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メッキ加工料金設定について

メッキ加工の料金設定は各メッキの種類や加工会社、業者により変わります。例えば弊社で特化している装飾クロムメッキ加工はスチール製の机や椅子等にメッキをかける方法では無くて、自動車やバイク、トラック等の見栄えのクオリティと雨や風、四季折々の気象変化に対応した上で、高速自動車道路などでの飛び石、夏などにフロントガラスにこびり付く様な虫の死骸等がクロムメッキパーツに付着してからの劣化具合など、通常のクロムメッキ加工とは全く違う工程で行います。その上でメッキ加工の料金背一定のお話をさせて頂こうと思いますが、机や椅子などに特化して装飾クロムメッキ加工を施すている工場は通常、メッキ加工したい物の材質よりも大きさや形状、そしてロット数、納期などを全体的に考えて責任者が判断して加工賃をお客様にご提示致します。当然、この様な算出方法は各会社によっても考え方が違うので全社がこの様な事は無いのですが・・・どの業界もこの時代、加工賃で倍以上違う様な業界は無いと思います。自動車やバイク、トラック等のメッキ加工に特化した工場も加工賃が倍以上違う事は考えにくいと思います。しかし今日、電気メッキ加工(湿式メッキ加工)で無い方法で量産品を製作されている業者様もいます。そのパーツの見栄えは電気メッキ加工(湿式メッキ加工)よりも劣り、皆様もご承知の様に長持ちも致しません。何故、この様なメッキ加工方法が誕生したか、様々、理由は御座いますが価格が安い事が大きな理由です。個人様依頼でのロット数が少ない場合はお値段も高くなりますが・・・・弊社は電気メッキ加工でしかも部品によってメッキの厚みを変えて行い、また、部品の材質や形状によっても加工方法を変えます。その上で、お客様のクロムメッキ加工の拘りを3段階に分けて上メッキ加工(最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げ)、中メッキ加工(分厚いメッキ仕上げ)、下メッキ加工(所謂、町のメッキ屋さんレベル)の中で弊社の営業が検品時に丁寧に各メッキランク、部品ごとにご説明をさせて頂いた上で、お客様にその3段階から選んで頂く事が出来る様になっております。この方法は私が言うのもおかしいですが、お客様にとっては画期的な事だと自負しています。お客様それぞれ見栄えのクオリティに対する追求も錆びにくさの追求も、全く違いますし、加工賃が限られているお客様や、納期が無いお客様もいます。お仕事を頂く側である弊社の楽なやり方で言いますと全てのお客様に最高級モーターショー用クロムメッキ加工で仕上げた完成品を現物を見て触ってビックリして頂きたい気持ちはありますが、弊社の中ランクである分厚いメッキ仕上げのレベルは大手自動車メーカー様のレベルより高いと業者様からは言われております。(亜鉛ダイカスト等のアンチモニ製部品、素材の状態にもよる)因みに再メッキ加工での工賃で例えるならば、ハコスカやケンメリのフロントバンパーは1700ミリ弱位です。弊社の分厚いメッキで素材の程度が良い状態で85000円から、板金加工は含みません。下メッキ加工で言いますと基本料金は35000円から価格設定しております。

メッキ加工依頼アルミニウム削りだしメーターリング(ジャガー用)

