UDトラックの樹脂製コーナーパネルをクロムメッキ加工を施す

このパーツのご依頼主様は当社のリピーター様で、以前ポリプロピレン製樹脂のトラック用泥除けをご依頼して頂いたご経験が御座います。トラックのお客様は毎日トラックを稼働させる上に、仕事によれば日本全国各地を走行し高速道路で雨や小石、冬の場合には塩化カルシウムをトラック全体に浴びてしまうと言う過酷な状態でお仕事をさせています。トラックに対する負担はかなり掛ってしまう事から粗悪なメッキをパーツに施して走行するとメッキの色合いもおかしな色合いな上に、早ければ数か月してメッキが剥がれたり、メッキが浮いてきたりと散々な結果になってしまう事をアートトラックのお客様は大変よくご存知です。このリピーター様もアートトラックですので大変よくご存知です。ですので自動車やバイク等様々なパーツにクロムメッキ加工を施したいと言うお考えの方は知り合いにアートトラックの方に聞かれますと満足する結果になりやすいと言う事がいえます。それでは上の写真の樹脂パーツにクロムメッキ加工を施す方法をご紹介させて頂きたいと思います。基本、当社に樹脂製品に対してクロムメッキ加工を施したいお客様は出来る限り新品未使用品をご用意して頂いておりまして、現在使用されている樹脂製品にも概ねクロムメッキ加工を施す事は可能なのですがお値段がかなり新品未使用品よりも割高になってしまう事からそう言うご案内をさせて頂いております。今回もご覧の様にメーカー純正の新品未使用品をご購入して頂きました。素材はポニフェニレンオキシドとポリアミドから出来ており表面には白色の塗装がされています。新品未使用品の場合はまだ樹脂表面が柔らかい為に剥離できるのですが、経年劣化している樹脂の場合は逆に樹脂表面が硬くなっており剥離する事により割れやヒビが樹脂表面に現れてしまう事が御座います。剥離後に樹脂表面がツルツルの状態かシボ所謂ブツブツなのかにより表面に下地修正する方法が変わってきます。表面補修作業によりパーツの表面をツルツルの状態にした上でメッキ用サフェーサー処理により更に素地を綺麗にします。見栄えと長持ちのクオリティを追求するクロムメッキ加工は電気メッキ加工ですのでプライマー表面に通電効果を出すために無電解メッキ加工を施します。後は、当社のメッキランクである中メッキ加工(分厚いメッキ)を施して完成品になります。