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ステンレス部品の経年劣化とは?

比較的モーター関連部分に対して

ステンレスを使用している事は

滅多に無い様ですがしいて言えば

旧車のモールに使用している場合があります。

日産グロリアなんかはその点綴的例で

モールにステンレス430部材を

採用しております。

この部材は台所用品に広く採用されており

錆に比較的強い性質があります。

この素材に磁石を近づけると

スチールと同じように反応します。

そして304部材よりも

安価である事が魅力です。

さてこの部材の経年劣化の話ですが

手入れをしなければ点錆が出てきます。

この様な軽度な錆ならば市販の研磨剤で

磨けば綺麗に蘇りますが、

酷い錆の場合には研磨剤で磨いても

腐食痕が残ってしまいます。

そうなると板金加工等で表面補修を

施さななくてはなりません。

船舶や食品、医薬品の製造工場などの

機械で使用する様な316部材は

錆に強く値段が高価な素材の一つです。

これらステンレス部材の表面に

光沢をだす方法はクロムメッキ仕上げと

鏡面ポリッシュ仕上げの2種類があります。

後者の場合には光沢は

長持ちしにくいデメリットがあります。