硬質クロムメッキ加工のご依頼について業者様にご説明させて頂きます。

硬質クロムメッキ加工とは、字の如くメッキの表面の硬度が求められるクロムメッキ加工の事を言います。

例えば、建設関連で使用されるユニックの油圧シリンダー、バイクのシリンダー等、耐摩耗性と素材を腐食から守る為にも必ずこの様な

物には硬質クロムメッキ加工が必要になってきますし、必ずこの様な部品には硬質クロムメッキ加工が施されております。

この硬質クロムメッキのメリットも大きい理由が有り表面被膜を均等にする事が可能なのですが(部材による)

物の形状が円柱状や表面が平らでは無い様な部材の場合は装飾クロムメッキ加工の様に入り組んだ個所は表面と比べクロムの膜厚が均等には

ならず、膜厚を均等にしたい為の目的だとすると、この場合硬質クロムメッキ加工は行わない方が良くなります。

当社に硬質クロムメッキ加工でご相談が有る一つの例をご説明をさせて頂くとステンレス製部品の形状は板状なのですが入り組みが有り

表面と入り組み部分のクロムの膜厚が一緒でなくても差し支えは無い様なのですがクロムの膜厚が有れば有る程良いと言うご相談が御座いま

した。

詳しい事は業者様の商品開発の為にお話しできませんが、この膜厚の状態からその商品に二次加工を行う為にもクロムの膜厚が表面と

入り組んだ個所が均等でなくてもお客様ご指定の膜厚が有れば良いと言う特殊なご相談も御座います。

この業者様も商品開発の試作である為に膜厚が更に必要になったり、板金による形状加工も行わなければいけない事もあるかも分かりません

当社も、先方の業者様も試作から商品が完成するまでお互いの要望を織り交ぜて完全なる業者様が望まれている商品になる様に

当社も微力ながら応援させて頂いております。

(シリンダー表面が腐食していたり少しの歪みが発生していたとしても硬質クロムメッキ加工が可能ですが歪が激しい場合は加工が

不可になりことも御座います。)

様々な種類のメッキが有る中で硬質クロムメッキは大変コストが掛かるメッキ加工になります。

これは作業工程や作業時間、製品完成にまで日時が装飾クロムメッキ加工よりも掛かってしまいます。

コストが他のメッキ加工よりも掛かってしまう事は日本だけでは無く世界共通で有る事から様々な硬質クロムメッキ専門工場に値段交渉した

としても極端にお値段がお安くなる事は考えにくいと思います。

当り前では御座いますが、ロット数に価格が比例する事は望めますが、単ロットの場合は割高になってしまう傾向になります。

業者様の金属製品に対して表面硬度、膜厚を必要とする事をお考えでしたらメッキ工房光沢屋にお問い合わせ下さい。