1975年(昭和50年)式の経年劣化したサニーバンパーを再メッキし醜くなった外品バンパーも綺麗に致します。

この経年劣化が酷い方のスチールメッキバンパーは

1975年(昭和50年)式で43年経った状態の写真で

もう一つのメッキバンパーは錆が殆ど無くクロムメッキ表面に

光沢クリアーが剥がれている痕が有る状態の写真になります。

このバンパー共にサニーのバンパーなのですが

腐食が酷いバンパーは日産純正品でもう一つのバンパーは外品になります。

それではこのサニーバンパーの再メッキ加工(リクローム)の

お話をさせて頂きたいと思います。

当社のホームページに細かくご説明させて頂いております様に

当社のクロムメッキ加工には上メッキ加工、中メッキ加工

(分厚いメッキ)と町のメッキ屋さんのレベル

(下メッキ加工)の3種類が御座います。

メッキ加工されたいパーツの経年劣化(錆)や素材の種類

(亜鉛ダイカストやスチール等)によって見栄えのクオリティと

長持ちするクオリティをお客様に丁寧にご説明を

させて頂いた上でメッキ加工されたいランクを

選んで頂く事になります。

まず初めに外品バンパーに光沢クリアーが施されている物は

当社のメッキランク中メッキ加工(分厚いメッキ)で

施工を行うとメーカー様純正クロムメッキ製バンパー同等ないし

それ以上の仕上がりになります。

もう一つの経年劣化が酷いバンパーはお客様のご予算と納期が有るのなら

当社のメッキランクである上メッキ加工を選択される事が

望ましいと考えられます。

その理由は、この経年劣化したバンパーを見た時の裏面の錆の状態と

スチールの肉厚がかなり薄い事

それとバンパーを持ち上げた時の重さが大変軽い事

そして、今まで経年劣化が酷いバンパーを再メッキ加工した経験値から

出来れば上メッキ加工が望ましいと言う結論に至りました。

中メッキ加工と上メッキ加工の違いは剥離後とメッキをかける前の

下地作業に御座います。

中メッキ加工はシアンでメッキを完全に剥離した後

腐食痕や剥離で錆が溶ける為に起こる貫通穴等を

板金加工で表面補修する工程を致しますが

この作業でクオリティを上げる為にはスチールの肉厚がある程度必要で有る事

もう一つは錆が酷い個所の広さが大きい場合は

見栄えにクオリティが追求出来ません。

この中メッキ加工(分厚いメッキ)の板金加工は真鍮を溶かして

腐食痕や貫通穴に流し込む方法を用いる事から

かなりの熱を帯びている為に素材が薄く錆が酷くて

その状態の面積が広い場合は真鍮の熱に負けて

穴が広がってしまう危険性が御座います。

これは今までもバンパーを再メッキした経験値から

有る程度剥離しなくても想像できます。

一方、上メッキ加工はシアンによる剥離は中メッキ加工

(分厚いメッキ)と一緒ですが板金と言う作業は行わず

アルミニウムの細かい金属パテで経年劣化が酷くて

尚且つ中メッキ加工(分厚いメッキ)で行う板金加工を

施したとしても物理的に綺麗にならない様なバンパーに行う作業です。

この方法だと真鍮を溶かした大変熱い状態で更に貫通穴を広げる事も

御座いませんし経年劣化が酷く手の施しようが無いバンパーの状態でも

バンパー表面を作り直すと言う事から新品の見栄えの再メッキ加工と

生地にメッキ用サフェーサー、プライマー処理も施す事から

純正メッキバンパーよりも腐食しにくいクオリティの商品を

お客様にご提供できる事が出来ます。