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1月14日湿式装飾クロムメッキ加工のメリットとデメリットとは?

1月14日のブログは数ある中で加工方法の中で最高品質の湿式装飾クロムメッキ加工を施した場合のメリットとデメリットとは?何かをご説明させて頂きます。まずはメリットを挙げれば見栄えのクオリティと経年劣化しにくいクオリティが得られる事につきます。その理由は良質なメッキ液の中には銅やニッケル、クロム、金等、様々な金属が液体に混ざっており、メッキを施したい対象物を純の素材にしバフレースで表面処理を行った状態で電気を使用してプラス、マイナスの原理で対象物全体に希望する金属皮膜を付着させる事によりその物の金属皮膜で覆い隠される事から完全にその光沢と色合いを求める事が出来ます。そかしながら、この様に言葉や文字で説明すれば簡単に聞こえますが湿式装飾クロムメッキ工場各社とも、完全に同じメッキ液や電気を通すための治具、バフ、様々な道具や職人の技術、又腐食が酷い時や品物に凹みや深い傷が付いている状態での復活技術等、更に弊社などのモーター関連に特化した湿式装飾クロムメッキ工場や建築内装部品等に特化した工場など、得意分野はそれぞれ多岐に渡ります。ですのでお客様は用途によって各種特化した専門工場に加工依頼する事になります。モーター関連に対する湿式装飾クロムメッキ加工で言うと弊社の上メッキ所謂、最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げは文字通り難素材や入り組みが激しい形状の自動車やバイクホイルなどにも対応できる設備と熟練職人により他社では得られない様な見栄えのクオリティと錆びにくさの両方をご依頼主様にご提供出来ます。この事からこの加工方法のメリットは湿式及び乾式装飾クロムメッキ加工双方をトータルで考えた時に一番のクオリティが追求できる事が言えます。それではデメリットですが手間が乾式装飾クロムメッキ加工よりも手間とコストが掛かる為にコストがお高くなる事が言えます。例えば6価クロムや剥離剤で使用するシアン等を公害対策用プラント設備や廃液処理業者様に回収してもらう為のコストも含まれる。6価クロム等を使用していますので環境にとっては乾式メッキの方が良いと言えます。究極のお話になりますが、あくまでも弊社はモーター関連に特化している湿式装飾クロムメッキ専門工場です。お客様が世の中で一番のクロム独特の光沢と経年劣化しにくいハイパフォーマンスをお求めになられるのでしたら間違いなく、この施工方法になります。さほど品質を求めていないとお考えであれば他のメッキ方法が良いと言えると思います。

1月13日各種外品エアロメーカー品にクロムメッキ加工が可能か?ご説明させて頂きます。

1月13日のブログは自動車、バイク、トラック純正部品以外の外品エアロ、カスタムメーカー品に最高級モーターショー用クロムメッキ加工が施させる事が可能なのか?をお話させて頂きます。皆様もご承知の様に弊社の特色は59年間モーター関連に特化した最高級モーターショー用クロムメッキ加工を施させて頂きましたが、特にメーカー純正品に対しての加工がメインでしたが、約10年ほど前から外品エアロ及びカスタムメーカー様からのご相談でクロムメッキ加工を製品にかける事が出来ないかと言うご要望が御座います。金属製品にはまぼ100%お答えする事が可能なのですが、樹脂製品に於いては加工可能なのが90%の確立になります。お答えできない素材は合成樹脂の一部、FRPに塗装が施されている、若しくは汚れなどが付着している状態。大きさに至っては最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げをご希望の場合、横の長さが1600ミリを超える樹脂素材パーツ(場合によっては1800ミリまで対応可能です。)例で言いますと大型トラックプロフィア純正フロントガラス上部に取り付けるオプション品フロントバイザー3分割の中央は1800ミリですが対応可能です。FRP製品の場合専用メッキ槽に入る大きさは750ミリ程度です。それ以上の大きさのFRP製品の場合は大手自動車メーカー量産品レベル仕上げになります。あくまでもお客様が最高級モーターショー用クロムメッキ加工をご希望される場合は、それぞれの樹脂素材にあった長さに切って頂かなくてはいけません。樹脂素材により上メッキ加工のメッキ槽の大きさが異なる為に弊社のご相談される事が望ましいと思います。樹脂に対する中メッキ仕上げ対応の長さは2000ミリ前後となっております。例で言いますといすゞ大型トラックギガ純正FRP製フロントパネルです(最大値)。外品エアロ及びカスタムメーカー様の素材は今までの弊社にご相談頂いたパーツと大手自動車メーカー様の素材とを比べると圧倒的に大手自動車メーカー様の素材の方が質が良く、メッキに対して相性が良い事が多です。と言う事から外品部品に対しても工賃は各種メーカー純正部品よりも割高になる事が多いように感じます。弊社のお客様でFRP製自動車部品を製作販売されている外品エアロメーカー様もメッキが綺麗にのる様に部品表面に巣穴やピンホールが極力無い様に3度ほど手直しされて今に至っておられます。それ程、純正部品のクオリティーと外品のクオリティは違うと言う事です。

