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超大型バイクボスホスのスイングアームに再メッキ加工(リクローム)を行う方法を業者様と個人様に分かりやすく丁寧にご説明をさせて頂きます。

ご覧のパーツはアメリカ製超大型バイクボスホスのスイングアームです。

素材はスチール製でメジャーで大きさが分かるようにこんなにも大きいです。

スチールの肉厚もご覧の様な厚さが有り重さも10キログラム超は御座います。

当社も様々なバイクパーツにメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)をお受けさせて頂きましたが、この超大型バイクボスホスパーツは

初めてでこんなにスイングアームが大きく重たいのにはびっくり致しました。

個人様からのご依頼ですが町で走行していると大きすぎるバイクに何のバイクかと見られるみたいです。

そのお客様とお話をさせて頂いたのですが、悪口では無く本当にアメリカのクロムメッキの質が悪く汚い上に直ぐに錆が出てしまうと

オーナー様がおっしゃっていました。

私達メッキ加工や再メッキ加工(リクローム)のお仕事に携わる者としてこのパーツの錆びた状態とメッキが剥がれている部分の厚みが

全くなっていないと感じました。

メッキの厚みが日本の町のメッキ厚よりも薄く錆びる早さが尋常じゃ無い。なんじゃこりゃ~って感じです。

同じアメリカ産のハーレーはこんなにまで酷いメッキでは無いのになーと感じますが・・・

パーツの作りも手作り感満載の見栄えで日本のワンオフ製作される業者さんが見たら笑うレベルだと思います。

但しこのバイクの心臓部であるエンジンはV8で排気量も5700CCで8200CCもあるそうです。

コルベットのエンジンをそのまま移植している事から考えるとこの様に大きく大変に重いスイングアームであるのも納得です。

何時もの様にこのボスホススイングアームも再メッキ加工(リクローム)の方法を業者様と個人様に分かりやすく丁寧にご説明を

させて頂きます。

まず初めに行うのがこのスイングアームに付いているメッキをシアンによって綺麗に剥離致しますが約1週間ほど掛かります。

剥離作業が終了致しますとスイングアームその物がただのスチールになります。指で触れると直ぐに錆が出る様になっています。

今回のメッキランクは中メッキ(厚メッキ)でご依頼を頂きましたので次に行う作業はバフ研磨作業になります。

写真の錆の状態から見ますと剥離後表面には結構な錆が出ていて腐食痕が存在する事が考えられます。

この場合根気よくバフ研磨し番手も低めから番手を上げて行く様に作業を致しますがその際に研磨職人の全体重をこのスイングアームにかけ

て作業を行います。そうしなければこの肉厚があって腐食痕が有るスイングアームは綺麗になりません。

バフ研磨作業が終了致しますと次に行う作業はピンホールを消す為に銅メッキ加工を行います。

この銅メッキでスイングアーム全体に銅被膜が生じた状態でもう一度バフ研磨作業によって出来た銅の粉をピンホールに入れていきます。

そして更に銅メッキ加工を行う事で見栄えが良いスイングアームパーツに仕上がります。

この作業後にニッケルメッキ加工を行いますがこのメリットは錆びにくくする事と次に行うクロムメッキとの相性が良い為に付きがよくなり

ます。

そして先ほどのご説明でありました様にクロムメッキ加工でメッキ槽に入れる工程は終了となりますが、仕上げとして細かい粒子の磨き粉で

メッキ完成表面を丁寧に磨きボスホススイングアーム、当社中ランクによる再メッキ加工(リクローム)の完成です。

超大型バイクボスホスのパーツにメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)をお考えの業者様、個人様はメッキ工房光沢屋にお問い合わせ

下さい。

レクサス純正外装部品にメッキ加工(クロムメッキ)の仕方を業者様と個人様に分かりやすく丁寧にご説明をさせて頂きます。

今回の写真は、現行レクサス純正パーツにメッキ加工(クロムメッキ)した状態になります。

お客様より新品を送って頂きメッキ加工(クロムメッキ)させて頂きましたが、純正パーツは既に塗装が付いていて素材自体は

ABS樹脂でご覧の様に入り組みが激しいグリルに似ています。

様々な樹脂パーツの殆どにモーターショー用クロムメッキ加工が可能ですが、樹脂の素材によって工程と加工賃と納期が変わってきます。

このレクサス純正パーツはABS製パーツですのでメッキと相性は良いですが、独特の網目の入り組みが複雑な為に下地作業が

大変になります。

それでは現行レクサス純正パーツにモータショー用クロムメッキ加工を行う工程を業者様と個人様に分かりやすく丁寧にご説明を

させて頂きます。

先ほども皆様にご説明をさせて頂いた様に、現行レクサス純正パーツには塗装がされておりますのでまずは素地を出すために

剥離作業を行いますが、新品樹脂では無く経年劣化している塗装付樹脂を剥離した場合は樹脂その物にダメージを与えてしまい

ひび割れになる事も御座いますので、樹脂パーツにメッキ加工(クロムメッキ加工)をされたい業者様や個人様は新品パーツがあれば

手に入れて頂きメッキ加工(クロムメッキ)せれる事が望ましいです。

塗装剥離が完了致しますと表面を脱脂し素地自体に不純物が付いていない状態に致します。

そしてクオリティを高める為に表面を金属化する為にサフェーサー、プライマーで生地を整えてこれらの業態では電気メッキ加工が

出来ない為に無電解メッキ加工や導電塗料によって通電効果が齎せる様に加工致します。

この作業を行う事によってハイクオリティのモーターショー用クロムメッキの下地が出来ていきます。

下地作業が終了し通電効果がでたレクサスパーツをスチールバンパーをメッキ加工するのと同じように銅メッキ加工を行います。

そしてパーツ表面に銅被膜が付くと今度はバフ研磨作業によってピンホール等の小さな穴に削れた銅の粉によって埋めていきます。

この作業が終了致しますともう一度銅メッキ加工を行い銅被膜を得ます。

この作業の目的はメッキの見栄えが良くなり次に行うニッケルメッキと相性が良い事から剥がれにくくするメリットも御座います。

続いてニッケルメッキ、クロムメッキ加工でメッキ槽に入れる作業は完成になりますが、写真の様に綺麗にする為に細かい粒子の

研磨剤で丁寧に磨いて仕上げなくてはいけません。

金属パーツ、樹脂パーツ問わず写真の様にパーツの裏面を見て分かる様に装着する止め具にメッキが掛かるとメッキの厚みで装着する時に

不具合が発生してしまう事から装着止め具にはメッキが掛からない様に養生作業を行ってメッキ加工を行います。

レクサスの純正パーツにメッキ加工(クロムメッキ)をお考えの業者様、個人様はメッキ工房光沢屋にご相談下さい。