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旧車のエンジン部品を鏡面研磨仕上げ(ポリッシュ加工)したビフォー、アフターを業者様と個人様に御紹介致します。

実はこのパーツ表面は鏡面研磨作業(ポリッシュ加工)で裏面はそのままの生地で出来ております。

このエンジンパーツの素材はアルミニウム製ダイカスト(鋳物)です。

メッキを掛ける場合はここまで磨く事は無いのですが、鏡面研磨となると1000番以上で仕上げなければクロムメッキが掛かったような

綺麗さは出ませんので鏡面研磨作業(ポリッシュ)は大変な職人御術が必要になります。

このエンジンパーツで言いますとパイプとパイプの間が狭く専用バフで番手を上げて行かなければこの様に細部にまでバフが当たらず

綺麗になる事は御座いません。

因みに、鏡面研磨(ポリッシュ)を行えば良いパーツはエンジンパーツの中でもメッキが掛かると不具合が出そうなパーツや形状が複雑でメ

ッキが掛かりにくいパーツをメッキが掛かった状態の見栄えを追求される場合、又素材自体を

鏡面研磨(ポリッシュ)する事によってそれぞれの素材の綺麗さを追求されるお客様にとっては大変お喜びになります。

デメリットとしては素材自体が裸で有る為に酸化してしまいますので、鏡面研磨(ポリッシュ)によって裸になった素材に純度100セント

石英製ガラスコーティング剤で保護する等が必要になります。

当社のメッキランク中メッキ加工(厚メッキ加工)に匹敵する程の綺麗さが追求出来ます。

今回、ブログに張り付けさせて頂いた鏡面研磨作業(ポリッシュ)によるエンジンパーツには傷と汚れ(指で触れる油分)を防ぐために

専用ビニールで保護している状態での写真になりますが私が言うのもおかしいとは思いますが普通の研磨屋さんでは加工は不可能だと

思います。

その理由は細部に至るまで鏡面研磨(ポリッシュ)加工が出来るバフ機械が無い為です。

流石に手磨きではここまで綺麗にならないですしお客様の納期に間に合わない位の月日が掛かるはずです。

たまに車屋さんが暇をみつけてボンネットを開けてエンジンパーツ部品を手磨きで数か月かけて少しパーツが光っている様にはされていまし

が手間がどれだけ掛かるかと言う勉強は出来たとしてもお客様に綺麗さでびっくりされるまでのクオリティは出すことは出来ません。

この様に入り組んで鋳物素材で巣穴が有る部品を鏡面研磨仕上げ(ポリッシュ)しなければいけない場合は入り組んだ場所にバフが当たる

様に専用バフが必要で有る事とルーター等の低出力の研磨機では無く高出力の専用機械が必要で有る事は絶対条件です。

その上で熟練したバフ研磨職人が必要になる訳ですからこの事から考えてもこのエンジンパーツの様に細部まで鏡面加工(ポリッシュ)は

不可能に近いと言えるでしょう。

様々な金属パーツに鏡面仕上げ(ポリッシュ)をお考えの業者様や個人様はメッキ工房光沢屋にご相談ください。