トラックの各種樹脂パーツに最高級モーターショー用クロムメッキ加工具体的な例

1月12日のブログは現行トラック、日野、三菱ふそう、UD、いすゞ、スカニア、ボルボ等、日本で正規販売されている小型から中型、大型、トラクタの純正樹脂部品に最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げが可能なパーツはどれか?皆様にご説明をさせて頂きます。昭和の時代はクロムメッキが施されたトラックパーツをふんだんに装着して真正面や横から見てもピカピカでインパクトが有る愛車がどの道路でも見る事が出来ましたが、平成、令和になると大手トラックメーカー純正クロムメッキパーツオプション品もめっきり減りました。これは様々な要因が有る様ですが荷主様が派手なトラックが荷済みや荷卸し等でお客様に威圧感を与えてしまう事など、又は、純正オプション品は高いのでそこまで手が出ない。この様な要因からクロムメッキパーツ離れがおきています。しかし現在でも光沢を愛する方は多く、この事はトラックに限らず普通自動車やバイクも同じです。そこでトラックのクロムメッキ仕様をこよなく愛されるお客様の為にどこのパーツに最高級モーターショー用クロムメッキ加工が可能なのかをお話させて頂きます。トラック部品に於いて最も人気が高いバンパーですが近年スチール素材を使用せず樹脂バンパーを採用してその上にクロムメッキ加工を施した車種が多いです。理由は軽量化により積載量を多くとる為にあります。続いては純正ワイパーに加工を施すです。先日にブログ掲載させて頂きましたが外品メッキワイパーを装着した時に左右のリズムが崩れフロントガラスが割れた事例をトラッカーの方々は皆さんご承知で今は純正新品未使用品をメーカー購入し弊社等に加工依頼される事が多いです。(純正ワイパーに最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げはこの様な不具合は絶対に御座いません。)次はアウタードアハンドルですがこれも外品パーツを両面テープで張り付けるのでは無くて、純正品に加工を施し完全なるオプション品に仕上げるマニア様が多いです。ステップパーツも以前にはメーカーオプション設定が御座いましたが現在は無い事が多い為に弊社に加工依頼が多いように感じます。続いてキャブ後方に装着されている通称シュノーケルパーツです。ここに最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げでドレスアップするとビックリするくらい見栄えが良く、同車種を並べても全く別物のトラックに見えます。トラックにもよりますが3段仕上げシュノーケルが多いように感じます。(ジャバラ部分を入れなくて3パーツで組みあがっている)フロントフェンダーの樹脂パーツも人気です。トラッカーにとって一番憧れるドアに最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げ、このパーツは樹脂では無く昔も今もスチール製で薄手の板で仕上げられていますが、近年の軽量化に伴い、スチールの厚みが以前より更に薄くなっています。

