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40数年前のバイク用キャリーパーツを再メッキ加工(リクローム)

今回のパーツはご覧の様に錆が酷い経年劣化40数年前の

バイク用キャリーパーツ本体とステーパーツを再メッキ加工

(リクローム)するお話をさせて頂きます。

当社にご依頼頂くパーツの中では結構な錆ですが

加工が不可能なレベルでは御座いません。

但し、その腐食に伴い当社のメッキランク中メッキ加工(メッキ厚が分厚い)と

下メッキ加工に関しましては素材の状態に比例する場合が御座いますが・・・

上メッキ加工に関しましては腐食痕が酷く板金加工が出来ない場合でも

新品にちかい、もしくは新品以上に仕上がります。

今回の様な腐食が酷い場合、お客様の儀予算が許されるのであれば

上メッキ加工をお勧めさせて頂きます。

さて、今回のバイクキャリーパーツのお客様は

当社のメッキランク、中メッキ加工(メッキ厚が分厚い)を

ご希望されていますので、そのランクの加工方法で

ご説明させて頂きたいと思います。

この純正キャリーはクロムメッキが表面に施されていたのですが

そのメッキの面影はほとんど無くキツイ錆だけが目立ちます。

この錆と少し残っているメッキを7日から10日シアンの剥離槽に

漬け込みます。

ここで気を付けなければ錆が全て溶けてしまいパイプに貫通穴が

出てしまいますので剥離4日位からは毎日、パーツ表面を

確認する事が大事になってきます。

この確認作業をおろそかにすると間違いなく錆による貫通穴が有る

状態で剥離槽から引き上げる事になります。

剥離作業が完了致しますとバフ研磨作業に移行するのですが

バフ自体が50ccバイクの後輪タイヤ位の幅が有る為に

今回の様なキャリーパーツの様な形状はバフが当たる所と

当たらない所が有り見栄えのクオリティの差が出てしまいます。

もしパーツのオーナー様がポリッシュの様な研磨の仕上げ理での

メッキ加工をご希望の場合はメッキを施す場合

別途料金にてポリッシュ仕上げでメッキ加工をさせて頂く事も可能です。

バフ研磨終了後、銅メッキ加工に移りますがもう一度バフ研磨を行う事により

キャリー表面に有るピンホール等を削れた銅の粉により埋めます。

そして更に銅メッキ加工を行います。

次にニッケルメッキ加工に移りますがメッキ厚を分厚く致します。

この作業のメリットは錆に強く見栄えの少しは良くなります。

最後にクロムメッキの槽に漬け込み

純水でメッキ液を綺麗に流せば皆さんが思っている

銀色のクロムメッキキャリーが完成致します。

当然、各メッキ槽に漬け込む時にはパーツに電気が通る様に

プラチナ製治具を付けます。

旧車の経年劣化したプラスチック製メッキパーツに再メッキ加工(リクローム)

今回のお話は、旧車純正プラスチックメッキパーツに

クロムメッキ加工による再メッキ加工(リクローム)が

可能なのか?と言う事をご説明させて頂きます。

写真のグリルパーツは昭和49年式セドリックの

部品になります。

グリル本体はスチール製で、メッキがかかっている部品の

素材はABS製樹脂です。(プラスチック)

