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純正L型用ファンネルにメッキ加工

上の写真はL型エンジン用ファンネルに装飾クロムメッキ加工を施した完成品です。このオーナー様は以前に同型のタペットカバーに鏡面ポリッシュ仕上げのご依頼を頂いて続いて純正ファンネルを綺麗にしたいと言う事で追加依頼品になります。メッキのランクは下メッキ加工ですがご覧の様に見栄えの仕上がりはご覧の様にとても綺麗です。お客様によってはファンネル内部にもクロムメッキで光沢を出したいと言う場合には追加料金を頂きますがその様に仕上げる事も可能です。先ほどもご説明させて頂きました様にこのファンネルは純正品で経年劣化している状態で依頼頂きましたが、オーナー様の日頃のお手入れが行き届いていたので素材自体は少し表面が荒れている程度でした。40数年経過しているとは感じない状態でした。実は今回のオーナー様は他社様にもお電話で見積りをとられたとお聞きしました。お客様の見栄えのクオリティと錆びにくさのクオリティのお考えから弊社の下メッキ加工を選択して頂きました。L型ファンネルは6個ワンセットですが、上の写真では5個です。なぜならばオーナー様が一度お試しで1個下メッキ仕上げのファンネルをご覧になられた上で見栄えのクオリティにご納得されれば残りの5個も同じランクの仕上げで行いたいと言う事でしたので1個足らないのは既にオーナー様のお手元に御座います。その時のお客様のお言葉は下メッキ加工仕上げなのに凄く綺麗ですと喜んで頂きました。今回のオーナー様はファンネル内部まで鏡面による光沢まではお望みになられませんでしたので内部の仕上がりはニッケルがのっている様になっています。それでは下メッキ加工の工程をご紹介させて頂きます。純正L型ファンネル表面には錆止めであるアルマイト処理が施されておりましたので剥離作業を行います。続いてバフ磨きですが表面は磨きますが内部は磨きません。外部表面は少し生地が荒れていますが内部はさほど生地が荒れていませんでした。この事は恐らくホコリや汚れが付着しにくい事が影響しているのではと考えられます。次に銅メッキ仕上げを行いピンホール埋め致します。この時点でファンネル内部にも光沢のあるクロムメッキを望まれている場合には専用治具を使用し銅メッキ加工を施します。その治具の形状はファンネル内部中央部上から下まで突き抜ける様な物です。気を付けなければいけないのが素地に当たらない様にしなければいけません。万が一治具と素材が触れれば部品の破損につながります。そしてニッケルメッキを施して最後にクロムメッキを施せばご覧の様な仕上がりになります。

経年劣化ランタンを再メッキ加工(コールマン)

上の商品はコールマンのランタンタンクとカバー傘です。今回のご依頼主様は以前にもコールマンのランタン一式に再メッキ加工の御依頼を弊社にして頂いたリピーター様で、前回はランタンの素材が真鍮製で今回はスチール製です。そもそも真鍮製品はスチール製品と違い錆びにくいと言うメリットが有り、その分お値段が高いと言うデメリットが御座います。この逆でスチール製品は真鍮製品よりも錆びやすい性質が有り値段は真鍮製品よりも割安で販売されています。加工方法は弊社のメッキランク下メッキでお受けさせて頂きました。素材的には錆が少なく少し点錆が出ている程度、ご覧の様にまだまだ光沢が残っています。過去、弊社にはランタンタンクのご依頼はしばしば頂いておりますが今回の様な綺麗な見栄えの物は少ないです。例えて言えば光沢が無く表面には粒々の茶色っぽい錆が全体的に表れている様な状態です。その事から考えますと下メッキランクでも見栄えのクオリティを追求する事が出来る範囲です。コールマンはカナダ製品で装飾クロムメッキの見栄えのクオリティと錆びにくさのクオリティはアメリカ製とさほど変わらないと思います。皆様もご承知の様にやはり日本の装飾クロムメッキの方が良いと思います。この事はマニアの世界でも有名な話です。メードインジャパンと言う事です。それでは同じ装飾クロムメッキ仕上げなのに他国と日本はどの工程が違うのか?それはメッキ液の質、治具の質、バフレースの質、どれをとっても日本は良い物を使用している上に神経質なぐらいにバフやメッキ液に漬け込む作業を行い、検品もランクが低ければ再度し直し、心使いが出来ている差が完成品の見栄えに比例します。加工賃は日本よりもお安いと言うメリットはあるかも分かりませんが・・・それでは再メッキ加工の工程をご紹介させて頂きます。下メッキランクと言えどもスチール表面に付着しているメッキは剥離しなければいけません。次にバフレースですが180番手磨きで終了致します。タンク上部に有る穴周辺はパイプが飛び出している他くぼみも有る為に研磨しにくい箇所が御座いますが下メッキ加工はルーターでの磨き込みは御座いません。しかしながらこの位の経年劣化なら綺麗に仕上がると想定します。我々は長年の経験から出来栄えの想定が出来ます。因みにタンク裏面には刻印が御座います。この刻印の深さは結構御座いますので、この部分を磨いても消える事は御座いません。バフ磨き終了は銅メッキ加工、続いてニッケルメッキ加工、クロムメッキ加工へと移ります。

