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旧車グロリアのリアバンパーが凹みが酷い状態を板金加工と再メッキ加工(リクローム)によって綺麗にレストア致します。

この写真のパーツは旧車グロリアのリアバンパーでポールか何かにぶつけて凹みとへしあげてしまっている状態でご覧の様にメッキ表面に

錆が飛び出てて指でバンパー表面を触ると怪我するレベルです。

結構、物は悪い状態ですが上メッキ加工か中メッキ加工で綺麗に再メッキ加工(リクローム)が可能です。

その加工方法を業者様と個人様に分かりやすく丁寧にご説明をさせて頂きます。

まず、当社の中メッキ加工による再メッキ加工(リクローム)の加工方法は、旧車グロリアリアバンパー表面に付いているクロムメッキ、

ニッケルメッキ、銅メッキ、錆をシアンによって7日程漬け込んで剥離致します。

物によってはそれよりも剥離出来る日が短かったり、永かっったり致します。

シアンによってバンパー表面のメッキが剥離出来ますと、まるでただの鉄板になりその鉄板に少し水等を垂らすと直ぐに薄い錆が出る様に

なりますので、誰でも剥離が完了したか、剥離が完了していないかが直ぐ分かります。

次に行う作業は布バフに研磨粉を固めたバフを研磨機(研磨屋さんに有る機械と同じ)に装着し研磨致します。

物自体の表面に有る経年劣化した腐食具合によりますが、バンパー表面が汚ければ120番手から入り番手を倍々と上げていき420番手ま

でバフ研磨致します。

420番手のバフ研磨出来たバンパー表面を確認致しますと顔が映ります。(結構、綺麗に見えてます。)

この研磨作業が終了したら板金加工に入りますが、この旧車グロリアリアバンパーの様にへしあげている状態では真鍮を使用する楊板金が

出来ない為に、へしあげている部分を極力たたき出していきますが、当然昔ながらの板金加工が出来る専門の技術者が担当致します。

この作業を行う職人の技術は私が言うのもおかしいですが、日本トップレベルです。

へしあげたバンパー部分をたたき出し作業が完了したら、真鍮を溶かしながら板金加工を致します。

この作業をレストア業者様でされてメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)出来た時の見栄えと、当社の専門職人が板金加工して

メッキ加工や再メッキ加工(リクローム)出来た時の見栄えを比べると鈑金した表面が当社の専門職人の板金は板金箇所が全く

分からなくなります。

ですので、業者さんは板金されずに当社にご発送して下さい。

完全に板金加工によってバンパー表面の生地が整いましたら、もう一度バフ研磨によって磨きます。

ここまで来ますとばしばし綺麗に仕上がっております。

ここまでの作業がバンパーの下地作業が完了したと言います。

ここからがメッキ加工になりますが、メッキ加工や再メッキ加工(リクローム)が出来た時の見栄えのクオリティを良くする為に

銅メッキ加工を行いますが、少し永めにメッキ槽に漬け込みます。

次にもう一度、バフ研磨によってバンパー表面に残っているピンホールに銅が削れた粉を利用し埋めます。

この作業が後々にメッキ加工の後半生きてきます。

もう一度、銅メッキ加工を行い次に錆びにくくする為とクロムと相性が良いニッケルメッキ加工を行います。

あまり分厚くするとメッキが歪みによって割れる事が有るので分厚くし過ぎるのもダメです。

企業秘密ですがそこそこニッケルは分厚く致します。

最後にクロムメッキ加工に入りますが、ここは町のメッキ屋さんの様にメッキ槽から直ぐに上げる事は御座いませんが

1.5倍程度の分厚さが良いと思います。

メッキ加工や再メッキ加工(リクローム)が終了致しますとバンパー表面の仕上げ作業を青粉等の番手が高い研磨剤で丁寧に磨いて

バンパーの板金及び再メッキ加工(リクローム)が完成です。

明日は、旧車グロリアリアバンパーを上メッキ加工による加工方法を業者様と個人様に分かりやすくご説明をさせて頂きます。

分厚いメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)そして板金加工はメッキ工房光沢屋にご相談して下さい。