ジャガーXKR用アルミニウム製メーターリング外品
ジャガーXKR用アルミニウム製メーターリング側面

メッキ加工依頼でのご相談でジャガーXKR用に外品メーカーで製作されたアルミニウムを削りだししたメーターリングを弊社の厚メッキで綺麗にしたいと言うご相談です。個数は7個ですが1個1個微妙に内径と変形角度が違います。上の写真2枚目をご覧頂くとお分かりになると思います。今回ご依頼頂いたお客様はメッキがかかっていると思いメーターリングをご購入されましたが、部品を手にして目を凝らして見てみると鏡面研磨でアルミニウムの光沢はあるが、クロムメッキの光沢が無いと言う事でその拘りで弊社にご相談頂きました。このお客様とは以前から弊社のホームページ内のお問い合わせホームから今回ご相談頂いたメーターリングのクロムメッキ加工依頼をお聞きし弊社のアドバイスも聞いて頂いていました。しかし、検品をしていなかったのでこの外品メーターリングが削り出しで表面をポリッシュ仕上げになっているのか?それともクロムメッキがくすんでしまって光沢が落ちてしまっているのかがお互いに分かりませんでした。流石に現品確認させて頂いて分かりましたが、このアルミニウム製メーターリングはポリッシュがけで仕上がっている事。それと形状が微妙に変形している事が分かりました。この技術は凄いと感じましたし、ポリッシュも綺麗に仕上がっていました。恐らくアルミニウムインゴットは良質な物を使って出来ているのでクロムメッキの光沢より当然落ちますが、購入されたお客様がクロムメッキがかかっている様に見えたのではと勘違いされたんだと感じました。このリングにクロムメッキ加工が施されていない答えが隠されています。それは2枚目の写真のメーターリング側面にメーターパネルに装着して隠れてしまう面に削り出しのヘアーラインが見えている事です。深いヘアーラインだとメッキの厚みでも見えますが、ブログに添付しても見えにくい位ヘアーラインの深さが浅い状態だと消えて無くなってしまいます。この状態でもポリッシュ仕上げなのか、どうなのかが分かります。お客様にこの事を電話でご報告させて頂いたらご納得されていました。今回の様なメーターリングで気を付けなければいけない事が御座います。それは先程もご説明をさせて頂きました様にメーターパネルとメーターリングにはめ込み時にメッキが側面にのる為にはめ込みずらくなる事が考えられます。元々、この間には隙間が無くしっかりと固定できるように製作されている訳ですから。弊社のメッキは綺麗さの追求、長持ちの追求、これらの大切な事を考えて加工を施していますので側面が分厚く仕上がるのは仕方が御座いません。その為にクロムメッキ完成後、お客様の手元に到着したらクリアランス調整が必要となります。このメーターリングを製作された外品メーカー様もこのデメリットが無い様にポリッシュ仕上げを選択されたのだと思います。当然、ポリッシュよりクロムメッキ加工の方がお客様は綺麗さと長持ちで喜ばれる事は分かっていたと思います。ですので使用用途と素材、形状により量産品は加工方法を選択しなければ手間が掛る事でお客様に割高な商品を提供してしまう事にもなります。ポリッシュ仕上げでもクロムメッキ加工仕上げよりも光沢は落ちますが人によってそれでも良いとお考えになられる方もいらっしゃいます。しかし今回のお客様の様に光沢が無く、くすんで見えると言う方もいらっしゃいます。この様な場合、弊社で分厚いクロムメッキ加工仕上げでご満足して頂く私たちも嬉しく思います。

マグネシウム合金のメッキ加工依頼について

ハヤブサ合金スイングアームクロムメッキ仕上げ

メッキ加工に於いてマグネシウムと言う素材は水と油の関係で有る。自動車業界、バイク業界、トラック業界の装飾部品に携わる方ならご存知だと思います。近年、部品の強度を出す為にマグネシウムのバイクホイルや高級自動車用ホイルに採用されている事が御座います。レーシングカー等のホイルはこの素材を利用していると思います。上の写真はスイングアームですが車種によってはアルミニウムとマグネシウムの合金素材で製作されております。この様な場合、部品の表面にクロムメッキが物理的要因によりのらないと言う事が起きてしまう事が御座います。この現象が水と油の関係性と言います。合金素材を使用している部品はホイルやスイングアーム等が有名ですが他にもこの様な素材を使用している事が御座いますので弊社としてもアルミニウム製部品をクロムメッキ加工する時に注意を怠らない様にしております。上のスイングアームの裏面に約5ミリ程クロムメッキ表面にザラつきがあるのですが、この箇所がマグネシウムなのです。写真やインターネットの画素数では分かりません。目を凝らして凝視しなければ分からない程度ですが神経質になってすまうと納得いかないと思います。お客様はマグネシウムとアルミニウム合金が素材で使用されている事やメッキ加工に対して水と油の関係性であることなど知るはずもないのですから、お金と時間をかけて楽しみに部品の仕上がりを待っておられます。その為にも弊社はお客様よりアルミニウム素材の部品にクロムメッキ加工を施して欲しいと言うご依頼を頂いた時には、過去のデータを調べてマグネシウムとの合金かを調べる様にしております。部品を見ただけでは絶対に分からないのです。殆どの部品に塗装が施されていまが剥離し、続いてバフ研磨作業、そして銅メッキ加工を施します。この時点でやっとあれ、アルミニウムとマグネシウム合金の部品だと気付きます。この時点でご依頼主であるお客様にご連絡をさせて頂いてこの旨のご説明をさせて頂いて加工をしないで元の状態に修復するのか加工を続行するのかのご判断を仰ぎます。因みに、弊社にホイルやスイングアーム等のマグネシウム性合金でありそうな部品を弊社でクロムメッキ加工依頼して頂いているお客様には、必ずお見積り時点で水と油の関係性のお話をさせて頂いた上で、お客様から了承して頂いて作業に入る為にトラブルが発生した事は御座いませんのでご安心下さい。お客様に加工の仕方や弊社のメッキランク3段階全てのメリット、デメリットのご説明をさせて頂いた上でお客様に選んで頂く様にさせて頂いております。

