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バイクホイル(旧車、現行車)のメッキ加工賃について

1月11日のブログはバイクホイルメッキ加工賃がどの様にして決まるのかをご説明させて頂きます。他のパーツとほぼ同じ考え方で工賃が決まりますが、違うのはホイルピース数が多いか少ないかもお見積り額に比例致します。バイクのホイルは自動車やトラック等4輪以上の物とは違い両面に装飾クロムメッキ仕上げを行わなければいけない為に4輪のインチ数ホイルと2輪のインチ数が同一でも、加工賃はバイクのホイルが高くなります。この説明で皆様はお分かりになられたと思います。要するにメッキ加工賃とは全体にバフ研磨して施すのか、片面だけ磨いてクロムを施すのか倍近く加工賃が変わる事になります。ここでバイクホイルの加工賃が割高になる一つの例をご紹介致します。リムがアルミニウムないしスチール、スポーク本数が38本とニップルで構成されている様な状態で、しかも経年劣化の場合は弊社のメッキランク3種類にもよりますが1個〃に対してお値段が発生致します。18インチアルミニウム製バイクホイルと18インチのスポーク、ニップル、リムで構成されているバイクホイル装飾クロムメッキ加工賃は下手をすると2倍以上お高くなる事が少なくありません。このお見積りも考え方は覚えておいた方が良いでしょう。他の工場でも同じ工賃設定なはずですよ。素材で言えばスチールが一番お安くアルミニウムホイルはそれと比べて割高になっています。その理由は手間が掛かる事です。後は他のパーツと同じで塗装やメッキが表面に付着している事や入り組みが多かったり、経年劣化がどれだけ進んでいるのかも加工賃に比例致します。大きさだけで装飾クロムメッキ加工賃が決まる訳では御座いません。もう一つ大切な事は弊社指定ランク3段階によっても全くお値段が違い、下ランクと上ランクの差は10数倍変わる事も珍しくは御座いません。お客様のお求めになる綺麗さのクオリティと錆びにくさのクオリティもそれぞれ違う様に経年劣化したホイルの場合も同様で、メッキランク指定が同じでも腐食具合等の状態もそれぞれです。数千円の違いが出る様な事が御座いますが、その理由は手間賃が違う事が答えの一つです。当然、新品未使用品で開封していないものだとすればメッキランクが同じならば工賃は全く同じになります。反対にバイクホイルで一番安いのはスチール製ホイルで入り組みやモンキー等の鍋蓋では無くて真平らで塗装やメッキが施されていない状態、ランクも下指定だと1本一万円切る事も御座います。