亜鉛ダイカストの経年劣化とは?

亜鉛ダイカスト所謂アンチモニと言う

呼び方をするこの素材、

現在に於いてモーター関連では

この様な物を使う事は極めて

少ないですが今から30年以上前までは

世界中で使われておりました。

現行のホンダスクーターバイク

ポイントカバーはこの素材を

使用しておりますが・・・

この亜鉛ダイカストにクロムメッキを

施している部品が経年劣化によって

どの様に表面が変化していくのか?

この素材は腐食には比較的に強く

他のメッキ部品の様に光沢が徐々に薄れ、

その後にブツブツとした突起物が出てきます。

(市販の研磨剤であるピカールなどで磨いても

綺麗になる事はありません。)

このままほっておくと薄い物だと

割れてしまう事さえあります。

(細長いエンブレムなど)

どの材質もリクロームを施すのであれば

一日でも早い方が良いのですが

亜鉛製クロムメッキ部品の場合は

腐食の程度がどうあれ

剥離後に必ず表面補修を施すので

光沢が失われる位では場合によっては

再メッキ加工はまだ早いかもしれません。

当然、お客様によっては愛車の

クロムメッキ部品が光沢が薄れて

我慢できないと言うお考えの方も多いとは

思いますが残念ながらこの素材の

リクローム工賃は腐食の程度は差ほど

関係ありません。