10数年前の古びた樹脂製グリルの新品がメーカー在庫に無い為に最高級モーターショー用クロムメッキ加工を施す  茨城県の個人様

上の写真は10数年前のメーカー純正ABSメッキグリルに

最高級モーターショー用クロムメッキ加工を施した物です。

90日前位にこのブログでビフォーをご紹介させて

頂きましたので出来れば一度見て下さい。

このグリルを当社にご依頼して頂いたお客様から

お聞きしたお話ですが経年劣化して醜くなってしまった

樹脂製グリルがインターネットオークションでは

結構なプレミアが付いているとの事です。

今から、30年前以前は金属製グリルが支流だったのですが

それ以降は、国産車、外国産車問わずグリルにはABS素材やポリプロピレンを

使用する様になりました。

金属製グリルの場合は、再メッキ加工に使用する剥離剤によって

素材の金属までも溶けてしまう事は亜鉛ダイカスト(アンチモニ)

以外無いのですが、樹脂の殆どが石油から出来ていますので

樹脂上のメッキを剥離するのに

樹脂その物まで溶かしてしまったり、ひび割れしてしまう事が

有る為にかなり大変な手間が掛ってしまう事になります。

その為に、経年劣化した樹脂にクロムメッキ加工や

再メッキ加工(リクローム)を施す前に厳重な検品を

させて頂く事になります。

その為に、ご依頼頂いた全ての経年劣化樹脂に

加工の対応が出来る訳では御座いません。

上の3枚目の写真位までがグリルの表面で

傷防止の為に塩化ビニルを貼り付けておりますが

テープを少し剥がしてアップ写真を見て頂くと

グリル細部までしっかりと綺麗に加工が出来ているのが

お分かりになられると思います。

この最高級モーターショー用クロムメッキ加工は

純正メッキグリルより綺麗で長持ち致します。

(新品素材の場合)

その為にメーカー様の様に大量生産が物理的に出来ない

為に大変レアなグリルとなります。

そして当社の最高級モーターショー用クロムメッキは

金属皮膜により分厚くなる為に

写真のグリル裏面に黒色の取り付け部品に

養生しなければ分厚さで取り付け困難になる程です。

更に、本物の電気メッキ加工による作業となりますので

銅色の痕が裏面に必ずあります。(2か所プラチナ製治具を使用する)

金属の部品に本物のクロムメッキ加工

所謂、電気を使用するメッキ加工には必ず部品裏面に

治具痕が残りますが、これと一緒です。

これこそが、見栄えのクオリティと長持ちするクオリティ

両方をかな揃えている最高級品質である証です。

当然、大変な手間を要するためにお値段もお高くなりますが

その分、待ちに待った最高級モーターショー用クロムメッキ

パーツがお客様に届いた時の見栄えの綺麗さと

パーツを持った時の金属の様な重さでビックリされる

事でしょう。