バイクホイル(旧車、現行車)のメッキ加工賃について

1月11日のブログはバイクホイルメッキ加工賃がどの様にして決まるのかをご説明させて頂きます。他のパーツとほぼ同じ考え方で工賃が決まりますが、違うのはホイルピース数が多いか少ないかもお見積り額に比例致します。バイクのホイルは自動車やトラック等4輪以上の物とは違い両面に装飾クロムメッキ仕上げを行わなければいけない為に4輪のインチ数ホイルと2輪のインチ数が同一でも、加工賃はバイクのホイルが高くなります。この説明で皆様はお分かりになられたと思います。要するにメッキ加工賃とは全体にバフ研磨して施すのか、片面だけ磨いてクロムを施すのか倍近く加工賃が変わる事になります。ここでバイクホイルの加工賃が割高になる一つの例をご紹介致します。リムがアルミニウムないしスチール、スポーク本数が38本とニップルで構成されている様な状態で、しかも経年劣化の場合は弊社のメッキランク3種類にもよりますが1個〃に対してお値段が発生致します。18インチアルミニウム製バイクホイルと18インチのスポーク、ニップル、リムで構成されているバイクホイル装飾クロムメッキ加工賃は下手をすると2倍以上お高くなる事が少なくありません。このお見積りも考え方は覚えておいた方が良いでしょう。他の工場でも同じ工賃設定なはずですよ。素材で言えばスチールが一番お安くアルミニウムホイルはそれと比べて割高になっています。その理由は手間が掛かる事です。後は他のパーツと同じで塗装やメッキが表面に付着している事や入り組みが多かったり、経年劣化がどれだけ進んでいるのかも加工賃に比例致します。大きさだけで装飾クロムメッキ加工賃が決まる訳では御座いません。もう一つ大切な事は弊社指定ランク3段階によっても全くお値段が違い、下ランクと上ランクの差は10数倍変わる事も珍しくは御座いません。お客様のお求めになる綺麗さのクオリティと錆びにくさのクオリティもそれぞれ違う様に経年劣化したホイルの場合も同様で、メッキランク指定が同じでも腐食具合等の状態もそれぞれです。数千円の違いが出る様な事が御座いますが、その理由は手間賃が違う事が答えの一つです。当然、新品未使用品で開封していないものだとすればメッキランクが同じならば工賃は全く同じになります。反対にバイクホイルで一番安いのはスチール製ホイルで入り組みやモンキー等の鍋蓋では無くて真平らで塗装やメッキが施されていない状態、ランクも下指定だと1本一万円切る事も御座います。

メッキ加工に対して難素材であるマグネシウムポイントカバーにめっきを施しました

1月10日本日のお話はメッキには不適合である素材の一つマグネシウム製ポイントカバーに装飾クロムメッキ加工を施した経緯をご説明させて頂きます。実は11月にこのパーツを業者様からご依頼頂いたのですが、色合いと言い見栄えと言いアルミニウムと同じでしたが、写真をご覧の様に純正塗装を剥離したらパーツ表面がボロボロになり、まるで月のクレーターの様な見栄えになってしまいました。要するに塗料だけ剥がれたのでは無くて素材表面も溶けてしまった訳です。亜鉛ダイカストよりマグネシウムの方が数倍メッキ加工にとっては難素材なのです。本当に厄介な素材です。しかしながらパーツとしてはアルミニウムよりも強度も強く大変に高価な素材です。最近の高価なバイクにこの素材が使用されている事がたまに御座いますが以外に弊社でこの様な難素材であるマグネシウムが加工によって今回の様な状態になる事は数年に一度有るか無いかでした。この様な難素材の場合には必ずメッキと相性の良い素材で剥離後に表面補修を行わなくてはいけません。ダイレクトにメッキ加工を施したとしても直ぐに剥がれてしまいます。(亜鉛ダイカストの場合にはダイレクトにメッキ加工を施したとしても直ぐに剥がれる事は無く、日時が過ぎて次第に剥がれて行きます。)まるで水と油の関係性の様な感じ。この難素材であるマグネシウムだけは完成時にトップコートを施してメッキ自体に負担が掛かりにくい状態に致します。昨日もブログでお話させて頂きましたが有色メッキ同様の強化トップコートを使用致します。このトップコートを施すことにより飛石や様々な経年劣化状態からパーツを守りますが、コンパウンド等で磨き込んだり洗車機等に通したりすると折角のトップコートが薄くなったり、若しくは無くなったりすることでメッキの地肌が出てしまい最終的にはメッキがのっていない状態になる訳です。やはり長持ちさせる為には的確な手入れを行う事が大切になります。(手入れ方法の説明は昨日(令和2年1月9日のブログを参照)今回のマグネシウム製ポイントカバーはスクターバイクに採用されておりました。このバイクの他の小さなポイントカバーは全部(8個)アルミニウム製でした。上記でも述べました様にマグネシウムとアルミニウム素材パーツに塗装が施されていますと見分けが付きにくく剥離して素材表面を見て分かる程です。マグネシウム上に付着している塗装を剥がしただけで素材表面も溶ける程ですから大変に難しい加工となります。

