トラック用ホイルのメッキ加工について
2018年05月07日
今回はトラック用ホイルにメッキ加工を施す事についてのお話をさせて頂こうと思います。
日本で一番トラック用ホイルを製造されているトピー工業株式会社様も、以前はアメリカのアルコアと共同出資でトラック用メッキホイルを
製造販売されておりましたが現在はメッキホイルの製造をされていない為に在庫分が無くなってしまえばそれで終了と言うお話を7年ほど前
からお聞きしておりました。
全国のトピー工業株式会社製メッキホイルを取り扱っている代理店在庫が無くなってからは当社にトラック用メッキホイルの加工をしてほし
いとのご要望が大変多くお受けさせて頂いておりましたが3年ほど前からメッキホイルの完成よりもメッキホイルの加工依頼の方が
上回ってしまいトラック用メッキホイルの予約は受け付けさせて頂いていない状態です。
今までトップレベルのアートトラックの業者様や個人様にはお互いにトラック用メッキホイルの加工工程や海外産のトラック用メッキホイル
のもち具合等、当社が今持っているトラック用メッキホイルの現状やこれからトピー工業株式会社様が製造されていくのかどうなのか等
情報をご覧の皆様にご提供をさせて頂きたいと思います。
まず現在日本のトピー工業株式会社製メッキホイルの在庫は全く無いとの情報は頂いており、一部のマニア様が新品未使用のトラック用メッ
キホイルを大事に持ってらっしゃる位だそうです。
ですので純正トラック用メッキホイルが普通に購入できる事は無い様です。
中国産や台湾産、韓国産で作られたスチールホイルに現地のメッキ工場で加工された物が日本で販売されている事は皆様がご承知の事実で
す。
外品のメッキホイルを履いて数か月するとメッキが剥がれたり、直ぐに錆びたりと散々な目にあったと言うお話が御座いましたが
ここ数年で外品メッキホイルでも数年持つ物も出回る様になってきたとの事です。
それでは本家本元のトピー工業株式会社のトラック用メッキホイルがなぜ細部まで綺麗にクロムメッキが掛かっていたり綺麗で錆びにくいの
かを包み隠さず皆様にお話をさせて頂きます。
トラックのドライバー様は洗車等足回りを見られる事が有ればお分かりになられると思いますが、特に旧型のJIS規格ホイルは表面の部分
とリムの部分が別で加工されている痕、即ち溶接痕が有るのが分かると思いますが、元々トラック用スチールホイルが出来上がる前は
これらは別々の状態で熱圧着と言う方法でホイルとしての形になっており、純正メッキホイルはこの二つが熱圧着される前に全面メッキ加工
を施してから熱圧着で完成する事により細部にまでクロムメッキが掛かった状態で仕上がっている訳です。
しかも、スチール表面を研磨する機械もトーピー工業株式会社様オリジナルの湾曲部分が完全に磨ける上に大量生産できる工程が仕上がって
いる為に高品質で大量生産でコストも下げれる運営ですので海外産メッキホイルが本家本元の様なクオリティが出来ないのが答えであると思
います。
但し、全てのトピー工業株式会社でのメッキホイルの工程技術や高純度のスチール製トラック用ホイルの製造技術が完全に海外に渡れば話は
別になりますが・・・・
それにメッキ加工の技術も町のメッキ屋さんが行っている方法では無い為にいずれにせよ海外で高品質のトラック用メッキホイル製作は無理
ではと感じます。
特にISO規格の海外産ホイルは空気漏れが発生したりする事が有るとよくマニア様から聞きますので購入される時には必ず空気漏れは大丈
夫か聞く事をお勧めいたします。
最後になりますがトピー工業株式会社がトラック用メッキホイルの製造開始するとの情報も入ってきましたのでトラック用メッキホイルをご
検討されている方は取扱代理店様にお問い合わせされてみてはいかがでしょうか。
自動車のホイルをクロムメッキ加工、バイクのメッキホイルをクロムメッキ加工したいとお考えのマニア様、個人様、業者様は
メッキ工房光沢屋にご相談ください。
カテゴリ:ブログ