メッキ加工依頼VMAXポイントカバー

バイクVMAXポイントカバー
バイクVMAXポイントカバー

メッキ加工依頼で2015年式ヤマハVMAX(1700cc)のアルミニウムダイカスト製ポイントカバーをメーカー純正塗装から弊社の厚メッキ加工で綺麗にしたいと言うお客様のご希望です。今回はバイクの側面の顔とも言えるポイントカバーにクロムメッキ加工を施してドレスアップするお話をさせて頂きます。このヤマハVMAXのポイントカバーの材質はアルミニウム製ダイカスト(アンチモニ)で出来ています。丸みを帯びたポイントカバーの数は大きい物1個小さい物8個で合計9個です。独特な形状のバイクですのでポイントカバーもこの様に小さい物を両サイドに装着されています。表面の色も独特で赤色と茶色を混ぜた様な色合いをしています。今回はメッキ加工致しませんがアルミニウム製の細長い部品で素材がアルミニウムで表面をヘアーライン、その上に光沢クリアー仕上げのパーツもVMAXに装着されています。メーカー様の各部品に対する拘りが有る事が分かります。バイクのポイントカバーの素材には大きく分けて2種類の素材が使われています。その中で一番多いのは、このVMAXと同じものでアルミニウム製ダイカストです。旧車や一部の逆輸入の車体側部に亜鉛ダイカストを使用している物も御座います。最近のバイクは軽量化と強度を追求している為にアルミニウムとマグネシウムの合金で製造している事も御座います。外国産や国産、車種にもよりますがアルミニウム素材を使用しているバイク部品が多い様に感じます。それでは、VMAXのポイントカバーに弊社の厚メッキ加工を施す工程をご説明させて頂きます。まず初めにポイントカバーに付いている純正塗料を剥離致します。この時の剥離剤は自動車整備工場で使用される剥離剤で塗装剥離いたしますが、その下地のアルミニウム表面にはアルマイト加工されていますので硝酸で表面剥離致します。この硝酸剥離はアルミニウムに使用しますがスチールには使用せず、シアンや濃塩酸、濃硫酸を使用致します。続いてバフ研磨作業を行いアルミニウム表面を鏡の様に磨き込みます。番手は240番手から420番手迄行います。アルミニウム研磨はスチール研磨よりも難しい素材です。研磨終了後に電気メッキによる銅メッキ加工を施して2度目のバフ研磨を行います。この時に銅メッキの部分が布バフで削れ、削れた銅の粉が素材表面に有るピンホールに入り込みピンホールが無くなっていきます。この作業を行う事で仕上がりに良い結果が出ます。そしてもう一度、銅メッキ加工を施す事で完璧に綺麗な表面が誕生し、次に行うニッケルメッキ加工で腐食しにくい状態へとなります。最後にクロムメッキ加工ですが専用治具を使用して細部に至るまでメッキがのる様に致します。仕上げに細かな粒子の研磨剤でクロムメッキ表面を丁寧に磨いて完成品となります。この様に弊社の中ランクである厚メッキ加工は徹底した品質管理の元、検品に次ぐ検品でより品質向上を追求してお客様に喜んで頂けます様に日々努力させて頂いております。(弊社の厚メッキ加工の見栄えと錆びにくさのクオリティは大手自動車メーカー様よりもランクが上と言われています。