有色メッキと電気による装飾クロムメッキ加工との取扱いの違い

本日(令和2年1月9日)のブログ内容は有色メッキと電気による装飾クロムメッキとの取り扱いの違いをご説明させて頂きます。上の写真は下の写真部品(経年劣化した真鍮製)を電気にる装飾クロムメッキ加工を施した完成品です。あくまでも電気を使用した装飾クロムメッキとの有色メッキを比べてですが、お客様がこれらの完成品を愛車などに装着して洗車などを行い大切に取扱いする為にはメッキの種類によって様々な違いが有るのです。この事は意外に世間では知られていません。製造元や販売元以外取扱い状の注意点をお客様に提供されていない事が多いように思います。特に量産品に於いてはこの事が言えると思います。これらの事から弊社のご依頼主様は納品時にこれらの注意点を分かりやすくご説明させて頂いておりますので見栄えのクオリティと錆びにくさの両クオリティを存分に維持されておりますが、これらの取り扱いの情報を皆様にご提供させて頂こうと思います。この2つのメッキの取り扱いの違いをお話させて頂く前にまず初めに工程の違いをお話しなければいけません。電気を使用するモーター関連に特化した弊社等の装飾クロムメッキ部品は塗装やメッキが付着した部品を剥離した後、バフによる研磨により鏡面仕上げに近い状態で脱脂し、銅メッキ加工、ニッケルめっき、クロムと言う様に加工を施していきます。有色メッキの場合も部品に付着した塗装やメッキなどの剥離、その後にバフ研磨作業も一緒でありますが、メッキ液が違います。例えば本金メッキや真鍮を使用した金色メッキやロジウム(ピンクゴールドやイエローゴールド等)でもそうですがクロムに比べてその金属膜が非常に弱い為に有色メッキ完成後にトップコートと言う保護膜を製品に付着させて有色にダメージが起こり難い様に細工を施す事がこの2つのメッキの取り扱いに対しての大きな違いのポイントとなります。電気により装飾クロムメッキ加工部品の取り扱いはコンパウンドが入っていないワックス等で定期的に柔らかい布地で磨くのが長く製品を維持する。かたや有色メッキは完成品の金属皮膜が弱い他、トップコートなどが表面に覆い隠されている為に熱にも弱く、傷や夏などに高速道路で走行する度に虫がメッキパーツなどに付着した際の劣化具合等、この様な様々な劣化条件がクロムメッキよりも有色メッキの方が悪い理由がこの事からお分かりになられると思います。昔と違って現在は高品質なトップコートが完成しているので少しはましにはなっていますが、それでも綺麗さを保つこととメッキが外的要素により剥がれたり変色しやすい事は現在も同じレベルです。取り扱いには柔らかい布地で軽く拭く、若しくはノンコンパウンドのワックスで適度にお手入れをする事、これが有色メッキ完成品の良いお手入れ方法だと言えます。

トラック用、自動車用ワイパー(ブレード、アーム)に装飾クロムメッキをお受けできる状態は?

1月8日のブログ内容はトラック、自動車に必ず装着されているワイパー(ブレード、アーム)に装飾クロムメッキ加工を施す事が可能なのは、どの様な状態の物に限るのかをご説明させて頂きます。実はワイパー弊社に於いて4輪の純正ワイパーにメッキを施して欲しいと言うご相談は頻繁に御座います。弊社のホームページブログにも以前ご説明をさせて頂いた事が御座いますがより分かりやすくお話させて頂きたいと思います。弊社では純正ワイパーで新品未使用品にのみ最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げ(上ランク)でお受けさせて頂いております。では何故ワイパー部品だけメーカー純正品に限りしかも新品未使用品だけなのか?その答えは過去、59年間モーター関連に特化した装飾クロムメッキ工場として様々な部品に加工を施してきて部品がどの様な状態の物を加工したら綺麗に仕上がるのか?ご依頼物の完成品がより長持ちするのかをデータで集めた上で、その様な結論を得てご依頼いただいた商品が最高品質で長持ちする事が可能な状態の物のみお受けさせて頂いております。弊社の厚メッキ仕上げ(中ランク)及び下ランクをお客様が指定下されば、金属製品ワイパーのみ加工をノークレームでお受けさせて頂く事は可能です。特にワイパー(ブレード、アーム)部品は皆様もご承知の通り雨や雪、フロント、リアガラスが汚れていたりすると使用致します。この様に長年にわたり使用するパーツです。例えば、装飾クロムメッキを施したワイパーが変な可動の仕方をしたり、不具合が生じたりしたら大変な事に繋がりかねません。名前は伏せておきますが20数年前のトラック外品メーカーが海外でワイパー製造した物を海外で装飾クロムメッキを施して稜線品として販売していた時期が御座います。(トラッカーの方なら皆さん知っている有名な話です。)その外品メッキワイパーを装着してトラックを運転していたそうです。すると片方のワイパーがリズムを崩してもう片方のワイパーに当たり破損、それが原因でフロントガラスが割れてしまった事例が続いた時期があったのです。当然、外品メーカーは損害賠償となり大変な事になったとお聞きしました。この事から推定される原因はワイパーが純正品で無い粗悪品である点。もう一つはメッキをかけてはいけない部分にまで加工を施している点。この2点が原因であると弊社は考えました。この外品メーカーの事例を参考にトラック用、自動車用ワイパー(ブレード、アーム)に装飾クロムメッキ加工をお受けできるのはメーカー純正品で未開封新品未使用品に限ると決めさせて頂きました。

