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超大型バイクボスホス用ハブに再メッキ(リクローム)を行います。

今日のご紹介パーツは最近ご説明させて頂いています、アメリカの超大型バイクボスホスのパーツです。

今回はボスホス用ハブですがこの肉厚とんでもなく厚いですし大変に重いです。

但し、写真でお分かりになるかならないか分かりませんが、溶接痕が沢山残っていて見栄えはあまり綺麗であるとは言えません。

やはり車重が大変重いバイクなので大切なハブがこの様な肉厚で有る理由も分かります。

それではボスホス用ハブパーツを再メッキ加工(リクローム)する工程を業者様と個人様に分かりやすく丁寧にご説明をさせて頂きます。

このパーツで大切なのは鉄芯の部分では無く見える面になります。

その面に溶接痕がご覧の様に目立つ状態ですので、この部分を見えなくする為には板金加工を行わなくてはいけません。

その際に加工賃が+されますのでお客様のご予算で板金加工を行うか?行わないか?を決めて頂きます。

今回のオーナー様はそこまで気にならないとの事ですので板金無しで再メッキ加工(リクローム)をさせて頂きます。

このパーツ錆びていてメッキも剥がれている為に分かりにくいですがメッキが付いていますので剥離を行います。

殆どメッキが付いていませんので通常のシアンによる剥離期間よりも早く加工が出来ます。

剥離作業が完了致しますと次に行う作業はバフ研磨作業ですが、鉄芯の部分はあまり磨かなくあくまでも表面を根気よく磨く様に

作業を致します。

なぜ鉄芯部分をあまり磨かない様にするのかと申しますとバイク屋さんならお分かりだと思いますが走行時に不具合が出る可能性が

有る為です。

しかも見えない部分でも有り、あえてそこに手を加えて危険を伴う事をする必要が無いと言うのが理由になります。

バフ研磨の番手はこの状態から考えますと荒目の番手から番手を上げていくのが良いと思います。

このバフ研磨作業が終了致しますと、銅メッキ加工になりますが当社のメッキランク中メッキ(厚メッキ)は初めの銅メッキ加工による

銅被膜はあくまでもピンホール等を埋める為の作業の1つです。

このハブパーツに銅被膜で覆われた状態になりましたらバフ研磨作業によって削られた銅の粉をピンホールにバフを使用して埋めていく

作業を行います。

二回目のバフ研磨作業が終了致しますと通常のメッキ作業銅メッキ加工を行いメッキ加工完成時の見栄えの良さの為の銅メッキ加工と

なります。

次に行う作業はニッケルメッキ加工、この作業の1番の目的はパーツを錆びにくくするメリットが有ります。

もう一つのメリットは次に行われるクロムメッキと相性が良い為に剥がれにくくするメリットも御座います。

この作業が終了致しますと最後のメッキであるクロムメッキ加工になる訳です。

そして仕上げ作業として何時もの様に粒子の細かい研磨剤で表面を丁寧に磨いて完成になります。

様々なバイク部品、自動車部品、トラック部品をメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)をお考えの際には

メッキ工房光沢屋にご相談ください。