旧車グロリアのリアバンパーが凹みや傷が深い場合に行うメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)を行う方法をご紹介させて頂きます。

昨日に引き続き、旧車グロリアリアバンパーが凹みと傷が深い場合に行われる上メッキ加工の方法を業者様と個人様に丁寧に分かりやすく

ご説明させて頂きます。

昨日の写真添付のバンパーの様に、ぶつけた後の凹みや深い傷、錆が酷い場合は当社の中メッキ加工にしても見栄えのクオリティが

追求出来ない場合は上メッキ加工による方法が御座います。

当然、下メッキ加工(町のメッキ屋さんレベル)、中メッキ加工(厚メッキ加工)、上メッキ加工、全てのメッキ加工や再メッキ加工(リク

ローム)は必ず、メッキや塗装、塗料等を剥離しなければいけません。

但し、剥離する時に使用する方法は様々メッキ加工の工場によって違います。

その様々な剥離する方法で一番綺麗に剥離が出来、メッキののりが良いのはシアンです。

しかしメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)したいパーツの素材が真鍮製品で有る場合、シアンを使用して剥離致しますと溶けて無くな

ってしまいますので、素材が何で有るかを分かって剥離しなければいけません。

今回の様に旧車の多くが採用していたバンパーは国産、外国産問わずスチール製バンパーですのでシアンを使用する事が望ましい事になりま

す。

当然、上メッキ加工にはシアンによる剥離を行います。

物の状態にもよりますが約1週間ほどかけて剥離致します。ですのでメッキランクが良い方法では1日や二日等の短い納期では

メッキ加工や再メッキ加工(リクローム)等、そもそも不可能なのです。

細部までしっかりと剥離が完了致しますと、凹みが酷い場合は昔ながらのバンパー表面の面取りする為のたたき出しです。

たたき出しで出来るだけ形状を整えますと、次に行う作業バフ研磨を行います。その次に行う作業は細かい粒子のアルミニウム製金属パテで

バンパー表面の凹みがたたき出しによって残っている凹みや傷や腐食痕等を表面を綺麗に致します。

この作業が上メッキ加工の真骨頂になります。

この作業が完了致しますと、メッキ用サフェーサー、プライマーによってこの下地を整え表面補修を行います。

この状態ではクオリティが良い電気メッキ加工が出来ませんので、通電効果が出るメッキ方法である無電解メッキ及び導電塗料で通電効果が

が出る様に致します。

ここまでの作業が上メッキ加工の下地作業が完了した事になります。

ここからがいよいよメッキ加工に入りますが、中メッキ加工の様に銅メッキ加工を行いますがそこそこの分厚さで充分です。

この作業のメリットは見栄えの良さが見込める為に行います。

次に行うメッキはニッケルメッキ加工です。この作業のメリットは錆に強くするメリットが御座います。

上メッキ加工には元々錆びにくい細工を致しておりますのであまり分厚くニッケルメッキ加工を行う必要は御座いません。(しかしながら町

のメッキ屋さんよりは大分と分厚いです。)

最後にクロムメッキ加工になりますがこの作業も必要以上に分厚くしてもそんなにクオリティが上がる物では御座いません。

メッキ槽に漬け込む作業はこれで終了になりますが、ここからの作業は最終の仕上げになります。

まるでチョークの様な研磨剤で通称青粉と呼ばれる粒子の大変細かい物でフェールトによって軽く磨いてメッキ加工や再メッキ加工(リクロ

ーム)が完了になります。

凹みが酷い状態のパーツ、傷が深いパーツ、錆等の腐食痕のパーツでメッキ加工や再メッキ加工(リクローム)を諦めている業者様や

個人様、お気軽にメッキ工房光沢屋にお問い合わせ下さい。