的に追い込んで銅の3度漬け、

ニッケル、クロムを施したとしても

そうそう新品未使用品の様な状態には戻りません。

その理由はスチール(鉄)の様に素材が強くないので

表面に腐食痕が出だすとかなり内部まで浸透してしまっている為に

見た目よりも作業を行うともっと酷い状態になっているのです。

弊社の上メッキですと新品未使用品以上の仕上がりと腐食しない

クオリティでお客様にご提供させて頂く事が可能です。

その場合は刻印などが消えてしまいます。

(アルミパテ、メッキ用サフ、プライマー等使用する為)

中ランクで予算が有るのなら追加料金にはなりますが

腐食痕に板金加工を施す手も御座います。

この様にお客様の見栄えのクオリティにあった

ランクを弊社はご提供させて頂く事が可能なのです。

メッキと言うジャンルと塗装と言うジャンルの選択肢

キーワードを入れて検索エンジンで調べてみると、

例えばメッキ加工で言えばメッキ塗装と言う文字を

使用するホームページやそれらを

紹介するサイトに当たります。

そもそもメッキと言う方法と塗装は

全く違う物なのを皆様はご存知でしょうか?

私の友人で大手塗料メーカーで部長を務める方がいます。

私はメッキ加工を施す業種で

彼は塗料を研究した物を生産して販売し

お客様に売る仕事。

昔からその友人が私にこの様に言います。

メッキと塗装は相対する業種だと。

と言う事は私と友人は物に表面処理を施すジャンルでは

同じだが加工方法、施工方法と言う視点では

全く別物だと言う事。

例えば世の中に100ある物質に表面処理施す

仕事があったとします。

家やビルの外装塗料、船の腐食防止の為の塗装、

自動車ボディ等に塗装、または自動車、バイク、

トラック等の部品にメッキ、

皆様もこれらの事を頭に思い浮かべてイメージして下さい。

メッキと塗装は物に対して表面処理を行うのは

一緒だが目的が違うのが何となく分かって

頂けたのではないでしょうか?

弊社にご依頼やご相談の中でメッキ塗装出来ますか?

と言うお問い合わせが大変に多いのですが

これは上記でもご説明をさせて頂いた様に

全く別物なのです。

確かに一部でこのワードでお仕事をされている

販売者様や業者様がいらっしゃいますが、

分かりやすく言うとメッキ調塗装と言う意味だと思います。

具体的に言うとモーター関連メーカ様

(自動車、バイク、トラック)で販売している

グリルやモール、アウタードアハンドルやホイルに

クロムメッキが施された純正品、

このピカピカで銀色で顔がはっきりと写る見栄え、

これが(クロム)メッキ加工です。

この様な物はメッキ塗装仕上げでは御座いません。

業者様が下地処理した状態でのメッキ加工

今回のお話は弊社とお取引頂いている業者様が

パーツの表面処理を行って頂いた上で

メッキ漬けだけをご希望される場合について

お答えさせて頂こうと思います。

この様なご依頼はお客様にとってかなりの危険性を伴う為に

特定のお取引業者様しかお受けしておりません。

なぜならば高出力専用バフ研磨機を使用していない為に

素材表面のピンホールや巣穴が十分に取り除けていないので

完成時に於いて見栄えのクオリティが追求出来ないのです。

そしてこの様な状態でドブ漬けしたパーツを

バイクや自動車、トラック等に装着しても

直ぐに錆びたり致します。

磨けたように見えてもよく目を凝らして見てみると

針で刺した様な物が沢山見えます。

これが錆や見栄えの悪さの元凶の一つとなります。

お取引業者様で綺麗な下地処理を施されるのは

同業者のクロムメッキ加工工場様です。

同業者なので添え付け高出力専用バフ研磨機を

持ってらっしゃるので気持ち良くメッキ加工を

お受けさせて頂いています。

それではなぜ同業工場からご依頼が弊社に来るのか?

それはバンパーやグリルなどの2000ミリを超える様な

大型パーツがメッキ槽に入らないので

弊社の大型メッキ槽を借りてと言う意味合いです。

確かにお客様で下地処理を施して頂きますと

加工賃は当然お安くなりますが

上記の様なデメリットが付きまとう事になります。

出来る限り全ての加工処理を弊社に丸投げして

頂く事が望ましいと言えます。

傷がついてしまったホイルキャップを再メッキ加工

業者様から旧車日産カルフォルニア純正ホイルキャップが

自動車事故により傷と凹みが出来てしまったので、

表面補修を施した後、

分厚くクロムメッキ加工を施してもらいたいと言うご相談です。

当然、新品未使用品の仕上がりでご提供させて頂きますが、

本来であるならば純正品が購入できるのであれば

その選択肢の方がお客様にとっては良いです。

(コストパフォーマンス)

しかし旧車のパーツで新品を購入できるのはベンツ

(以外にベンツは本国で旧車の新品純正品をお安く購入できます。)

などのごく一部の自動車です。

そうなるとこの様に修繕した上で

レストアするしか方法が御座いません。

今回の案件は傷と凹みは差ほど深くは無いのですが

全体的に浅い物が沢山有る様な状態です。

この様な場合にはまず板金職人とバフ職人に検品してもらいます。

そうする事でお客様に加工賃のご負担を

最小限でご提供できる事に繋がります。

(バフで磨いて浅い傷が消えれば板金加工賃はかからない。)

