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車パーツメッキ加工でレクサスの純正バンパーグリル左右(PP製とABS製)を分解し綺麗にします。

上の写真はレクサスLXの

純正バンパーグリルで左右に

装着されております。

このバンパーグリルは

1セットメインの表側の

パーツはABSに塗装が付いており

裏側のパーツはポリプロピレン製で

出来ており下の写真をご覧の様に

お互いの爪同士で装着されて一つの

部品に仕上げている作りになっています。

今回のお客様は当社にご依頼されるのは

初めてでご発送して頂く前に

お電話を頂いておりました。

お電話でのお問い合わせ内容では

レクサスLXのバンパーグリルの

見える側を綺麗にクロムメッキを希望し

奥側は養生して下さいと言うお話しでしたので

本物のクロムメッキ加工は全体を

クロムメッキ加工した上でクロムメッキが

必要無い箇所に養生し元の塗装を施すと言う

施工方法が普通です。

そう言うやり取りが

電話有りながらのご発送でした。

やはり電話での説明ではイメージが

出来ない部分も御座いますので

クロムメッキ加工を施したいパーツを送って

頂いた上で検品をさせて頂きお客様と

打ち合わせしなければ結局お客様が

望まれているクオリティが完全に追求が出来ません。

それでは今回のお客様のご要望でありました

表面のグリルだけに最高級モーターショー用

クロムメッキ加工を施す方法を皆様に

ご紹介させて頂きます。

まず初めに初めにご紹介させて頂きました様に

(写真参照)このレクサスLX純正

バンパーグリルは2パーツで1つに

なっていますので装着されている爪を

折らない様にひとつずつ外していきますが

素人様でも細い引っ掛けれる金属が有り

慎重に作業を行えば取り外す事は可能です。

もし心配ならば自動車整備工場で

外されるのも良いと思います。

当社で外す場合は別途料金が発生したり

ノークレームで取り外しと言う事も御座います。

但し、簡単に到着や脱着が出来る物は

分解させて頂きます。

塗装がグリル表面に付いておりますので

入り組んでいる箇所も完全に塗料が

剥離出来る様に丁寧に作業致します。

そして最高級モーターショー用

クロムメッキ仕様ですので樹脂表面に

金属パテで覆い隠しメッキ用サフェーサー及び

プライマー作業により生地を

整えた上で表面を磨きます。

次にサフェーサー表面に無電解メッキ

導電塗料を使用し通電効果が出る様に致します。

プラチナ製治具をグリル裏面にはんだ付けし

銅メッキ槽に入れます。

その時にグリル表面と裏面には同金属皮膜が

得ている状態に仕上がりその銅被膜を

2回目のバフ磨きで残っているピンホールに

削れた銅の粉を入れて行きます。

そしてもう一度銅メッキ加工しニッケルメッキ加工

クロムメッキ加工を施し最後に

スチールメッキバンパー表面を青粉で磨く作業を

この樹脂クロムメッキ完成品にも同じ作業を致します。

そして2つのパーツの爪同士を装着し完成品となります。