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メッキ加工でCB750Fの小物部品類を綺麗にクロム、6価、ユニクロ仕上げ

メッキ加工でCB750Fの様々な小物部品をクロム、6価黒、ユニクロで綺麗にします。今回のお客様は事前にお電話でのお問い合わせを頂いてメッキ加工されたい部品をクロム、6価黒、ユニクロで小物部品類を小分けにして頂いた上で弊社にご発送して頂きました。小分けして頂いたジプロックには黒マジックでそれぞれメッキの種類を書いて分かりやすくして頂いております。クロムのジプロック内部には数点亜鉛ダイカスト(アンチモニ)が入っていました。残りは全てスチール製でした。この様に小分けして頂いた物の中には素材が違う物の入っておりますので、弊社に到着次第、各部品ごとに磁石に反応するか?反応しない物は更に素材の重さや部品の裏面を確認しながら調べていきます。何故、この様に各全ての素材の種類に拘らなければいけないのか?それは素材により同じメッキ加工にしても施工方法が違う上に、例えばユニクロなどはアルミニウム素材にはスチール部品の様にダイレクトには薬品と素材が反応しないので下地にダイレクトニッケルメッキを行わなければいけません。この様にメッキごとの種類によっても部品が何の素材で出来ているかを調べなくてはいけません。最悪の場合、部品が溶けて無くなってしまう様な事にも繋がります。その上で各メッキ加工に進みます。今回、ご依頼いただいた部品の中にはメッキの上に塗装されている物も御座いました。その場合にも塗装が付着している部品と塗装が付着していない部品を分けて塗装剥離終了してからバレルに入れます。それではホンダCB750Fをご紹介させて頂きますと1970年代後半から1980年代前半に量産されたバイクで世界でも人気の高い希少価値者です。当然、40年ほど時が経過していますので部品が経年劣化しても現在装着している部品やインターネットで中古品を購入して弊社などのモーター関連に特化したメッキ工場にリクローム依頼して再利用するしか方法は御座いません。それでは加工方法をご紹介させて頂きますが、6価黒とユニクロはバレルと言う網籠に入れて加工を行います。この時に他のお客様と同じバレルに入れてしまいますと再メッキ終了着にバレルから出した時にどの部品がどのお客様の物なのか全く分からなくなってしまう為に少ない量であっても貸切でのバレルになります。クロムメッキ加工の場合は元々、一つ一つ加工を施すためにバレルの様な物には入れません。クロム依頼のジプロックには塗装が付いている物は無い為にメッキ剥離をシアンにより行います。次にバフレースを行い銅メッキを施します。再度バフ研磨を行いピンホールを埋めて2回目の銅メッキ、続いてニッケルを施してクロムで完成になります。一点一点を仕上げ作業として細かい粒子の研磨剤で磨きます。その様にする事で更に光沢が増します。