FRP製グリル(エアロパーツ)をモーターショー用クロムメッキ加工(金属皮膜使用)をご説明させて頂きます。

この商品は、数週間前にブログに張り付けさせて頂いたFRP製オデッセイグリルとその付属品であるスチール製のメッシュです。

これらのパーツにモーターショー用クロムメッキ加工が終了致しましたので、個人様と業者様に分かりやすく丁寧にご説明をさせて頂きま

す。

今回のご依頼主様は個人様でFRP製エアログリルをクオリティが一番良いクロムメッキ加工をしたいとご相談くださいましたので

快諾させて頂きました。

何時も皆様にご説明をさせて頂いています様にFRP製パーツに最高級のモーターショー用クロムメッキ加工を施す為にはFRP表面に

塗装や汚れなどが付いていない状態でなければメッキ加工が不可になります。

その理由はFRPは他の樹脂と違って巣穴と言う小さな穴が多少なりとも存在致します。

その為にホコリや塗料やメッキなどの余計なものが付着しているとFRP表面にある巣穴に入っている為に剥離剤等を使って取り除こうとし

ても巣穴以外の表面の異物は取り除けたとしても巣穴の異物は取り除く事は出来ずクロムメッキ加工を行ったとしても綺麗な表面にはなりま

せん。

そうならない為にもFRPパーツにクロムメッキ加工を施す場合はゲルコートの上にサフェーサー、プライマーまでで止めておいた素材のみ

加工をお受けさせて頂きます。

それではFRP製グリルとスチール製メッシュを最高級のモーターショー用クロムメッキ加工を行う方法をご説明させて頂きます。

新品で箱に入っている綺麗なパーツと言えども手に触れた油分であったり静電気で付着したホコリを綺麗に脱脂致します。

次にFRP製グリルに有る巣穴を細かい粒子のアルミニウム製金属パテ等によってグリル表面を完全に平らに致します。

そしてメッキ用サフェーサー、プライマーによって表面を補修致します。

まるで塗装工の職人の様に綺麗に磨きます。

この状態だと通電効果が無い為に最高品質のクロムメッキ加工が出来ないので導電塗料や無電解メッキ加工でグリル表面に通電効果を出しま

す。

この作業が終了致しますと当社のメッキランク中メッキ加工(厚メッキ加工)と同じ加工になります。

一回目の銅メッキ加工による銅被膜をバフ研磨によって表面のピンホールに削れた銅の粉を入れて行きます。

更にもう一度、銅メッキ加工を行い次にニッケルメッキ加工を施し最後にクロムメッキ加工になります。

仕上げ作業として青粉等の細かい粒子の研磨剤でクロムメッキ表面を丁寧に磨き完成になります。

グリルの付属品であるスチール製メッシュは当社のメッキランク厚メッキ加工で施工いたします。

施工方法はメッシュ表面に錆止めが施させておりますのでシアンによる剥離作業を行いスチールその物に致します。

次にバフ研磨作業を行いたいのですがメッシュはご覧の様に大変力に弱い為、変形しやすい事からみがき作業は行いません。

但し、メッキの分厚さを増すために銅メッキ加工、ニッケルメッキ加工は特にながめにメッキ槽に漬け込みます。

メッシュの仕上げ作業も大変形状が複雑でもろい為に行いません。

金属製グリル、樹脂製グリルに最高級モータショー用クロムメッキ加工を施したいとお考えの個人様と業者様はメッキ工房光沢屋にお問い合

わせ下さい。