メッキ加工で50年以上前のスチール製カバースポット溶接付きを綺麗に

50年以上前のスチール製カバー
50年以上前のスチール製カバー表面
スポット溶接部分アップ

メッキ加工を施工する事でスチール製カバーに取り付けステーをスポット溶接している様な部品を綺麗にする事が出来るかのお話をさせて頂きます。上の部品は数週間前に業者様からポーターのバンパーを再メッキ加工により綺麗にしてほしいと言うご依頼を頂いた追加での部品となります。ご覧の様にスチール製カバー表面には経年劣化による腐食痕が全体的に見られれる状態です。実はそれよりも装飾クロムメッキ加工を行う上でスポット溶接部分やリベットとめしている様な部品の場合にはメッキがのりにくかったりするので見栄えが悪かったり、場合によっては取り付け部分が外れてしまう様な事が発生してしまう恐れがあると言う事です。例えばスチール製品とスチール製品を違う素材のリベットで取り付けしている部品にメッキ加工を施すとリベット部分が溶けて無くなる為に、最悪の場合メッキ槽の底に部品が落ちてしまう様な事にもなりかねません。何れにせよリベット留めしている部品はリベットを飛ばして分かれた部品を別々にメッキ加工を施してから再度リベットで留める方法。部品の見栄えも凄く良く見えますよ。次にスポット溶接している様な部品、上のスチール製カバーがそれです。この場合は小さなステーが付いている位なら全く問題は御座いませんが部品同士大きくければ見栄えのクオリティが凄く落ちてしまいます。弊社のメッキランク上メッキ加工と中メッキ加工に於いてリベット留めの部品には加工不可になる事が御座います。下メッキ加工は加工です。今回の50数年前のスチール製カバーには中メッキ加工(分厚いメッキ仕上げ)での業者様のご要望ですので、この加工方法をご紹介させて頂きます。スチール製カバー表面と裏面のメッキと取り付けを行う為の両面テープを綺麗に剥離致します。シアンを使用しますがこの時に表面の錆も溶けてしまいます。その事から場合によっては貫通穴が表れてしまう事が御座います。今回の部品は50パーセントの確率でそれが表れると思います。これの結果は見栄えだけでは分からず、剥離しなければ結局のところ分かり事が出来ません。貫通穴が表れなくても少なからず腐食痕が表れる事は間違い御座いません。この様な時は板金加工で表面補修を施すます。今回の部品の裏面には両面テープで幸いして錆が少ししか出ていない為に大丈夫だと思いますが裏面がキツイ錆の場合は板金加工が不可になる事も珍しくありません。板金加工で表面補修出来る場合には必ずご依頼主様にご連絡させて頂いた上で加工させて頂きます。続いてバフ研磨で板金ヶ所とその他のヶ所を180番手から徐々に上げて行き420番手まで磨きます。次に銅メッキを施し再度バフレースによるピンホール埋めを行い、2度目の銅メッキ、続いてニッケルを分厚めに、クロムメッキを施し完成品となります。