CB400F経年劣化が酷いフロントフェンダーに再メッキ加工する方法1月7日兵庫県個人様

本日のブログはかなりの腐食痕が現れているCB400Fフロントフェンダーがどの様なランクの工程で新品未使用品に完成していくのかを上の現物写真でご説明させて頂きます。兵庫県の個人様からご相談頂きましたが新品未使用品を購入してから約5年間塩害地でシートを被せて愛車を保管されていたそうなのですがフェンダー表面が残念な事にこの様な見栄えの悪い状態になってしまったので弊社にご相談下さいました。様々な商品の劣化で一番悪い条件は塩分です。塩分や水分が多い土地で経年劣化を防ぐのに効果を発揮するのが高品質のガラスコーティング剤だと思います。弊社の代理店様でソフト99様から教えて頂いた商品等。今回の事例程度の状態で再メッキ加工(リクローム)をお考えならば当社メッキランク厚メッキ仕上げ(中ランク)でシアン剥離後バフ研磨した状態にもよりますが板金加工及び追加料金での銅の2度漬けや3度漬けが望ましいと考えられます。何故ならばメッキ面がこの様に盛り上がっているか所は剥離後にその部分を検品すると反対に月のクレーターの様に凹んでいる状態になっている事が大変に多いからです。ほぼ100%と言っても良い程です。この月のクレーター状部分をバフ研磨やメッキの厚みで消す事は不可能なので、どうしても板金加工(厚メッキ仕上げの場合に行う工程)若しくは上メッキ加工で行う細かい粒子のアルミニウム製金属パテ後プライマー処理を施す方法(表面補修)が絶対に必要となります。但し、新品未使用品以下の状態でも良いのであればここまで手を掛けて再メッキ加工を施さなくても良いと思われます。例えば厚メッキ仕上げで終了し完成品とする。何れにせよ。この様な状態に前年ながらなっってしまった場合には、まず、メーカーに問い合わせてその部品が購入できるのかを調べる事が大切です。万が一、在庫が無いと言われれば弊社等のモーター関連に特化した装飾クロムメッキ工場に依頼するか、もう一つの選択肢としては外品レプリカを探して購入するかだと考えられます。(お客様によっては所詮レプリカだとお考えになられている事も多い。)お客様側の立場になって考えればこの様に考える事が一番の良い選択になりコストも危険性回避も出来ます。我々、この業界に59年間モーター関連に特化したメッキ工場で生きてきましたが、メッキが施された経年劣化パーツは剥離をしないと100%クレーター状の物が現れるかの見極めが出来ない事も言っておかなくてはいけません。弊社が考えるのはいかにお客様にとって良い選択をして頂くために自身がお客様本人と言う自覚でご商談させて頂いております。

