メッキ加工1994年ハーレーFXSTS前後フェンダー

1994年式ハーレーFXSTSリアフェンダー
1994年式ハーレーFXSTSフロントフェンダー

上の写真の1994年のハーレーFXTSフロントとリアフェンダーを再メッキ加工(リクローム)で綺麗に復活させる為のお話をさせて頂きます。今回のご依頼主は業者様でシーシーバー、ブラケット、フェンダー、2車種ご発送して頂きました。この中には1975年のカワサキKH250のパーツも入っていました。ハーレーは25年前の部品ですし、オーナー様が本当に綺麗に手入れされているのが分かる程です。カワサキKH250も錆が表面に出ていますが、今まで沢山のカワサキKH250部品を再メッキ加工のご依頼が御座いましたが、このオーナー様も日ごろからしっかりと手入れされている事が分かる綺麗さでした。今回のハーレーFXSTS部品ご依頼のオーナー様は業者様を通されてのお仕事になりますので事前に業者様がオーナー様と再メッキ加工のクオリティをどれだけお求めになられているのかをしっかりと聞いて頂きました。その答えは弊社の上メッキ加工(最高級モーターショー用クロムメッキ加工仕上げ)か、もしくは中メッキ加工(分厚いメッキ仕上げ)のどれかで悩んでおられるようでした。私どもの個人的見解は業者としておかしいかも分かりませんが部品の経年劣化の具合と部品の凹みが有るのかや、様々な観点から申しますと全ての部品を弊社の中メッキ加工(分厚いメッキ加工仕上げ)で加工を施すと新品未使用品に仕上がると想定されます。言い訳では御座いませんが、この答えは100%とは言い切れません。現在、部品に付着しているメッキをシアンにより完全に剥離した段階でこの様な事が、初めて言えるのですが、しかしながらお見積りの段階では当然、剥離することなど出来るはずもない為に、部品を目視し長年の経験からこの部品をシアン剥離したら素材表面がどの様になっているのかを想像しながら、お客様とご商談させて頂く事になります。その為にこの様に曖昧なご説明になってしまいます。私たち検品させて頂く箇所は全て、端から端まで細かくチェックさせて頂いております。例えば、お客様がご発送時にきずかなかった極小さなえくぼ痕、この様な状態も直ぐに分かる程、目を凝らして検品させて頂いております。しかしながら、先程も述べさせて頂きました様にメッキと下地の間の経年劣化具合は目視では完全に分からない為に長年の感を頼りにご商談する他御座いません。その上で、私たちはどの部分を特に見ているかと申しますと、部品の表面の錆の状態と裏面の錆の状態を見ています。その錆もこれは素材がダメかも、もしくは板金加工や表面補修を施すレベルの生地の悪さだと判断します。錆で残念ながら程度が悪いのが錆を指で触れた時に人間が怪我をして治りかけて出来るかさべたこの様な状態の時はかなりの確率で生地が悪い状態です。へたをすると板金加工でも新品未使用品の仕上がりにならず、上メッキ加工を選択して頂いて新品未使用品に仕上げなければいけない様な状態。何れにせよ、弊社は経年劣化がかなり進行している様な部品の状態であっても、事故などで部品が大きく破損していても新品未使用品、もしくはそれに近い状態でお客様のご要望にお答えさせて頂く事が出来ます。残念ながらお客様にとってはメッキランクごとに加工賃が異なる為に、ランク選びに対しては慎重にならざるを得ません。その上で、この様に私たち検品する側も少しでもお客様に無駄のない、良い選択をして頂く様に心がけております。