旧車 鉄仮面エンジン内部部品 アルミニウム製ダイカスト(アンチモニ)鏡面ポリッシュ完成品

このエンジン内部部品が装着されているのは昭和59年式の

スカイライン通称鉄仮面です。

素材はアルミニウム製ダイカスト(アンチモニ)です。

以前に加工前の写真をブログに貼り付けさせて頂いていましたが

お客様が以前赤色にオリジナル塗装されていたのが分かります。

このての自動車用エンジン部品に使用される素材にスチール製品以外に

アルミニウム製ダイカスト(アンチモニ)がよく使われていますが

新車で購入した時も表面が鋳物肌のザラザラした状態になっています。

エンジン内部部品を見るのにはボンネットを開けなければ見えない為に

この様な部品に見栄えを良くする為にクロムメッキや鏡面ポリッシュを

行うお客様は見える箇所に加工を行うお客様と比較すると大変少ないです。

国産車、外車問わずレーシングカーや自動車のイベント用で使用する為に

業者様やマニア様からのご依頼が殆どです。

エンジン部品によくある形状なのですがこの写真で言いますと

各形状はパイプが数本に四角いパイプに各パーツが繋がっている様な

パターン。クロムメッキ加工を施すのには適していない形状なのです。

その理由はパイプとパイプの間が狭い場合は綺麗にメッキが入りにくい

メッキがかかっている部分とメッキがかかっていない部分との見栄えの

アンバランスさが大きい為にクロムメッキ加工には不向きだと言えます。

但し、形状が長方形のタペットカバーは別ですが・・・・

この写真の完成品は鏡面ポリッシュ仕上げですがクロムメッキ加工同様

ご覧の様に大変綺麗に仕上がっております。

アルミニウム素材はスチール素材と違い錆びる速度が大変遅い上に

スチールが錆びた時の様な点錆びや錆びた時の色が茶色になる事は

御座いません。

アルミニウム素材が錆びるとその表面が青っぽくなり

その箇所を磨くなりしたらまた綺麗になる性質が御座います。

当然、上質なワックスやガラスコーティング剤が購入できますので

それらを使用すると綺麗な状態で保つ事が出来ます。

当社は、この様なアルミニウム製ダイカスト(アンチモニ)

エンジン部品でその形状によりメッキがのりにくい製品に

関しましては鏡面ポリッシュ加工をお勧めしております。

鏡面ポリッシュを部品に施す事によりそれぞれの金属特有の

輝きが出て初めて鏡面ポリッシュをご依頼して頂いたお客様が

出来具合を見られて感動されて他の部品にも鏡面ポリッシュを

ご希望される方が大変多いです。

当社の鏡面ポリッシュ仕上げに使用する機械やバフは特注ですので

写真の様に大変綺麗に隅々まで仕上がります。