メッキ加工依頼前のリフレクターの状態

メッキ加工依頼する前のリフレクターは自動車、バイク、トラック、全てのモーター関連のフロント部分に装着されておりますが、それは外装部に装着されていない為にライト内部を確認しなければ見る事が出来ません。このリフレクターは夜間やトンネルなどでライトをつける事により新車時より光量(カルデラ)が落ちる事により運転する時に前方部が見えにくく危険が生じやすい為に道路交通法である一定の値が決められています。その大切なリフレクターの寿命はメッキ加工方法にもよりますが、アルミニウム蒸着仕上げに耐熱処理の場合は大体6年から7年程で車検に通りにくくなってきます。その場合、愛車を購入したメーカー様で新品未使用品を購入して取り換えする必要が御座います。最近のリフレクターは旧車のリフレクターと違い、リフレクターだけを購入する事は出来ません。何故ならばガラス部分からリフレクターに装着されている付属品である電飾部品、更にステーまで一式で購入するようになっている為に左右両方の価格になりますと20万円を超える事は全く珍しくはありません。昔のライトは簡単な作りになっていましたが、現行車のリフレクターは複雑になっています。この様な事からコストを考えるとリフレクターを再メッキ加工して再利用する業者様は大変に多いです。そこで自動車や、バイク、トラックに必ず装着されているリフレクターを再メッキ加工依頼したい場合にどの様な状態で弊社にご発送して頂ければ良いのかをご説明させて頂きます。旧車の於いても現行車に於いても必ずリフレクター上部にはガラス部分が御座いますがそのガラス部分には留め具が付いています。その留め具を専用工具で外してライトのガラス部分を完全に取り外します。そして内部をみると必ず電飾パーツが付いていますのでリフレクターを車体から外して全ての付属品を取り外してメッキがかかっているリフレクター本体だけにする必要が御座います。この状態になるまでは再メッキ加工は出来ません。この作業はバイクであれば個人様でも分解出来ますが、自動車やトラック等の4輪は整備士に作業を行って頂く必要が御座いますので個人で分解を試みて失敗をして破損しない様に心がける必要が御座います。整備士様もお客様の自動車やバイク、トラックのカルデラ不足(光量不足)からライト部品を分解してリフレクターに手を触れたり、もしくは綺麗にしたいと思いシンナーなどで拭いてしまったりしてメッキが剥がれたり浮いてきてしまったりと厄介な事になった事が有る経験はあると思います。この点は気を付けて作業を行って下さい。数日に一回程度弊社にはこの様なご相談が御座います。ですのでリフレクターにメッキがかかっている個所には絶対に触れたりしないで下さい。この事を知っている整備士に分解依頼してもらう事でリフレクターの失敗は御座いません。次にリフレクターには金属製と樹脂製が御座います。金属製リフレクター再メッキ加工は100%お受けできます。しかし樹脂製リフレクター再メッキ加工は素材がどれだけキツイ薬品に対応できるかが問題となり検品する必要性が御座います。(剥離剤に耐えれるか)

メッキ加工依頼で自動車用グリルをお受けさせて頂く条件

メッキ加工のご依頼でバンパーに続きグリルのご相談はその次に多いです。今回は自動車用グリル(旧車、現行車)、トラック用グリル(旧車、現行車)に対して加工をお受けさせて頂く条件のご説明をさせて頂きます。最初に旧車(希少価値車)のグリルにクロムメッキ加工をお受けさせて頂く条件のお話しからさせて頂きますが、一番長いグリルでも2000ミリを超える物は、まず御座いませんので大きさでは問題御座いません。但し、旧車のグリルにはスチールの素材と真鍮素材、アンチモニ素材、樹脂素材が御座います。金属素材の場合はクロムメッキ加工をお受けさせて頂く事は可能ですが、樹脂素材の場合は現品グリルを検品してからの判断になります。金属も樹脂も経年劣化はしますが、素材の強さが全く違う為にメッキ加工やリクロームを施す為の薬品に対して素材が耐えれるかどうかかが加工をお受けさせて頂く生命線になります。そう言った意味で経年劣化樹脂に対して金属製グリルよりも加工が難しいと言えます。お受けできる結果は経年劣化樹脂グリルに対して薬品耐性が有るか無いかを検査する必要性がある為に弊社にご発送してからの是非になります。現行自動車用グリルの素材は樹脂素材が多いです。愛車のグリルを取り外してクロムメッキ加工を施すよりは、新品未使用品が手に入るので有ればそのグリルに対して加工依頼される事が望ましいと言えます。加工賃で言いますと新品未使用品グリルよりも経年劣化グリルの方が割高になります。続いてトラック用グリルのご説明ですが素材はスチールか樹脂かです。旧車トラックの多くはスチール製グリルが多く、現行トラックの殆どが樹脂製グリルです。長さの限界値は2350ミリで例えて言えばトレーラーヘッド(トラクター)のシャッターグリルがクロムメッキ加工やリクロームの限界値です。トラック用金属製グリルは全て加工をお受けさせて頂く事が出来ます。自動車同様に樹脂グリルに対しては経年劣化の場合は薬品に耐性が有るかを見なければ是非が分かりません。特にFRP製グリルの場合、気を付けなければいけないのは新品未使用品で尚且つ、表面に塗装が施してあったり汚れが付着している状態は加工不可になります。例えて言えば大手トラックメーカー製造のFRP製品の仕上がりが可能条件になりますので外品メーカー様の製品の仕上がりも場合は加工賃が割高になります。続いて旧車自動車、旧車トラックの金属製グリルが事故などにより凹みや深い傷が有る場合の加工条件のお話をさせて頂きます。弊社の金属製バンパーに対しての加工方法と同様に最先端の技術が御座いますので新品未使用品の仕上がりになります。この事が弊社の特化した加工技術です。