12月7日納品2JZタペットカバークロムメッキ加工完成品

上の写真は12月7日本日納品、2JZタペットカバーに装飾クロムメッキ加工を施した完成品です。数週間前にも同じお客様に経年劣化が酷いタペットカバー完成品を納品させて頂きましたが追加の御依頼分が本日完成致しましたのでブログにアップさせて頂きました。前回のタペットカバー表面にはアルミニウムダイカスト独特の錆が至る個所に御座いましたが、今回のタペットカバー表面にはさほど腐食が見当たらず綺麗な純正塗装が施されていたおかげで綺麗に仕上がりました。しかし前回はタペットカバーに元々取り付けているスチール製パイプ部品が無い為にバフレースしやすかったのですが、今回のタペットカバー表面をみて頂くとお分かりになられます様にパイプが装着されているのが確認できると思います。ご依頼主様はレーシングカー製作者ですのでエンジン部品を分解する事には長けていますが、その業者様でもこのパイプを取り外すのは無理だと言う事でこの様な状態での完成品となります。装飾クロムメッキ加工は皆様もご承知の様に塗装等では無くて素材表面を剥離してからどれだけ綺麗に表面を磨けるかが一つのポイントになります。となりますと、部品にパイプなどの付属品が装着されていますとその周辺部分が磨きにくくシボなどのブツブツや腐食痕等が綺麗にならないデメリットが発生致します。その為にも装飾クロムメッキ加工を施したいパーツは出来る限り部品した方が全面綺麗に仕上がると言う理屈です。因みにバフレース研磨機は添え付け式で馬力が7.5、バフは様々の大きさが御座いますが通常使用する物は50ccバイクタイヤより少し狭いくらいの物を使用致します。それによって磨く角度や力加減、そして体重をかける事により表面を磨いていきます。付属品などが装着されているとその周辺までぎりぎり迄追い込んで磨くと、先ほどもご説明させて頂きました様に研磨機の馬力が高いのでバフがパイプなどの付属品にあたってしまうと破損してしまいます。と言う理由で物理的に磨けない部分と磨いた部分との完成時に於ける見栄えの差が出てしまいます。そしてタペットカバーに装着されているとデメリットがある事がもう一つ御座います。それはタペットカバー自体はアルミニウム製品、パイプ自体はスチール部品、違う素材どうし、メッキ加工に於いては素材によって薬品が違う為に表面の生地が荒れたり、もしくは溶けてしまったりと散々な結果に至ってしまう事が珍しく御座いません。今回の様にアルミニウムとスチールのメッキ加工に使用する薬品は違いますので、スチールパイプにダメージが出やすい事になります。タペットカバー裏面にもスチール製の薄い板が装着されている事が多いので気を付けなければいけません。

