サニートラック用FRP製バンパーにメッキ加工

上の写真は旧車サニートラック用に製作された新品未使用品のFRP製バンパーです。皆様もご承知の通りFRP製品はゲルコートで仕上げられていて量産品では無くワンオフ製作されている物によく使用される素材です。金型等を使用せず木を使用したりし黒ゲルや白ゲルと言った素材を使用したりしますがこのバンパーは白ゲル仕上げです。FRP製品にメッキを施す方法は何種類か存在致しますが、当社は大手自動車メーカーのクロムメッキパーツのレベルを基準とするならば、そのレベル以上のクロムメッキ加工品をお客様にご提供出来るメッキ加工方法でご提供をさせて頂いております。時にFRP製品には最低限も載って頂かなければいけない条件が存在致します。その一つ目は純正外品問わず新品未使用品でなければ加工不可になります。二つ目はFRP製品に塗装やメッキが施されていたり汚れやホコリが付着しているとメッキ加工不可ななります。三つ目はFRP製品内部に空洞が少しでも存在致しますとメッキ加工不可になります。次にFRP製品の大きさが650ミリの長さ以内は最高級モーターショー用クロムメッキ加工が可能ですが、それ以上になりますと当社のメッキランク中メッキ加工になります。その理由はメッキ槽の大きさが限られている為です。尚、FRP製品表面に塗料などが付着していると他の樹脂素材と違いピンホールや巣穴、クラック等が多少なりとも存在し、その部分にそれらが入り込むと剥離剤で綺麗にする事が不可能である事が原因となる為です。万が一、剥離が不十分な状態でクロムメッキ加工を施してしまえば剥離が不十分な箇所のメッキが浮いていたり割れていたりと最悪な見栄えのクオリティ、メッキが剥がれやすくなります。この仕上がりで満足なお客様など存在致しません。これらの理由によりFRP製品にはこの様な条件が存在する訳です。写真の中に盛り上がった状態で線状がご覧頂けると思いますが、これが製造上のクラックです。各FRP製作会社の仕上がりは全く違います。当社と取引をして頂いています自動車、トラック、バイク部品製作会社様は大きさ、形状、FRP製品表面上に現れるであろうクラック、巣穴、ピンホールをクロムメッキ加工を施す為に塗装用のFRP製品よりも綺麗に表面を仕上げています。この条件をクリアにする事により加工賃がお安くなったり納期が早まったりとご依頼者様にとって大変良いメリットが御座います。個人様でFRP製部品をご購入されてクロムメッキ加工を施したいとお考えの場合は、これらの条件がどれだけ当てはまるかをご確認される事をお勧め致します。尚、当社にFRP製品に対してクロムメッキ加工を施したいと言うお客様でこの文面をご覧になられて分からない場合にはお気軽にお電話でお聞きください。分かりやすく丁寧にご説明させて頂きます。