車パーツやバイクパーツ、トラックパーツでその内部が空洞である物をメッキ加工するのには穴を開ける

今日のお話は自動車部品やバイク部品、トラック部品の中で、

メッキ加工されたい部品の内部が空洞である物は穴を

開けないといけない場合があると言う事について

お話をさせて頂きたいと思います。

上の写真は、昔の4tトラックの純正ミラーステーです。

素材はスチールでご覧の様に塗装付き。

これらのスチール製ステーは内部が空洞で出来ております。

所謂、スチール製パイプです。

その部材を曲げ加工や溶接しながら製作しており

どの方向に於いても穴が人が見て穴が全く開いていない状態です。

反対見た目に穴が開いている部品で言いますと

バイクのマフラーやエキゾーストパイプ、4tトラックや

大型トラックに付いているエアータンクになります。

これらの部品を思い浮かべて頂くと

どこかに人が見てしっかりとした穴が開いている事が分かると思いまが

メッキ加工に於いて、この人が見える穴が絶対に必要となる事が御座います。

ミラーステーの様な部品にメッキ加工を施す、

また、トラックのキャブに付いているパイプの

梯子等の様な穴が開いていない部品

この様に穴が開いていない状態でメッキ加工を施してしまうと

その部品が破損してしまう事があります。

その様にならない様に物の形状や大きさにもよりますが

パイプ1本に付き2か所ほど小さな穴をドリルで

開けさせて頂く事が御座いますが、当然その際にはお客様には

しっかりとご説明をさせて頂いた上で、どの辺に穴を開けさせて

頂いたら良いか打ち合わせをさせて頂きますので勝手に穴を

開けてしまう事は御座いません。

それらの部品を装着した時に真正面から見えない

部分に穴を開けるのが良いと思います。

お客様がメッキ加工を施されたい部品がパイプ製で完全に

穴が無い状態の場合は、ご本人がお好きな場所にドリルで

1ミリ強の穴を2か所は開けて頂くのも良いと思います。

しかしながら、ドリルが無かったり穴を開けるのが難しければ

穴を開けても良い部分に印をつけて頂くとこちらで穴を

開けさせて頂く事も良いと思います。

あまり、この様な穴が全く開いていない部品は少ないのですが

ニッチな部品の場合はよく御座います。

メッキ加工を施す業者としましてもパイプ製品で写真の様に

部品と部品を溶接している場合綺麗に溶接されていない状態では

メッキ槽に入れた時にその小さな穴から違うメッキ液に槽に入り

その全てのメッキ液がダメになってしまう様な事態になりますので、

お客様にとっても業者にとっても双方デメリットが発生致します。