もう一つは銅メッキやニッケル仕上げの時に通常より分厚目に

ドブ漬けする事で傷が浅い箇所等は消える事もあるからです。

特にパーツに対する板金で同じ状態の物は絶対に御座いません。

手間暇かけて各専門分野職人の技術を結集する事で

最高品質のパーツへと蘇ります。

2020年度のメッキ加工に於ける工賃

近年、様々な業種分野に於いて材料費、人件費の高騰で

商品やサービスが高くなっております。

弊社は去年同様来年も変わらずの工賃で

営業する方向で考えております。

メッキ工房光沢屋の営業携帯はお客様の見栄えと

腐食しにくさのクオリティを3段階によって上、中、下ランクに分け

様々なお客様のご希望に合ったサービスを

ご提供させて頂いております。

分かりやすく言えばメッキ加工と言えども自動車、

バイク、トラックの修理の様に手間賃によって加工賃が決まります。

当然、物の大きさや素材もこの事に比例致します。

そこで一番工賃が掛かりにくいのはどの様な物か?

皆様が一番ご興味があるのではと思いますので

例を挙げてご説明をさせて頂こうと思います。

お客様からのご依頼やご相談で一番多い金属素材は

スチールで樹脂の場合はABSです。

これらの素材は他の物よりも手間が少なくなる傾向が

御座いますのでお安くなります。

その中でも塗料が付着していない状態なら更に良いです。

素材表面が指でなぞるとツルツル、

大きさも手の平サイズで真平らな形状、

そして新品これらの条件が条件が全て当てはまると

お手頃な加工賃で済みます。

※上記のご説明は最高品質の電気によるクロムメッキ加工です。

ハーレートランスミッショントップカバーに厚メッキ加工

サンドブラスト(通称ショット)を行った

アルミニウム製ダイカスト(アンチモニ)素材のハーレー用

トランスミッショントップカバーに分厚いクロムメッキ加工を

施して最高品質の光沢を出す方法をご紹介させて頂きます。

今回は業者様も方でショットを打たれてご相談いただきましたが

クオリティを上げる為には手順が御座いますので

出来る限り付属品を分解して頂いてから、

そのままご依頼される事が望ましいと言えます。

まずは素材に応じた剥離剤で生地を出します。

その後に専用バフにより表面を磨いていきますが

ボルト取付付近の溝や入り組みが有る様な個所には

それらが当たらない為に完成時に磨いた箇所とそうで無い個所に

見栄えの差が出てしまう事が御座います。

その様にならない様にショットを利用して磨くのです。

確かにバフと同等にはならないかも分かりませんが大分ましになります。

今回のパーツ程度なら素材の腐食や入り組みの程度が良いので

薄メッキ仕上げでも綺麗に仕上がるレベルとも言えます。

経年劣化ヘッドライトハウジングを再メッキ加工

現在販売されていないヘッドライトハウジング

(ヘッドライトカバー、ライトリム)が経年劣化によって

錆がご覧の様に表面に表れている状態で、

再メッキ加工により新品未使用品に蘇らせる事が可能か?

と言うご相談ですが、答えは勿論可能です。

その理由はこの素材がスチール製で尚且つ裏面までは

腐食が浸透していない事とリムとカバーとで2分割出来るので

バフで磨きやすい事がその理由になります。

但し表面に付着しているメッキを完全剥離しなければ

100%と言う訳では無いです。

万が一スチール表面にキツイ錆が表れてバフ研磨によって

生地が戻らない場合は板金などの表面補修と言う作業を行う事で

お客様にとって満足いく見栄えのクオリティを

ご提供させて頂ける商品へと誕生致します。

前回のブログでも腐食痕の事についてご説明をさせて頂きましたが

アルミニウム素材の部品の場合はかなり生地を

新品に戻すことは難しくこれらの事は素材が

何で出来ているかによって大きく変わってきます。

当然、その工賃も変わってくる事になります。

金属製品にメッキが施されている物でリクロームが

必要な場合スチールが一番加工がしやすく、

続いてステンレス、真鍮、アルミニウム、亜鉛ダイカストとなります。

埼玉県バイク業者様からのご相談でハーレーカムカバー再メッキ加工について

埼玉県のバイク業者様からご相談頂いたパーツで、

ハーレーダビッドソン純正カムカバーが

ご覧の様に経年劣化によりクロムメッキが剥がれて

アルミニウムダイカストの生地が見えてしまっている状態です。

ご希望としては綺麗にメッキ加工で蘇れせて欲しいと言う内様です。

このパーツの裏側も添付させて頂きましたが

穴の部分に真鍮らしき物が御座います。(金色っぽい物)

実はこの部分が肝で再メッキ加工に於いては

同一素材以外は不可になる事が多いのです。

その理由は剥離剤によりこの違う真鍮までもがメッキと共に溶けてしまって

この穴周辺部分が広がり完成時に装着する時に部品との間が広がって

クリアランスが悪くなりパーツの意味が無くなると言う危険性があるのです。

この様な場合はメーカーで新品未使用品が手に入るのであれば

購入する事が正解となります。

もう一つの危険性はアルミニウムダイカストにクロムメッキが

施されて写真の様な腐食によってメッキが剥がれたり素材が

ザラザラした状態になりますと

通常の剥離後、バフ研磨、亜鉛置換、銅メッキ、ニッケルメッキ、

クロムメッキを施しても多くの物は完成時に

腐食部分が残ってしまう事が多いと言う事です。

そうなると弊社の上メッキ加工で行う表面補修メッキ仕上げでなければ

物理的に新品の様な仕上がりには絶対になりえません。

この2点からもやはり今回のパーツは新品が手に入るのであれば

その選択肢が良いと考えられます。