旧車バイクパーツに於ける再メッキ加工を行う上での注意点とは?令和2年1月

旧車バイク部品には、様々な装飾クロムメッキパーツやインナーチューブ等のシリンダー部品に硬質クロムメッキが施されている物が沢山御座いますが、国産、外国産者や各メーカーにもよりますがスチール素材とアルミニウム素材、樹脂素材を使用している事が多いです。バイクによっては亜鉛ダイカスト(アンチモニ)を使用している部品、現行車などはマグネシウムを使用しているポイントカバー等も御座います。この素材は別として他の素材に再メッキ加工(リクローム)を施す事は弊社に於いて59年間の経験から3ランクのクオリティ選択からお客様のニーズに合わせさせて頂いて加工お受けさせて頂く事が可能では御座いますが、経年劣化の具合で必ずしも新品未使用品の様な仕上がりに到達しない事も少なからず御座います。(上メッキ加工を選択されれば概ね可能)ではどの程度ならば再メッキ加工(リクローム)を施した時に新品未使用品の仕上がりになるのか?今回のお話は旧車バイク部品に於ける再メッキ加工を行う上での注意点とは?と題してお話させて頂こうと思います。部品の素材にもよりますがスチールよりもアルミニウムの方が見栄えのクオリティの追求と板金加工が難しい傾向に御座います。その理由はそもそもアルミニウムには巣穴やピンホールが多く存在するからです。(特に安い素材を使用して製作している物はこれらが多く存在致します。このピンホールや巣穴に水分やほこり、酸等、様々な要因は御座いますが経年劣化が進んでくると黒い錆や青い錆、粉の様な物が表面に現れ始めます。スチールの錆色は黒や茶色っぽい。アルミニウムの錆色は青っぽい色や粉の様な物が表面に現れます。亜鉛ダイカスト(アンチモニ)の錆色と言うよりも表面がボコボコしてきます。この凸凹感はこの素材独特なので直ぐに分かります。先ほども述べました様にバイクに於いてはこの素材を使用している事は少ないので考えなくても良いかもしれませんが・・・この機会に覚えておいて損は御座いません。スチール部品の場合は経年劣化でしい小さな穴が開いていたり事故などでフェンダーやフレームが少し歪んでいる程度なら板金加工後にメッキ加工を施すと(厚メッキ仕上げ以上のランク)、アルミニウム素材が多く使われている部品ポイントカバー類に深い傷が入っている様な場合には新品未使用品の仕上がりをご希望されるお客様は上メッキ加工のみです。(理由は厚メッキ仕上げ+板金加工では場合にもよりますがこの素材に板金加工を施す事は大変に難しい上にスチールに比べて熱に弱い為。)もう一つ例えるならばアルミニウム製ホイルに深いガリ傷が有る場合等がそうです。

アメ車(旧車)の純正パーツに再メッキ加工するのに必要な注意点とは1月5日

本日のお話はアメ車、特に旧車の様々な経年劣化してしまった純正装飾クロムメッキパーツを再メッキ加工(リクローム)で新品未使用品の様な光沢と見栄えが回復する為の注意点をご説明させて頂きたいと思います。アメ車と言えばフォードやクライスラーゼネラルモーターズ等が代表的なメーカーですが、メーカーが違うと言えども共通する点が御座います。それはヨーロッパの自動車メーカーよりも装飾クロムメッキパーツを多く取り入れている点にあります。これは現行のアメ車にも引き継がれています。ですのでアメ車の旧車レストアを行う場合に必ずと言って良い程、経年劣化した純正部品に再メッキ加工(リクローム)する事がヨーロッパ車と比べて多いと言えます。もう一つの大きな違いは前後バンパーの大きさと形状にあります。日本車のバンパーはヨーロッパ車と形状と大きさが大変似ており違うと言えばスチールの肉厚位だと感じます。アメ車バンパーの特徴としてはスチールの肉厚も下手をすると日本車の倍程有る様に感じる事も御座います。装飾クロムメッキの質感は日本の質感よりも劣り錆やメッキが剥がれやすいのも特徴の一つと言えます。バンパーの大きさは2トントラック純正バンパーと同等か下手をすると4トン標準クラスの物と同じ事もけして珍しくは御座いません。例えて日本車に言い換えればトヨタハイラックスサーフ純正クロムメッキバンパーの横幅の様な感じです。それと通常フロント、リア共にバンパーの形状は真っ直ぐの面が普通ですがアメ車は正面が一部深く入り組んでいたりしてモーター関連に特化した装飾クロムメッキ工場でも再メッキ(リクローム)の場合には大変に苦労する事が珍しくありません。その理由は入り組み個所にバフが当たり難い事と見栄えのクオリティが悪い割にメッキが分厚く(純正品の場合)お客様によっては再メッキ依頼時にはスチールバンパー内部にかなり腐食痕が現れていてこの痕を消すのに大変な労力を必要とする為。この事からヨーロッパ車及び日本車のバンパーよりもアメ車の方が手間が掛かるのでコストが高くなる事が多いと言えます。(当社の中メッキ、厚メッキ仕上げ以上のランクを推奨)マスコットパーツやアウタードアハンドル等のクロムメッキが施されている物は他国とも同じ素材を使用している事が多いです。(値段は変わらず)グリルも独特な形状をしています。素材はABS製樹脂を使用しているか金属を使用している場合には亜鉛ダイカスト及びスチール、アルミニウムを使っている事も御座います。樹脂の場合には必ず剥離が出来るか検品による薬品検査が必須になります。(加工不可になる事も珍しく御座いません。