バンパーメッキ加工依頼の条件

メッキ加工のご依頼で旧車自動車で多い部品はやはり経年劣化バンパーです。弊社はこの様な希少価値が高い自動車のバンパーを綺麗にしてお客様にご満足して頂く事に特化しております。全体的な自信を持っております。そこでバンパーを新品の様に綺麗に甦る上に錆びにくいクロムメッキ加工をご提供させて頂く為には条件が御座います。今回は弊社でバンパー再メッキ加工及び板金加工を必要とする様な状態の物がどれだけ不具合があっても加工をお受けできるかのお話しをさせて頂きます。国産、外国産の旧車バンパーは、ほぼ全てに近い割合でスチールを使用しています。自動車の最高峰ロールス・ロイスもスチールを使用してクロムメッキ加工を施しています。旧車に於いてはアメリカ車のバンパーが一番横に長いと思いますが弊社のメッキランク中メッキ加工(分厚いメッキ)と上メッキ加工(最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げ)の長さを最大値は2300ミリです。この長さは大型トラックバンパーの長さがこの2300ミリですのでアメリカ産旧車の長いバンパーと言えどもこの長さよりは小さいと思いますのでバンパーの長さでは問題が御座いません。次にバンパーの形状ですが特にアメリカ産バンパーは独特な形状をしている事が珍しく御座いません。例えて言うならば旧車キャデラックバンパーはフロント部分が奥ばっている様な形状です。純正クロムメッキバンパーでもその奥ばっている個所にクロムメッキが薄い状態であったりクロムの下地のニッケルが見えていたりする為に少し黄ばみが生じている事が多いです。この様なキャデラックバンパーに対しても再メッキ加工をお受けさせて頂く事は可能です。次に経年劣化が酷い状態のバンパーや事故などで凹みが出来てしまっている、又は歪んでしまっているバンパーに対しても新品の様な仕上がりでお客様にご提供出来ます。バンパー再メッキ加工(リクローム)で一番難しいとされるのがバンパーのスチールの肉厚が薄い物、そして経年劣化が酷い状態の物、事故で大きくバンパーが歪んでいる物。この3点が重なるバンパーは特に新品の様な仕上がりが困難とされております。しかし弊社の技術ではこの3点が重なってしまっている状態のバンパーに於いてもお客様がビックリして頂く様な新品かと感じて頂ける様な仕上がりになる方法が御座いますので全く心配は御座いません。この3点が重なった時には、まず凹みが有る箇所を熟練板金職人が形状修正を施します。例えばバンパー裏面の取り付けステーが溶接で固定されているとします。この取り付けステー表面のバンパーが凹んでいたとします。その場合は一度、ステーを取り外して形状修正を施してからステーを元の位置に溶接致します。そしてメッキ用のアルミニウム製金属パテでバンパー表面を新品の様に生地を甦らせます。次にプライマー処理を施す事により更に綺麗なバンパー表面を作り上げます。この状態までを下地修正と言います。弊社はこの下地修正に特化しておりますのでバンパーの生地が悪く、しかも事故などで凹みが有る状態でも綺麗にバンパーを復活させる事が可能なのです。