メッキ加工依頼の年末年始受付期間をご説明

2019年から2020年の年末年始、弊社に於ける各種メッキ加工のご依頼を受けさせて頂く日をお客様にご紹介させて頂きます。弊社は皆様がご承知されています様にモーター関連に特化したメッキ工場です。その上でランクにもよりますが下メッキ加工(町のメッキ屋さんレベル)以外の中メッキ加工(分厚いメッキ仕上げ)例えて言えば大型トラックの純正クロムメッキバンパー。そして弊社の最高峰ランクである上メッキ加工(最高級モーターショー用クロムメッキ仕上げ)例えるならば世界のモーターショー展示レベル仕上げ。この上位2ランクの加工日数は30日以上必要とします。本日12月6日弊社にご発送して頂いた場合、パーツの素材や経年劣化具合にもよりますが2020年年明け1月中旬パーツ完成品ご発送させて頂く様な状態です。尚、弊社のメッキランク下メッキ加工の完成品の納品は加工日数約5日から14日程度です。年内の完成品をご希望の場合は12月15日以内が望ましいと考えられます。本社東大阪工場のメッキ加工依頼品のお受付は12月30日で2020年年明けのメッキ加工依頼品の受け付けは1月6日です。東京工場は年末12月27日受付最終日で年明けは2020年1月6日です。埼玉工場と静岡工場は東京工場と同じ依頼品受付日です。モーター関連部品以外の依頼品の場合は別途要相談となります。例えば新店舗内装部品に対しての各種メッキ加工をご希望の場合、短納期が必須の業者様等、年末までに納品しなければ店舗開店が間に合わない場合、この様な緊急を要する場合には極力各種メッキ加工の出来る限り御依頼をお受けさせて頂こうと弊社は考えております。特に装飾クロムメッキ加工、金色メッキ加工です。因みに、弊社の各工場は年末年始メッキ槽を洗浄してメッキ液も全て取り除いて新たなメッキ液を補充致します。これはメッキ完成品の見栄えのクオリティを追求する為には必須です。代理店様、業者様、個人様には大変に御迷惑をお掛けしますが出来る限りお早めの各種メッキ加工ご依頼品のご発送を宜しくお願い致します。

メッキ加工で凹みと錆がある旧車ジャパンの前後バンパーを綺麗な状態で元通りに戻す

メッキ加工で旧車ジャパンの凹みと錆が酷い前後バンパーを綺麗に元通りに直します。所謂、新品未使用品の様な状態に戻すと言う意味ですが、上の写真をご覧いただくと何かおかしいと感じませんか?それは旧車ジャパンの純正時の前後バンパーはクロムメッキ仕上げでした。しかしボディー色の様な仕上がりで腐食痕や凹みを目立たない様に細工をしているのがお分かりになられると思います。稀に旧車のオーナー様がバンパー等クロムメッキではオリジナル感が無いのでボディー色に合わせると言う事が御座いますが、今回のバンパーは間違いなくそれとは違います。その答えは上の写真が全てですが一番下の写真とバンパー表面の腐食痕がうっすら分かる様な写真。バンパーの塗装を剥離するとビックリするほど経年劣化による腐食痕が全体的に表れる事が想定できるほど厄介な状態と言えます。バンパーがこの様な状態の時に弊社の上メッキ加工で施工すると新品未使用品で尚且つ内部にプライマー処理を施すために、通称錆びないメッキバンパーで仕上がります。続いて中メッキ加工(分厚いメッキ仕上げ)このランクを例えて言いますと、日野大型トラック純正バンパーと同等のメッキ厚で下地の磨きは数倍上です。経年劣化製の腐食痕や凹み等が有る場合は板金加工を行ったうえで分厚いメッキを施す方法です。旧車ジャパンは皆様がご承知の通り結構な中古相場で取引されており純正バンパーもそこそこな価格で取引されている様です。この車は40年ほど経過しています。今回のバンパーは業者様で個人オーナー様から相談を受けて弊社にご依頼して頂きました。お客様の見栄えのクオリティと錆びにくさのクオリティに照らし合わせると弊社の中メッキ加工(分厚いメッキ仕上げ)+板金加工を選択して頂きましたので、その加工の仕方をご紹介させて頂きます。まずは前後バンパー表面に付着している塗装を剥離致します。この時に使用する剥離剤は自動車板金業者様が使う物と同じです。塗装剥離が完了すると必ずクロムメッキが現れてきます。その理由は一番最初にご説明させて頂きました純正時はクロムメッキ仕上げだからです。(このバンパーが塗装される前にサンダー等でメッキを強引に削っている場合は違いますが)メッキを剥離するにはシアンを使用しますが、この薬品は限られたメッキ工場にしか御座いません。(シアンを扱う事が出来るのは許可を得た工場に限ります。)普通ならば約7日から10日漬け込みますが、今回はご覧の様に経年劣化が酷過ぎる為に少ない日数で漬け込む事になると思います。そうしなければ錆もメッキと一緒に溶ける為に最悪の場合、バンパー自体が無くなってしまう恐れさえ御座います。次にスチール表面の腐食痕状態を確認し板金職人による検品となります。この時にやっと完成時の見栄えのクオリティがどの程度になるかが想定できます。次に板金加工賃をお客様にご報告させて頂いてご商談させて頂きます。この時に板金加工を選択された場合には数日かけて施工します。板金加工を選択されない場合にはバフレースによりバンパー表面を180番手から徐々に上げて行き最終番手は420番手迄仕上げます。この時に見栄えは顔が写る感じです。次に銅メッキ加工を施して2回目のバフ磨きでピンホールを埋めます。そして2回目の銅メッキ加工を施してからニッケルメッキを分厚くしクロムメッキを施します。最後に細かな粒子の研磨剤で丁寧に磨いて完成品となります。

