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希少価値が高いフォードをレストアし自動車の博物館に納入する前のグリル再メッキ加工品(リクローム) 東京都の業者様

この写真は自動車の博物館に展示する為に

外装、内装をレストアした時の

グリル枠と内部のメッシュです。

この自動車は大昔のフォードの部品で

東京の専門業者様からご依頼を受けさせて頂いた時は

グリル枠アップ写真に取り付け穴が見えますが

この箇所に錆の塊が5センチ位御座いました。

所謂、経年劣化によって出来た錆の塊です。

大変高価な自動車なのか、大昔の自動車にしては室内保管せれていて

手入れを専門業者様がされている様な綺麗さが御座いました。

とは言ってもかなり古い自動車の部品なので錆の塊位は

出ます。

当然、年代が古い自動車なので今車に付いている腐食した部品を

修理したり、綺麗に手直しする事でしか元には戻りません。

この元に戻すお仕事が当社のお仕事です。

今回、業者様より当社のメッキランク上メッキ加工

(最高級モーターショー用クロムメッキ)を選択して頂きましたので

加工方法を皆様にご紹介させて頂きます。

上記でご説明させて頂きました様に

このグリルはスチール製グリル枠とスチール製メッシュの

2つの部品によって出来ています。

それぞれ、別々にシアンによって元々付いていたメッキと錆を

7日程漬けて剥離致します。

その際に、錆も溶けて無くなる為に7日間の間、一日一回位は

剥離の状態を確認致します。

剥離作業が完了致しますと、通常当社のメッキランク中メッキ加工

(分厚いメッキ)で行う様な板金加工を行うのでは無く

細かな粒子のアルミニウム製金属パテを使い

全面補修を行います。

更に、それらを磨いた後にメッキ用サフェーサー、

プライマー処理を施し腐食による穴や腐食痕(錆痕)を

完全に表面から無くします。

この作業が他のメッキ加工とは違う最大の理由になります。

塗装の下地の様にプライマー処理を丁寧に行い

表面に電気が通る様に無電解メッキ加工、導電塗料で

通電効果が出る様に細工致します。

後は、当社のメッキランク中メッキ加工(メッキ厚が分厚い)

と同じ方法で銅メッキ槽にプラチナ製治具を付けたグリルを

銅被膜が得られるように漬け込みます。

グリル表面に銅被膜が付いたらもう一度バフ研磨作業で

表面に有るピンホールに削れた銅の粉を入れていきます。

次に2回目の銅メッキ加工を施し

続いてニッケルメッキ槽にプラチナ製治具に引っ掛けたグリルを

漬け込みニッケル被膜を得ます。

最後に、クロムメッキ槽に漬けこんで完成になります。

度々出てくるプラチナ製治具とはメッキ加工を行う上で

一番良いのが電気を使用し金属皮膜を得る方法

この方法で電気をより良くメッキを掛けたい対象物に

効率良くメッキを持って行けるのが

プラチナ製治具です。

町のメッキ屋さんは基本、ニッケル治具を使用して

加工する事が多いです。

ですので、大量生産専門でクロムメッキ加工を行う町のメッキ屋さんは

あまりメッキ加工製品としての仕上がりは良い物では御座いません。