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希少価値の高いスチール製グリルを板金加工後に再メッキ加工(リクローム)したビフォー、アフターのご説明。

ご覧のパーツは希少価値が高い錆びていてあたった痕が大変酷くボコボコのスチール製グリルを板金加工し再メッキ加工した状態の写真です。

写真のグリルアップ写真に布のほこりが残っていますので、傷では御座いません。

大きさは長さ2380ミリで、グリルとグリル枠を業者様がスポット溶接をドリルで飛ばして頂きました。

後にステンレス製ボルトで固定するとおっしゃっていました。

ヤフオクで中古グリルをお客様がご購入されて板金加工した後に厚メッキ加工してトラックに装着したいとのご要望でご依頼して頂きました。

この写真の中でアップ写真の箇所が板金加工した所ですが綺麗に仕上がっていますので分からないと思います。

この商品の加工の仕方ですが、まずメッキがかかっていますのでシアンによるメッキ剥離を一週間ほどかけてグリルを漬け込みます。

メッキ(銅メッキ、ニッケルメッキ、クロムメッキ)が剥離が終了致しますと、元々のスチール素材その物になり、この時には錆もシアンで

溶けている状態になります。

次に行う作業はバフ研磨作業によって素材の面を綺麗に磨きますす。最低でも360番位は磨かなければいけません。

因みに磨ければ磨くほど綺麗にメッキがかかります。

バフ研磨終了後、板金加工を行うのですがこの時にお客様に凹みも個所と腐食痕の場所と板金加工した時の見栄えのクオリティと

お値段をご連絡致します。

お客様によっては板金代金の予算が限られている場合、幾ら分まで綺麗に板金加工して下さいと言ってもらえる事によってお客様も

加工賃の追加分をご心配せれなくて済みます。(中メッキ加工の場合のみ)

今回のお仕事はお客様のご予算内で板金加工が済みました。

板金加工で使う物は真鍮です。板金加工には様々な素材を使用致しますが、一番良いのは真鍮を使用する楊板金です。

車屋さんが楊板金されてもメッキをかけた時に板金痕が残りますのでおやめになられた方が良いです。

楊板金終了後、もう一度、バフ研磨によって板金加工の表面と元々の素材の面を平らに磨きます。

どんなにボコボコでも楊板金をして綺麗になる訳では御座いませんので上メッキ加工での再メッキ加工もご検討されなければいけない事も

御座います。

この時点でやっとメッキ加工前の下地作業が終了となります。

厚メッキ加工(中ランク)と特殊メッキ加工(上ランク)のメッキ加工(再メッキ加工)する際の最大の長さは2400ミリ以内になります。

下ランクは3000ミリでもメッキ加工は出来ます。

次に行う工程は銅メッキ加工を行いもう一度バフ研磨によってピンホールを削れた銅によって埋めます。

この作業が終了致しますと、お客様が厚メッキ加工をご希望されていますので

もう一度銅メッキ加工を分厚く行い、ニッケルメッキも分厚くし、最後にクロムメッキ加工を行います。

メッキの仕上げの為に細かい粒子の青粉で磨いて終了です。

お客様(個人様、業者様)のクオリティに対するお考えとお値段で選んで頂く事がお得になると思います。

丁寧なご説明でご納得して頂く事に徹します。メッキ工房光沢屋にご相談ください。