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昨日に引き続き最後にトラック用ワンオフバンパーにメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)する為のご説明。

トラック用バンパーの中でアートトラッカーが一番憧れるバンパーがオリジナル(ワンオフ)のキャデラックバンパーや舟形バンパーに

なります。当然、製作ものですのでお値段はかなり高いです。旧車のいかなるバンパーにメッキ加工や再メッキ加工するよりも何倍も高くな

ります。

トラックのバンパーになりますので全てにおいて面積も重さも大きく重たくなります。その為にメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)に

おいて作業がしにくくなる為に、分割して製作しなければクオリティが上がりません。

例えば、舟形バンパーは左右コーナー部分とフロントバンパー本体の真ん中ナンバープレート枠から右パーツ、左パーツと言う感じで

分割して製作する事がクオリティが高いメッキバンパーが仕上がります。一度、オリジナルバンパーを製作されてメッキ加工をしたお客様は

お分かりになられますが、一回目は色々と製作されるところの設計図の様にいかないとおっしゃいます。

一番良いのはその車種にあったオリジナルバンパーを製作された事の有る方から設計図を見てもらったり失敗談のアドバイスをもらいながら

専門の車輌屋さんで製作してもらうのが良いです。

後、ナンバープレート本体、フォグランプを半分のお椀型で製作、ステップ、ナマズ、等少なくとも舟形バンパーはこの位に分けて製作

致します。

その次にメッキ面を鏡の様に綺麗に見えるバージョンか、それとも通称メラメラ使用や研磨痕がキツイバージョンか、様々なメッキ面

オプションが御座います。

これはアートトラックをこよなく愛するマニア様でなければ分かりませんが、マニア様でなくとも覚えとて下さいね。

自動車のメッキバンパーとトラックのメッキバンパーとの考え方が全く逆なのです。

自動車は綺麗に顔が写る様にバフ研磨を行い、トラック用バンパーは反対に顔が歪む様な仕上がりが良いとされる事が多いのです。

それらのバンパーを装着して走っていると如何にもメッキをしていると言う優越感が出ると言う感じで。

話を戻しまして、舟形バンパーやキャデラックバンパーを分割した状態で製作して頂いたら、今度は錆止め(黒皮、白皮)を剥がす工程に

入ります。この作業もシアンを使い剥離作業を行います。

次に、バフ研磨を行うのですがこの作業はメッキ面を鏡の様に見える様に仕上げたい時に致します。

メラメラ面にしたい時やキツイバフ目を付けたい時はそのお客様にあったやり方で仕上げていきます。

上のメッキランクでいきますとサフェーサー、プライマーも使用し錆びにくく加工する事も御座います。

当然、通常のメッキ加工の工賃よりもお高くなります。

ワンオフ、オリジナル、製作物、研磨面をオリジナルで付加価値、この様なハイクオリティバンパーをお考えのお客様は

メッキ工房光沢屋にご相談下さい。