レーシングカーの小物部品にメッキ加工

上の写真はレーシングカーの部品に

クロムメッキ加工を施した状態です。

鍵の受けパーツ以外はエンジン内部の部品です。

素材はスチール部品が殆どで中に

アルミニウム部品が御座います。

元々、メーカー純正の新品未使用品でしたので

塗装は付いていた物は有ったものの錆などは

御座いませんでした。

これらの部品全て当社のメッキランク中メッキ加工

(分厚いメッキ)で仕上げさせて頂きました。

このランクのメッキ加工のメリットは大手メーカー様の

クロムメッキ加工の分厚さよりも分厚くしかもバフは

420番手仕上げですのでご覧の様にビシッとした

仕上がりになります。

当社のメッキランクで綺麗なのにリーズナブルな

加工賃で業者様から人気を頂いております。

このエンジン部品の小物で一番大変だったのが

写真の中にある皿が12個ありますが

この部品の皿の内部が見える為にオーナー様からの

ご要望で内部を綺麗に磨いて分厚いメッキを掛けて

欲しいと言う事から新品時のユニクロメッキを

剥離した後に専用ルーターに専用バフを装着して

丁寧に磨き電気を通す為に皿外部に治具と

皿外部をはんだ付けしメッキ加工を施しました。

メッキ加工終了後は、はんだで装着している部分を

取りバフで写真の様に綺麗にはんだを削りました。

ボルト類に関しましては少し大きなボルトや

キャップに関しましてはねじ山にメッキが

掛らないのように養生しご覧の様な

仕上がりになりました。

小さなボルトの場合養生したくても出来ないので

そのままメッキか加工させて頂きましたが

取り付けの際不具合が出る事は御座いません。

大きな専用ボルトの場合はねじ山に養生出来る上

そこにメッキがのるとなかなか取り付けが

困難になる為に養生する必要が御座います。

因みに、12個の皿状のクロムメッキパーツは

オイルパンの穴に装着される物で使用目的は

エンジンオイルや様々なオイルが過度な

オイルの圧力からエンジンやその他の

アルミニウム製ダイカストカバーや

亜鉛ダイカストカバー等が割れない為の

防御的な役割が有る様です。

それらのパーツが漏れたオイルの圧力に

耐えられなくなると12個の皿状の部品が

外に飛び出しオイルの圧力を外部に

逃がす役目だそうです。

オイルパンやタペットカバー類はエンジン内部に

存在するのでここまで綺麗に各エンジンパーツを

クロムメッキ加工や鏡面ポリッシュする事は無い様に

思いますが昔からこの様にエンジン内部の見栄えを

最高な状態に整えたり外装部品でも見える箇所は

さることながら見えない部分にも綺麗さを追求する

業者様や個人様は現在に於いてもご要望は大変多いです。