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1967年式トライアンフT120rとモンキーの小物部品にメッキ加工

上の写真の2枚は52年前のトライアンフ部品でフロントフォークのキャップナットとハンドルクランプボルトです。素材は全てスチール製でフロントフォークキャップナット側部には経年劣化による錆からクロムメッキが剥がれています。ハンドルクランプボルトにはクロムメッキが残っていない状態の為にお客様が当時の様に綺麗にして欲しいと言う事でご依頼して頂きました。因みにこの様なボルトの場合はねじ山にメッキがのらない様に養生してメッキ加工を施さなければバイクに装着する時分厚くなり過ぎるので入らない様になります。当社は必ず養生を施した上で加工を致します。次に金色っぽいカラーアルマイトが施された4本のパイプ部品と網目の長方形の部品、左右に穴が開いている部品これらは全てモンキーの外品具品で素材はアルミニウム製です。このお客様はリピーター様でご自分のモンキーのほぼ全てを当社のメッキランク(分厚いメッキ)を施されていて現在最終段階まできているそうです。全て新品未使用品でありますのでクロムメッキ加工の出来栄えは最高であると言えます。当社はバイクの小さな部品を再メッキ加工に対しても喜んでお客様のご要望にお答えさせて頂いておりますが、トラブル防止の為に時に小さな部品の場合納品書や宅配業者様の発送伝票に必ずパーツ名と個数をご記入して頂く事をお願いさせて頂いています。その理由は、1967年式トライアンフの純正部品はそうそう存在はぜずお金を出しても手に入れる事が難しいと言えます。大きい部品なら無くなる様な事は無いでしょうが、手元から落ちてしまったりすると大変な事になりますしお客様がご発送される前に部品の数と品名を記入して頂く事により当社に到着後梱包を開き納品書と現品を確認させて頂く事によりしっかりとしたご商談が成立致します。この事は双方にとって大変良い事柄だと感じております。下の写真の部品は全て現行型のモンキーパーツですし尚且つモンキー専門の有名外品メーカー様で購入された物ですのでいざとなれば再度購入する事が可能なわけです。モンキーパーツで気になる点は4枚目と5枚目の網目パーツの裏面を見ると分かる様にアルミニウム製枠と網部品が溶接では無くて挟み込んでいるだけで固定されている状態になっていますがハイクオリティの電気メッキ仕上げでは当然電気を通す訳で溶接部品よりも挟み込み部品の方がメッキののりが悪くなる事が御座います。もう一つクロムメッキ加工が完成致しますと折込んでいるいる部分からメッキ液が少しずつこぼれ出しお客様に納品させて頂いて梱包を開けると黄色っぽい液体がパーツや梱包材に付着している事が御座います。当社がお客様へとメッキ完成品をご発送させて頂く前にはこの様な場合、出来る限り内部のメッキ液を出すのですが数日かけて少しづつ出てくる物ですのでこう言う事が発生致します。しかしメッキ液が付着していてもアルカリ洗剤くを柔らかい布地に含ませてその部分を吹くと簡単に取れます。因みに、中性洗剤では落ちません。