2トン車用エアータンクのビフォー、アフターのご説明をさせて頂きます。

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今回の商品は2トン車用エアータンク(小型)です。メッキ加工のビフォー、アフターになります。

1か月前にビフォーのブログと写真添付をさせて頂きましたがやっと商品が完成致しました。

ご覧の様にこの小型エアータンクは新品未使用では無く、経年劣化による錆と黒色の塗装がされている状態でのメッキ加工になりました。

エアータンクや燃料タンクのタンク系のメッキ加工を行う場合は、必ずタンク内部の洗浄が出来る事が必須条件になる為に大きい穴が

開いていれば構いませんが、通常2つ以上の液が出入りする箇所が必要になります。

その理由は、メッキ槽から違うメッキ槽に移していく際に違うメッキ液が入ると全てがダメになる上、タンク内部の錆や汚れで他のお客様の

メッキ加工や再メッキ加工(リクローム)したクオリティが下がる為にタンク内部や燃料タンク内部を洗浄させて頂きます。

その際に内部に錆止めを洗浄によって剥離している状態になる為にタンク系パーツの場合はメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)後

直ちにトラックに装着しエアーホースで繋ぎ使用しなければなりません。(錆を極力出さない為)

燃料タンクの場合はメッキ加工が完了した時点で燃料を満タンにし油を使って保護膜にする事が良いとされています。

それらの条件を良いとされるお客様のみにタンク系のメッキ加工が可能となります。

タンク系のメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)の方法は、まず、このタンクの場合は黒色塗装がされていますので

剥離作業を行わなければいけません。塗装の剥離剤は車屋さんで使われている物でも構いませんが、このタンクの様にステーが2本有り

小さい為に入り組んでいて剥離が完全に出来ている状態が絶対条件になります。

塗装剥離が完全に仕上がりますと、亜鉛メッキやユニクロメッキ等の錆止めが必ず行われておりますので、それらの剥離剤としって様々な

剥離の仕方や薬品が御座いますが一番メッキ加工や再メッキ加工(リクローム)に適している方法はシアンを使用する事が望ましいです。

この状態になりますと素材その物になります。このタンクはスチール製なのでスチールその物の色が出てきます。

この時に万が一、剥離が出来ていないと直ぐに分かるので有るならば、再度剥離作業をしなければなりません。(入り組んでいる個所や

角等をよく検品する)

その次に布バフに研磨を溶かし固めたバフを使い研磨機に装着した状態で体重を使い丁寧に磨きます。

この作業はその道の研磨業者様で磨かれる方が綺麗になります。

メッキ業者様にもよりますが、この作業を何年も同じ作業をされている事や研磨機が充実している会社は自社でされています。

特にバフが当たりにくい箇所等はそう言う個所を磨ける研磨機を使用し磨きます。(通常ルーター等を使う)

この作業が行き渡ると綺麗にメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)の見栄えのクオリティが上がります。

ここまでで下地処理が完成した事になります。ここからがメッキ加工です。

メッキ加工の工程は上メッキ加工、中メッキ加工、下メッキ加工によって工程やメッキ槽に漬ける等、違いが御座います。

今回はお客様のご指定で下メッキ加工になりましたので厚めのメッキは施してはいません。

お客様のメリットは加工賃がお安くつく上に納期もはやくなります。

デメリットとしては、錆の速度が早くなる為に錆止め等をしなくてはいけません。

当社の下メッキランクでも見栄えのクオリティはこの様に綺麗になります。