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ステンレスワンオフ製品にメッキ加工仕上げで失敗しない方法

上の商品はSUS304片板400番研磨をトラックに装着させる為にワンオフ製作された物です。白色ビニールを貼っているのがそうですが、車輌製作会社様がレーザーで加工されました。元々、ステンレスにはクロムが入っている合金なのでポリッシュを施すとまるで装飾クロムメッキ加工が施された様に見えます。しかしマニア様になりますとステンレス部材の鏡面ポリッシュでは電気メッキ加工による装飾クロムメッキの光沢とは全く別物だと直ぐに分かりますので、わざわざSUS304片面研磨板を購入してからレーザー加工や水圧による加工でオリジナル製品を製作してから装飾クロムメッキ加工を施して光沢度を上げられます。この加工のメリットは飛石やほこり等、正面ポリッシュでは綺麗さの長持ち具合が全く違う事が上げられます。要するに光沢度のアップとその光沢を長持ちさせる2つの大きなメリットが御座います。但し、バイクやトラックなどのステンレス製作されたマフラー等には装飾クロムメッキ加工を施すことは出来るのですが耐熱効果が低いので万が一加工を施してしまうとエンジンと排気ガスから徐々に熱が伝わっていき、最後にはメッキが割れてくる事になります。マフラー表面が蜘蛛の巣の様に見えてきます。その後その部分からクロムメッキが剥がれてくる事になります。例えばトラックのフロントバンパーやリア、サイドバンパー、通称起こし、ワンオフ製作ミラーステー等のステンレス製作品にはもってこいの装飾クロムメッキ加工です。要するにSUS製品にメッキ加工を施したい時に熱が掛かる様な場所に装着する物は施さない方がお客様にとって良いと言う事です。それでも光沢を出したい場合には鏡面ポリッシュを行うか、それともSUS部材を使用しないでスチール製でワンオフ製作されてから装飾クロムメッキ仕上げされる事が望ましいです。これまでのご説明でお分かりになられない場合やこれからオリジナル製品を製作される場合等は事前に弊社にお問い合わせして頂いてから設計及び製作される事が望ましく失敗をしないで済みます。上記の様に個人様がお取引がある車輌製作会社様やレストア専門業者様の場合は直接業者様からお問い合わせされる事がスムーズにお話が進みます。お互いに専門分野ですので・・・・しかし個人様がオリジナル製品を製作するのは至難の業で有ると共に、万が一失敗した場合には加工賃や時間が台無しになります。それを避ける為にも極力専門業者様に間に入ってもらって弊社に装飾クロムメッキ加工の御依頼をされる事が良いです。