メッキ加工対応でホイルの形状大きさはどの様な状態まで対応可能か

メッキ加工をお考えのお客様で、自動車、バイク、トラックのホイルを綺麗にしたいと弊社にご依頼される前に形状と大きさがお受けできるか、お受けできないかの条件になりますので、今回はこのお話しをさせて頂きます。ホイルをピパピかにする方法には2種類の加工方法が御座います。1つ目はクロムメッキ加工です。2つ目は鏡面ポリッシュです。それでは最初に自動車専用ホイルのご説明をさせて頂きますがクロムメッキをご希望される場合ホイルの大きさは26インチ以内です。スポークの形状はハブ部分からリムまで20本のスポークがクロムメッキがのる限界値です。この場合はスポークとスポークの隙間にもしっかりとメッキがのっている状態でのお話です。あとホイルの素材が純度100%アルミニウム製か、もしくはスチール製である事がクロムメッキ加工可能である条件です。マグネシウム合金の場合はメッキ加工対応不可になります。次に鏡面ポリッシュですが加工対応はクロムメッキと同じ26インチです。形状ではワンピースの場合は20本のスポークが限界値で、2ピースで言いますと24スポーク程度までは対応可能です。尚、素材が鋳物ホイルの場合はアルミホイル鏡面ポリッシュ仕上げより光沢がやや落ちます。簡単に言いますとクロムメッキ加工不可の場合は鏡面ポリッシュ加工を選ぶ方が良いと言う事になります。続いてバイクホイルですが自動車用ホイルと違い左右両面に対してクロムメッキ加工や鏡面ポリッシュをしないといけないので加工賃はお高くなります。バイクの場合クロムメッキ加工の対応インチ数はと言うより、リムからスポークまでの高低差がどうかでクロムメッキが全体的にのるかどうかが決まります。例えばハーレーダビッドソンのディッシュホイルで底の部分が深い状態やそれらに近い様なホイルは一部分がメッキが薄い仕上がりになってしまう事があります。その場合は、鏡面ポリッシュ加工を選んで頂いた方が良い事になります。自動車用ホイル、バイクホイルには1ピースや2ピース等分解できる事が御座いますがクロムメッキ加工、鏡面ポリッシュ加工双方ともに分解出来れば、分解できる程加工すやすいので見栄えのクオリティが良くなります。ホイルのハブは加工上、新品の物を用意して頂く必要が御座います。(ハブ部分にメッキがのるとハブ取り付けがしにくくなる為です。)ホイルの素材に関して言えば自動車用ホイルと同じです。続いてトラック用ホイルですが大型トラックのインチ数は22.5ですがこの大きさであれば問題は御座いませんがISOホイルのフロントはクロムメッキ加工は不可になります。後輪のホイルは加工可能です。トラック用ホイルでアルコア製アルミニウムが御座いますが鏡面ポリッシュ仕上げをご希望されら事のあるお客様が日本ではいません。全てクロムメッキ加工でのご依頼です。

メッキ加工長さ2600ミリのオリジナル製品

スチール製角パイプ2550ミリL型アングル
スチール製角パイプ2550ミリL型アングルアップ写真

メッキ加工する長物製品のお話です。この商品は店舗で使用する為に業者様が製作されて御社に持ち込みして頂いた状態で写真をアップせさて頂きました。素材はスチール製角パイプをL型に加工されています。本数は7本です。初めての業者様で地元ではこの様な長さの物は対応できないと言われて弊社にご依頼して頂きました。納期も約3日間しか無く困っていらっしゃいました。弊社のメッキランク下メッキ加工でギリギリ納期が間に合うかどうかと言う状態です。通常、装飾クロムメッキ加工の工場は長物でも2300ミリが精いっぱいの工場が御座いますがこの長さでもメッキ槽が大きい位です。下手をすると1000ミリが限度の工場も多い位です。弊社の下メッキ加工は長物対応は日本でもトップレベルの長さのメッキ槽を兼ねそろえている為に業者様より重宝されています。トラック部品や自動車部品、バイク部品等の大きさでメッキ加工が出来ないと言う事で困る事はまず御座いません。しかしながらクオリティを重視するのならば弊社のメッキランク中メッキ加工及び上メッキ加工をご依頼して頂くと良いと言えます。デメリットとしては剥離剤からバフ研磨、メッキの厚みそれぞれ違う為に納期はそこそこ頂きます。因みに、この様な2600ミリを超える様な長物をクロムメッキ加工や金色メッキ加工をご依頼して頂く業者様は看板を製作される会社様や製作工場様そして金物製作会社様が多い様に感じます。弊社はメッキ加工をされたい商品の横の長さもさることながら縦の長さも1000ミリを超えても全く問題なくクロムメッキ加工や金色メッキ加工、古美色もお受けさせて頂く事も可能です。特に上の写真の様なオリジナル製品でもっと長さが有り、もっと大きい商品にも喜んで対応させて頂く事も可能です。ここで一つの大きな商品をクロムメッキ加工と金色メッキ加工、古美色メッキの加工例をご紹介させて頂きますと高級飲食店の内装でステンレス板長さが3000ミリ高さが1400ミリの商品に金色メッキ加工を施した事も御座います。枚数は30枚でした。この様な場合は一日朝から夕方までこの商品の加工を行います。クロムメッキ加工に於いては遊園地で使用する大きなモニュメントで素材がスチールで製作錆とめの黒皮が付着している様な状態で長さが6000ミリの大きさでした。この位の大きさになると剥離もかなり手間がかかる上にバフ研磨作業もハイパワーのハンドグラインダーで2人がかりで対応いたします。ニッケルメッキ槽、クロムメッキ槽に入れる時にはクレーンを使用しなければ人の力では不可能の重量でした。店舗の装飾品や大きさと綺麗さでインパクトを出したい時などにこの様な大きな商品にメッキ加工を施すとビックリするような完成品が誕生します。

