ブログ

個人様でクロムメッキ以外にもユニクロメッキや黒クロメート加工も受付しています。

上の写真は2種類で

数が多い方はスチール製でオリジナル

製作されているブラケット。

大きな方はスチール製ブラケット。

このお客様はリピーター様で当社に部品を送って頂くにあたり、

分かりやすく袋に分けてそれぞれ何のメッキ加工を

希望されているかを書かれています。

部品到着後にお客様との商談がスムーズに進む良い例です。

有り難いです。

お客様のご要望で小さなブラケットはユニクロメッキ

大きなブラケットは黒クロメート加工です。

ユニクロメッキとは皆さんが見たり触られたりした事が有る

普通のボルトやナット、ワッシャ等で色合いは青白い感じです。

(他の色合いも有り)

電気亜鉛メッキ光沢クロメート6価をユニクロメッキと言い字の如く

電気によりメッキ液であるユニクロディップコンパウンドに

部品を漬け込む事で仕上がります。

当然、部品自体にメッキや塗料が付着している場合や

錆が有る場合は剥離後バフ研磨作業を施さなければいけません。

そうしなければクロムメッキ加工の様に部品表面に通電効果が

無い状態になる為にメッキがのらなくなるのと同じです。

もう一つの黒クロメートは電気亜鉛メッキ黒クロメートと言います。

これも字の如く電気を使用して部品表面に電着するので表面に

メッキや錆が付着しているとメッキがのりにくくなりますので

しっかりと下地作業をしなければいけません。

亜鉛メッキと言っても信号機の柱や岸壁にある金属部品に

亜鉛メッキしている方法電気を使用せずに亜鉛の塊を

熱によって溶かしたメッキ槽に入れる方法ですので全く違う物です。

今回の部品はバレルと言う専用の網籠に入れて作業を行う為に

加工賃は1籠単位になりますのでクロムメッキ加工の様に

1つずつの部品に対して料金が発生する訳では御座いません。

お客様の中でもクロムメッキ加工についての料金設定を

バレル単位で勘違いされている方がいらっしゃいますが

部品一つ一つの作業となる為にやはり亜鉛メッキ加工よりも

クロムメッキ加工の方がお高くなります。

但し、電気亜鉛メッキ加工で気を付けなければいけないのは

上の写真の様に小さな部品一つでも1つのバレル貸切になる為に

個数が少なければ1つ単価が大きくなる為に

数量が有る場合の方が大変お安くなります。

そのバレル料金と剥離料金、研磨料金が発生し

その合計が加工賃になります。

信号機の柱等に使用する溶融亜鉛メッキ加工の

場合は基本キログラム単価になります。

メッキの種類によって加工賃の決め方が様々御座いますので

お客様にとっては大変に分かりにくいと思います。

この様な加工賃設定が日本のそれぞれの

メッキ屋さんの常識ある設定になっております。

バイク樹脂製(PP)パーツでファンカバーの網目細部のまで最高級モーターショー用クロムメッキ完了

先月末、

ブログにイギリス産バイクメーカーである

トライアンフの樹脂製(ポリプロピレン製)の

ファンカバーを貼り付けさせて頂きましたが、

最高級モーターショー用クロムメッキ加工によって

出来上がりましたので写真を貼り付けさせて頂きました。

出来上がりの場合、完成品に傷を着けない様にする為に

塩化ビニルを貼り付けていますので少し

塩化ビニルを剥がして完成品をアップしました。

因みに、ファンカバーの裏面も貼り付けて

おりますのでご覧ください。

他のメッキ加工では味わえない仕上がりになって

おりますが樹脂表面に電気メッキ加工が施せる様に

下地修正し分厚い金属皮膜(銅、ニッケル、クロム)を

施している為に見栄えのクオリティと長持ちのクオリティ

両方を得る事が出来ております。

今回の加工方法つきましては以前にもご説明を

させて頂いておりますので省かせて頂きます。

電気メッキ加工で必ず使用する道具で

治具と言う物が御座います。

この治具がクロムメッキ工場によって様々なのですが

よく使用されている治具はニッケル製治具になります。

このニッケルは電気メッキ加工によるメッキの中で

ニッケルメッキ槽が御座いますがこれと同じです。

このニッケルと言う金属は結構な高値で取引されており

メッキ用治具を専門業者さんに作ってもらうと

そこそこなお値段になります。

このニッケルは通電効果が非常に良いと言う

メリットが御座いますが

自動車やバイク、トラックの金属部品、樹脂製部品問わず

ニッケル製治具では部品表面にまんべんなく綺麗に

メッキがのらないと言うデメリットが発生いたしますので

皆さんがご存じのプラチナを使用した治具を使用致します。

普通のクロムメッキ工場ではそこまでのクオリティイを

追求されておりませんのでこの治具を使ってはおりません。

電気を使用するクロムメッキ加工を行っている工場で

自動車やバイク、トラックの純正クロムメッキ加工を

専門に作業している工場はやっぱり道具も加工方法も全く違います。

自動車やバイク、トラックは雨や走行時における飛び石

真夏はアスファルト上の炎天下、

真冬はマイナス気温

普通のクロムメッキ加工の道具や施工方法では

何年ももたないです。

大手自動車メーカー様、大手バイクメーカー様

大手トラックメーカー様が純正メッキパーツで

採用する位の綺麗さと持ちようは

最低でも持ち合わせしていないと

お客様が納得して頂く事は御座いません。

どこまでも大手メーカー様の純正メッキ部品を基準に

お客様はメッキ加工業者さんを選ぶ事をお勧め致します。