経年劣化し醜くなった樹脂製メッキグリルを再メッキ加工(リクローム) ミラジーノ

今回のお話は、15年ほど前のダイハツミラジーノグリルを

再メッキ加工(リクローム)するご説明になります。

写真を見て頂いてお分かりになりにくいでしょうか?

特にグリルの格子状付近に腐食痕やメッキが無くなり

樹脂の素肌が見えてしまっている状態。

元々、このダイハツミラジーノのグリルパーツは

ABS樹脂にクロムメッキに見立てた

真空の中で蒸着させるアルミニウム蒸着メッキと言う

方法でメッキ加工されています。

ですので経年劣化した時にアルミニウムが薄くなったり

剥がれたり致しますとダイレクトにABSの地肌が見えたり

致します。(アンダーコートが黄ばんだ状態等、様々)

なぜ自動車メーカー様の多くの樹脂製メッキパーツが

この様なアルミニウム製蒸着メッキ加工(乾式メッキ加工)を

行うのか?

それはメッキパーツ一つのコストがハイクオリティの電気メッキ加工

よりもお値段が安くすむと言う事が最大の理由だからです。

自動車メーカー様の樹脂部品にクロムメッキ加工するのに

ハイクオリティの電気を使用した電気メッキ加工(湿式メッキ加工)が

良いのは海外自動車メーカー様、国内自動車メーカー様、全てのメーカー様は

大変よくご存知です。

自動車メーカー様はコストパフォーマンスが良い加工と

品質を一定追求されているので

ハイクオリティの見栄えと一番長持ちする方法は

お値段が合わない為に追及されません。

これは大量生産されているので至って仕方がない事です。

ですので当社の様な量産はしないで単ロットを専門に行い

クロムメッキの加工を大量生産されている純正メッキパーツと違った方法で

手間と時間をかけて良い見栄えの仕上がりでしかも一番長持ちする事を

追求するお客様に喜んで頂く為にお仕事をさせて頂いております。

金属製メッキパーツはもちろんの事、

写真に貼り付けさせて頂いている自動車メーカー在庫が無く

現在使用されている経年劣化して醜くなってしまった

純正樹脂製メッキ部品に再メッキ加工(リクローム)のご依頼を

頂く事が大変多いです。

特に樹脂製メッキパーツを再メッキ加工する場合剥離剤によって

樹脂その物の表面を溶かしてしまったり、経年劣化が酷い場合は

割れてしまったりする為に

必ず商品を検品させて頂く必要が御座いますので

写真やお電話だけの御商談では再メッキ加工(リクローム)が

可能なのかどうなのかと言うアドバイスが出来ないのです。

経年劣化した樹脂製部品のご相談方法は

まず当社にお電話して頂き、続いてその部品をご発送して頂く

事が必要になります。

お客様に送って頂いた商品が到着致しますと検品をさせて

頂きメッキ加工が可能かどうかのご返事をさせて頂く事に

なっております。