メッキ加工でモニュメントドアハンドルを綺麗に光沢を出す

メッキ加工でモニュメントのドアハンドルを綺麗に光沢を出します。今回ご依頼頂いたお客様は建設会社様で、この邸宅で使用する部品は外国製品で昔の物なのか、現在は生産しておらず今ある物を活用するしか手立てが無いと言う事で弊社にご相談がありました。素材は珍しくスチール製です。通常、ドアハンドルの素材は真鍮が多く使われている他、亜鉛ダイカスト、アルミニウム製なのですが・・・。邸宅用ドアハンドルとしては初めての素材となります。上の写真をご覧の様に真正面は山型でバフが当たり難い形状をしております。そして一番気になるのはこの部品は元々メッキでは無く塗装を施していた可能性が御座います。ショット所謂ブラストを既に掛けられていて完全に素材その物になっております。しかもショット痕が結構深くバフで磨けない個所はその様な痕が残ってしまう可能性が御座います。この様な事にならない為にもご依頼主様が弊社にご依頼品をご発送して頂く前には塗装剥離やブラスト処理などの表面処理は行わない方が良いと言えます。もしかするとご依頼主様からお考えになるとメッキ加工賃が少しでも安くなると言うお考えかもしれませんが剥離工賃やブラスト工賃はそんなに高くは御座いませんし、例え加工賃が安くなったとしてもメッキ加工に於ける見栄えのクオリティが下がってしまえばご依頼主様のイメージと違った物が出来てしまう恐れさえ御座います。ですのであまり手を加えない方が良いです。お客様のご指定は弊社の中メッキ加工(分厚いメッキ仕上げ)を選択して頂きましたので、その加工方法を説明させて頂きます。一番初めに行う作業は酸に漬け込んで表面に付いている余分な物を溶かしてしまいます。上の写真ではブラスト処理で塗装が無い様に見えますがそんな事は御座いません。素材の内部に入っております。部品にブラスト処理を施すのは塗装剥離を施した後にブラスト処理を施す方が完成時の見栄えのクオリティが増し、当然メッキとの密着度も増します。続いてバフ磨きですが正面の山の天井部に磨き込むと角度が平らになってしまいますのでバフが当たらない様に致します。次に入り組んでいるか所にはルーターで軽めに磨いていきますがどうしても磨けない部分も御座います。その場合、場合によっては手磨きを行う事も御座います。そして銅メッキ加工を施して2回目のバフレースでピンホールを埋めて行きます。続いてもう一度銅メッキを施すことでショット痕やルーターが入らないか所の見栄えのクオリティが良い良いに致します。次にニッケルメッキは分厚にし、クロムメッキ加工を施して表面を丁寧に研磨剤で磨いて完成品となります。

