剥離しないで板金加工したバンパーは再メッキするとどうなってしまうのか?

旧車などのクロムメッキスチールバンパー表面に

酷い錆や事故などの凹み傷がある場合。

旧車などを専門にレストアする業者様は剥離をせずに

板金したい表面をサンダーなどで

削ってから板金加工をする。

そしてメッキ工場に依頼する。

この様な業者様は大変に多いのですが、

この状態でリクロームを施すとどうなるのか?

その答えは損をするだけ!!メリット無し

せっかく施した板金箇所が薬剤に反応して溶けてしまう。

皆さん、驚きませんか?何故?

再メッキ加工とは部品に付着しているメッキを剥離して

新たで綺麗なメッキでその部品を電着により覆い隠す事。

この方法の鉄則です。

この工程を必ず行うのですがこの時点で板金箇所まで

溶けてしまいます。

そしてサンダーで表面を削っている為にその痕が消えない。

以上の2点からメリットが全く無い。

要するに一切板金などを行わないで工場に全て任せる事。

これが最善のリクロームです。