そのメッキ加工の種類はアルミニウム蒸着メッキです。

昭和の多くのディーラー車はこの方法をとっていました。

この方法を簡単に説明させて頂きますと

ABS製樹脂にアンダーコートとと言う物を下地にし

真空の窯の中で蒸着させる事でクロムメッキに見せかけた

出来上がりになります。

この方法は大量生産で低コストが実現できる為に

よく使用されていたと言う訳です。

この様な旧車の樹脂メッキパーツに再メッキ加工(リクローム)を

施す事は大変に難しく一番厄介なお仕事になります。

その訳は、樹脂が経年劣化致しますと劣化とともに硬くなり

薬品によって剥離する際に樹脂表面も溶けてしまうデメリットが

発生してしまいます。

その為に通常の工程ではメッキ加工が出来ず手間を掛けた方法に

よって加工を行う為に納期がかかり、お値段も割高になってしまいます。

自動車メーカー様の部品の在庫が有るのならばお買いお求めに

なられる事が望ましく、部品在庫が無い場合に限って加工を

お受けさせて頂いております。

メッキがかかった全ての劣化樹脂パーツが再メッキ加工(リクローム)が

可能なわけでは無く、樹脂表面のメッキが綺麗に剥離が出来るパーツのみ

加工させて頂いております。

もう一つ大切なお話で、掲載写真の中に色が付いたメッキパーツが

御座いますがこれはパーツにメッキをかけてから塗装されているので

加工終了後、車屋さんで二次加工して頂く事になります。

因みに自動車メーカー様の多くは10年位は部品在庫が有るみたいですが

10年を超えると在庫が無い場合もあるとの事です。

それでは加工の仕方ですが、完全にメッキが剥離できABS表面が

綺麗な場合は電気によるクロムメッキ加工か電気を用いない

乾式メッキ加工を行います。

メッキ工房光沢屋はハイクオリティの電気を用いるメッキ方法を

行います。

お客様によっては、純正メッキと同じようにアルミニウム蒸着メッキを

ご希望される方もいらっしゃいます。

断然に電気を用いるメッキ方法の方が見栄えが大変良く

更に長持ち致します。

いずれにしても、旧車のプラスチックメッキパーツに再メッキ加工

リクロームされたい場合は、送って頂き剥離が出来るか

出来ないかを検品させて頂かなければいけません。

旧車 日産セドリック(昭和49年式)アンチモニ製ライト枠 劣化樹脂再メッキ(リクローム)

今回ご紹介させて頂くパーツは昭和49年式日産セドリックの

アンチモニ製(亜鉛ダイカスト)ライト枠を

再メッキ加工(リクローム)するお話をさせて頂きます。

旧車をこよなく愛されているお客様はご存じなのですが国産、外国産の

メーカー問わず外装パーツの多くがアンチモニ製(亜鉛ダイカスト)で

出来ている為に高い旧車を手に入れられたとしても

ご覧の写真の様にクロムメッキの光沢が失われ

しかも、この様な錆が出ています。

その為に、オーナー様やレストア専門店様がレストアで苦労されます。

その理由は、アンチモニ製(亜鉛ダイカスト)部品に対する

再メッキ加工(リクローム)はスチール製部品やアルミニウム製部品の

普通のメッキ工程では綺麗に仕上がらないからです。

当社のブログで度々その難しさを分かりやすくご説明を

させて頂いておりますがメッキがかかっていなくて

新品のアンチモニ製(亜鉛ダイカスト)部品にはメッキ加工が

可能ですがメッキがかかっていて経年劣化による錆や腐食痕が

有る場合、再メッキ加工(リクローム)が出来ません。

稀に、昔なじみの装飾クロムメッキ工場にレストア屋さんが

加工を頼まれたとしたらアンチモニ製部品がボロボロで

仕上がった挙句、メッキが既に剥がれていた

苦い経験をせれた事がよくあると思いますが

それは普通の再メッキ(リクローム)の方法では

出来ないと言う証拠です。

メッキ工房光沢屋はアンチモニ製部品(亜鉛ダイカスト、アルミニウムダイカスト)に

表面が新品の様な、しかも純正アンチモニ製メッキ部品よりも

錆びにくいハイクオリティの再メッキ加工(リクローム)が

可能ですですので、今までこの様な再メッキ加工が出来ない様な

素材の事で悩まれたとしても

そのお客様のご要望にお答えさせて頂く事が可能です。

特に旧車パーツでアンチモニ製(亜鉛ダイカスト)が多く

使われている物は

アウタードアハンドル、エンブレム、ライト枠、ライトリム

グリル、ボンネット及びトランクマスコット、モール類、等

自動車に付いている状態からでも素人様でも磁石が有れば

分かりますので一度試してみて下さい。

一、磁石に反応する場合はスチール製品

一、磁石に反応しない場合はアンチモニ製部品(亜鉛ダイカスト)の

可能性が大きいと言えます。

自動車から外されて手に取り重さを感じるとスチールの様な

重さを感じたり、そのパーツの裏面が上に貼り付けた

写真の様になっているとほぼ間違いないと思います。

再メッキ加工(リクローム)される場合、素材が何であるかで

お値段がかなり変わってきます。