メッキ加工で錆が酷く醜いバイクキャリアーとアウターチューブカバーを綺麗に

メッキ加工でバイクキャリアーとアウターチューブカバーの状態が経年劣化で見栄えが酷い為に綺麗にするには、どの様に施工するかをお話をさせて頂きます。今回ご相談を頂いたお客様は業者様で、そのお取引されている個人様より愛車のバイクパーツで錆が酷いキャリアー部品とアウターチューブ上部に装着されている表面が見栄えが悪く出来るだけ綺麗にしたいと言う事でのご相談です。何時もご説明をさせて頂いています様にメーカー在庫で新品未使用品が有ればてっとり早く購入した方がお客様にとって良い選択なのですが旧車の場合はまず新品未使用品は手に入りません。なのでこの様にモーター関連に特化した装飾クロムメッキ工場にご相談が有る訳です。それではメッキ加工のご説明をさせて頂きますが、上の写真にあるアウターチューブ上部に装着するスチール製カバー裏面をアップさせて頂いておりますが、注意すべき点はこの様な錆の見栄えの場合にはメッキを剥離した段階で経年劣化による錆の貫通穴が出る確率が非常に高いと言う事が既に分かります。この見方は弊社の代理店様なら直ぐにお客様に的確なアドバイスが出来る位にメジャーな検品の仕方です。弊社の各メッキランクでも剥離後には貫通穴が出来る事でしょう。何故、今は貫通穴が現れていないかと言いますと、それは裏面の錆が表面に付着しているメッキで隠れているからです。要するにスチールその物が錆だけになっているので剥離後メッキは当然完全に溶けます。そして錆自体も剥離剤のシアンに反応して溶けて無くなると言う事になる訳です。このご説明で皆様もイメージが出来たと思います。この様な場合には弊社のメッキランク上メッキ加工がお勧めです。何故かと申しますと先ほどご説明させて頂いた状態では下手をするとその物自体が溶けて無くなってしまえば板金加工さえも出来なくなります。なので表面に細かな粒子のアルミニウム製金属パテとプライマー処理によりアウターチューブ表面を作り直すと言う加工方法です。この方法であればこの様な部品の状態でも新品未使用品の見栄えとプライマー処理が施されているので錆びにくいメリットも付いてくるのです。上の写真貼り付けのバイクキャリアーの錆状態は剥離による貫通穴が出るほど腐食はしておりません。しかもスチール製棒で製作されておりますので表面に付いている錆が内部に浸透していても完全にスチール棒がシアンにより溶けて無くなる事は無いと言えます。やはり部品素材の肉厚に関係が御座います。カバーの方は肉厚が薄く、バイクキャリアーの方はスチール製棒その物が肉厚ですから、肉厚が分厚いと言う事になります。

