旧車3分割バンパー傷有り、板金痕有りを再メッキ加工(リクローム) 秋田県 個人様


旧車グロリア3分割バンパー真ん中


旧車グロリア3分割バンパーコーナーパーツ

この写真は、旧車グロリアの3分割バンパーです。

3分割の内、真ん中のバンパー向かって正面の腐食の状態は

マシな様ですが、写真をご覧の様に上の部分の腐食は結構きつめに

表れております。

コーナーパーツは片方の真ん中上部に板金痕が見られます。

このコーナーバンパー裏面を写真に貼り付けておりますので

ご覧ください。

この同じコーナーパーツの真ん中にひっかけ傷が見られます。

細かくご説明致しますと真ん中のバンパーパーツの中央部に

えくぼ痕が御座います。(写真には映りにくいレベル)

今回の旧車グロリア3分割バンパーを当社のメッキランク

中メッキ加工(メッキ厚が分厚い)の再メッキ(リクローム)

方法でご説明をさせて頂きます。

まずは、これらのバンパーに付いているメッキ(銅、ニッケル、クロム)

を完全剥離致します。

その際にメッキのクオリティを高める為にシアンを使用しますが

錆びと過去に板金加工された部分も溶けます。

剥離にかかる日数は7日から10日程かかります。

剥離終了後にバフ研磨作業でも腐食痕が残りそうな場合と

板金加工を必要とする場合、お客様に板金加工されるか

されないかをご連絡させて頂きます。

板金加工をご希望される場合は再メッキ加工の工程日数とは

別に約1週間前後日数を頂きます。

バフ研磨にてスチール表面を420番手磨き

顔が映りこむ程度に致します。

因みに、板金加工が出来ない程小さなえくぼ痕が有る場合

物理的に残る事も御座います。

(極力残らない様に努力させて頂きます。)

その理由は、小さなえくぼ痕を集中的に磨くと

出来上がりの見栄えが波打って見える為クオリティが

下がってしまう為です。

きつい腐食痕(棘錆)も残ってしまう事も御座います。

スチール表面を綺麗に磨いた後に

銅メッキ加工を施しますが

この銅メッキ加工はスチール表面に有るピンホールを

埋める為に行います。

2回目のバフ研磨作業で銅が削れ粉となり

ピンホールに入っていく原理です。

そして2回目の銅メッキ加工でメッキの仕上がりの

色合いを綺麗に致します。

続いてニッケルメッキ加工ですが

この作業は長く漬け込む事により錆びにくくする

メリットが御座います。

最後にクロムメッキ加工を行い

仕上げに細かい粒子の研磨剤でクロムメッキ表面を

丁寧に磨き再メッキ加工(リクローム)終了となります。

当社のメッキランク、上メッキ加工の場合は細かい粒子の金属パテと

メッキ用サフェーサー、プライマー処理により

表面補修を施す加工方法になります。

この作業のメリットは腐食痕が酷い場合(棘錆)や

錆による穴が開いていたりしても新品に近い状態

もしくはそれ以上の仕上がりになります。