メッキ加工自動車関連以外で邸宅用ワンオフ製品に金色

メッキ加工にも様々な色合いを出す技術が御座いますが、例えば金メッキ、銀メッキ、銅メッキ、銀色に似たクロムメッキ、ブラックメッキ等、上の写真は金メッキに似た金色メッキ加工を邸宅用ワンオフ製品に施した状態です。大きさは正方形でステンレス400番研磨。この中に電飾を入れて使用する物だそうです。この金色メッキは別名を真鍮メッキとも言い皆様もご存じの5円玉や洗面所周りの素材である蛇口等、腐食しにくい材質です。この真鍮を電気によってステンレスやスチール製品に付着させる事でこの様な製品が誕生します。但し、有色メッキ加工を施した場合は必ず専用クリアーで表面を保護する事が必要となります。その時に加工工場で気を使うのがホコリです。実はプラスイオンとマイナスイオンの関係性でメッキ加工を施した商品にホコリが付着しやすい物理的な現象が必ず起こります。特に夕食メッキなどの工程でメッキが完成した後の保護膜作成クリアー仕上げで完成品に付着した状態でクリアーを施すと、その間に微小のホコリが付着してしなっている見栄えになります。無菌室の様な場所で作業を行わなければ完全には綺麗にならないかもしれません。上の写真は弊社の下メッキ加工による金色メッキですがホコリなどは付着しておりません。他に有色メッキで言いますとピンクゴールドやブルーメッキ、レッドメッキ、等この様な色調にもクリアー等の保護膜が必要となりますのでホコリなどの異物に気を付けなければいけない為に慎重に作業をしております。昔のメッキ技術は現代のメッキ技術より劣ります。これは当然の事と言えます。メッキ液も当時と違いけた違いに改良されました。治具も素晴らしい物になっています。変な話になりますが自動車やバイク、トラック等の旧車の新品時のクロムメッキの色調を現代の再メッキ加工(リクローム)で復活させようとしても絶対に出来ません。その位メッキ工場も進歩しました。昨日、希少価値カメラを修理する業者様からご相談が御座いました。ドイツ製の希少価値カメラの真鍮製部品にニッケルとクロムがのっているのですが、経年劣化でくすみ過ぎて当時の状態に甦らせたいと言うご要望でした。このご要望内容はその真鍮部品当時はザラつきが有り光沢が無い状態、この様に回復させていと。実際にはこの様な状態に近ずける事は可能ですが、あえて綺麗にしない様な事は反対に大変難しい事です。この様に昔の様な仕上がりになる事は経年劣化が起こらない限り不可能かもわかりません。少し違う話かもしれませんが、あえて経年劣化している様に見せるメッキが御座います。そのメッキ名は古美色メッキ加工と言います。メッキ加工の中でも一番手間が掛る方法で、一度金色メッキ加工を施した後に番手の高いバフで綺麗な表面を磨いて傷を付けます。そしてもう一度メッキ加工を施してクリアーで表面保護致します。完成品はまるで4、50年程経年劣化がしている様な状態になります。この様な加工依頼があるのは高級店舗の室内用品に多くみられます。あえて古びた製品になる様に見せるメッキ技術。