メッキ加工でCB750Fの小物部品類を綺麗にクロム、6価、ユニクロ仕上げ

メッキ加工でCB750Fの様々な小物部品をクロム、6価黒、ユニクロで綺麗にします。今回のお客様は事前にお電話でのお問い合わせを頂いてメッキ加工されたい部品をクロム、6価黒、ユニクロで小物部品類を小分けにして頂いた上で弊社にご発送して頂きました。小分けして頂いたジプロックには黒マジックでそれぞれメッキの種類を書いて分かりやすくして頂いております。クロムのジプロック内部には数点亜鉛ダイカスト(アンチモニ)が入っていました。残りは全てスチール製でした。この様に小分けして頂いた物の中には素材が違う物の入っておりますので、弊社に到着次第、各部品ごとに磁石に反応するか?反応しない物は更に素材の重さや部品の裏面を確認しながら調べていきます。何故、この様に各全ての素材の種類に拘らなければいけないのか?それは素材により同じメッキ加工にしても施工方法が違う上に、例えばユニクロなどはアルミニウム素材にはスチール部品の様にダイレクトには薬品と素材が反応しないので下地にダイレクトニッケルメッキを行わなければいけません。この様にメッキごとの種類によっても部品が何の素材で出来ているかを調べなくてはいけません。最悪の場合、部品が溶けて無くなってしまう様な事にも繋がります。その上で各メッキ加工に進みます。今回、ご依頼いただいた部品の中にはメッキの上に塗装されている物も御座いました。その場合にも塗装が付着している部品と塗装が付着していない部品を分けて塗装剥離終了してからバレルに入れます。それではホンダCB750Fをご紹介させて頂きますと1970年代後半から1980年代前半に量産されたバイクで世界でも人気の高い希少価値者です。当然、40年ほど時が経過していますので部品が経年劣化しても現在装着している部品やインターネットで中古品を購入して弊社などのモーター関連に特化したメッキ工場にリクローム依頼して再利用するしか方法は御座いません。それでは加工方法をご紹介させて頂きますが、6価黒とユニクロはバレルと言う網籠に入れて加工を行います。この時に他のお客様と同じバレルに入れてしまいますと再メッキ終了着にバレルから出した時にどの部品がどのお客様の物なのか全く分からなくなってしまう為に少ない量であっても貸切でのバレルになります。クロムメッキ加工の場合は元々、一つ一つ加工を施すためにバレルの様な物には入れません。クロム依頼のジプロックには塗装が付いている物は無い為にメッキ剥離をシアンにより行います。次にバフレースを行い銅メッキを施します。再度バフ研磨を行いピンホールを埋めて2回目の銅メッキ、続いてニッケルを施してクロムで完成になります。一点一点を仕上げ作業として細かい粒子の研磨剤で磨きます。その様にする事で更に光沢が増します。

メッキ加工でシボレーパーツに光沢を出す

メッキ加工でシボレーのタペットカバーとエアークリナーカバー上部と下部を綺麗にする方法をご紹介させて頂きます。全て材質はアルミニウム製で表面をポリッシュがけしています。アメリカ本国ではエンジン内部や外装部品にクロムメッキ加工仕上げやポリッシュで光沢を出して自動車やバイク、トラックを展示したりそのまま走行させたり致します。今回のご依頼主様はこれらの新品未使用品を購入し、ポリッシュの光沢ではご満足いかない為に弊社の中ランクである分厚いメッキ仕上げで光沢をめい一杯出してエンジン内部品に装着させたいとお考えになられています。今回のパーツの中にエアークリーナー上下部品が御座いますがこの間にはクリーナーが装着されております。それではアメリカ製シボレー用エアークリーナーとタペットカバー類を分厚いメッキ加工を施す方法をご紹介させて頂きます。全てのパーツには錆止めであるアルマイト処理が施されていますのでアルマイトを剥離致します。全てのアルミニウム製品にでは御座いませんが殆どのアルミニウム部品には錆びにくい様に加工が施されています。次にポリッシュがけで表面は綺麗ですが更に鏡面加工致します。この下地作業の綺麗さにより完成品の見栄えのクオリティが比例します。今回の部品全てにシボレーの刻印が御座いますが薄い刻印の場合にはバフレースやメッキの厚みで消えたり薄くなったりするリスクが御座います。刻印を残したい場合にはその付近を磨かない様にして完成時に見えやすい様に致します。タペットカバーの殆どがアルミニウム製ダイカストで裏面には薄いスチールの板がスポット溶接やリベットで留めております。メッキ加工に於いてアルミニウム素材とスチール素材が共存しているとスチールが薬品に反応して表面が溶けたり無くなってしまう事が御座います。その様にならない為にもご発送して頂く前にタペットカバー内部のスチール板を外して頂いてから弊社にご発送して頂く事が望ましいです。バフレース終了後は銅メッキ加工を施した上で2回目のバフがけを致します。何故、もう一度バフがけが必要かと言いますといくら鏡面仕上げになっていても表面にはピンホールが存在致します。2回目のバフがけで削れた銅の粉を利用してピンホールを埋める事で元の鏡面よりも更に綺麗に仕上がるメリットがあるからです。続いて2回目の銅メッキ加工を施してニッケルメッキ加工を分厚目に施します。そしてクロムのメッキ槽に入れて通電させてクロム被膜が全体に付き最高の光沢が得られた完成品の出来上がりです。

再メッキ加工で表面がザラザラして傷もあるセドリックリアバンパーを綺麗に

230系セドリック李バンパー
230系セドリックリアバンパー腐食部分
230系セドリックリアバンパー傷
230系セドリックリアバンパー凹み

再メッキ加工で230系セドリックのリアバンパーにザラザラした錆、そして傷と凹みがある状態を綺麗にする方法をご紹介させて頂きます。経年劣化年数は47年程でクロムメッキの光沢は若干残っていますが、写真の様に錆でザラザラしている部分が気になります。傷は浅めで凹みも少しです。これらの中で一番厄介なのがザラザラした錆です。モーター関連に特化した装飾クロムメッキ工場で再メッキ加工依頼検品で見る箇所はこのザラザラした錆が部品のどの個所にどの様に有るかを見ます。確かにこの47年前のバンパーは年式としてはマシですが下部に全体的に広がりをみせる状態、シアン剥離を行って生地をみると恐らくキツイ腐食痕が全体的に表れている事が予想されます。剥離による貫通穴までは出ない様には感じますが・・・写真添付リアバンパー裏面の錆の状態がマシだからです。要するにお客様が黒マジックで傷の部分と凹みの部分を分かりやすく〇で囲んで頂いている部分よりもザラザラした箇所付近、全体的に大きな腐食痕があり他の部分にも板金加工を施さなければ綺麗なリアバンパーにならない事になる予感が致します。あくまでも当然、剥離をしてスチール表面の生地を見なくては100%断言は出来ませんが。弊社はこの程度のバンパーを新品未使用品に仕上げる技術は御座いますが。メッキランク中メッキ加工(分厚いメッキ仕上げ)+板金加工ではギリギリ新品未使用品に戻せるかと言う感じです。てっとり早く弊社の上メッキ加工を施せば完全に新品未使用品+錆びないメッキバンパーを誕生させる事が可能なわけですが、その様になると加工賃と納期でお客様に負担が生じる為に簡単に上メッキ加工をお勧めする事も考えなくてはいけませんので。このこと全てをお客様にご相談してメッキランクを選んで頂こうと考えております。因みに今回は中ランク(分厚いメッキ仕上げ)+板金加工を施す方法で綺麗に修復し出来る限り新品未使用品もしくはそれ以上の仕上がりになるう様に決意しております。まずは230系セドリックリアバンパー表面に付着しているメッキと錆をシアンに約10日漬け込んで完全にスチール素材に致します。先程も述べましたようにザラザラしている付近にはキツイ腐食痕が表れるはずです。剥離が終了するとバフレース致しますが薄っすらの傷はこの作業で消える事が御座いますので写真の傷は特に意識して磨くように致します。次に板金加工に入りますがリアバンパー裏面から凹み部分を軽めに叩き出して表面からろうずけ致します。大きな腐食痕にもろうで板金いたしますが素材が薄くなっている場合は追い込んで板金加工は出来ません。今回のリアバンパーは素材の程度も良く追い込んだ板金加工にも対応できると感じます。板金加工が終了致しますと次に表面仕上げのバフ磨きです。180番手スタートで徐々に番手を上げて行き420番手まで追い込みます。この時のリアバンパー表面の見栄えは鏡に近く顔が見える様な仕上がりになっております。次に銅メッキ加工を施してもう一度バフレースでピンホールを埋めます。更に2回目の銅メッキ加工、ニッケルメッキ加工を分厚くし、クロムメッキ加工を施します。仕上げにメッキ面を磨きこんで新品未使用品の出来上がりです。