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自動車(車)、バイク(単車)、トラック、旧車や現行車のメッキパーツ自体の役割とクオリティ。

自動車(車)の外装パーツや内装パーツに施されているメッキパーツには、殆どメッキと相性が良いABS樹脂が使用されております。
但し、樹脂パーツの寿命は金属パーツより短い為、永く自動車(車)、バイク(単車)、トラックに乗る場合は、この様なメッキパーツのクオリティ(見栄え)が落ちてしまう為、メーカー在庫で補わなくてはなりません。

しかし、メーカー在庫は基本、永くて10年程で生産中止の為パーツは無くなります。
(外国製自動車と一部の国産車は在庫が有ります。)

もし、今乗られている自動車(車)、バイク(単車)、トラックを永く使用される方はパーツが生産中止でメーカー在庫がなくなる前にご購入される事が望ましい。

既に、メッキパーツがメーカー在庫に無い場合は、当社(メッキ工房光沢屋)等のメッキ加工会社に依頼をする以外に方法はありません。

バイク(単車)のメッキパーツも永くても10年程でメーカー在庫が生産中止によって無くなります。
メーカー在庫が無くなる前にメッキパーツをご購入される事が望ましいと思います。
(トラックの同上です。)

万が一、メッキパーツの在庫が無い場合にそのパーツを3Dスキャンし、3Dプリンターで複製出来た物を電気メッキ(湿式メッキ)によって
クロムメッキ加工される事が望ましい。

その理由としては、経年劣化したパーツはメッキ加工の薬品に大変もろく、割れやヒビが入りやすくその状態でメッキ加工を施したとしても
十分なクオリティが得られない為です。

金属のパーツ(スチール、アルミニウム、ステンレス、アンチモニ、等)は経年劣化しても薬品による割れやヒビが入らない為、メーカー在庫が無くなったとしても再メッキ加工が可能な為、3Dスキャン、3Dプリンターによる複製の必要はありません。

経年劣化した金属パーツの素材や腐食の具合によって、上メッキ(表面補修メッキ)、中メッキ(厚メッキ)下メッキ(町のメッキ屋さんのレベル)から選んでメッキ加工(電気メッキ)を施す事が出来ます。

この事から経年劣化したパーツにメッキ加工を施しやすいのは、金属パーツ(スチール、アルミニウム、ステンレス、アンチモニ)と言う事になります。

経年劣化したパーツをハイクオリティのメッキにしたい時のご相談は、メッキ工房光沢屋にご相談ください。

自動車(車)、バイク(単車)、トラックに対して蒸着メッキ(アルミニウム蒸着メッキ)は通用するのか?

自動車(車)、バイク(単車)、トラックのパーツに対して蒸着メッキ(アルミニウム蒸着メッキ)は通用するのか?

皆さんは、蒸着メッキ(アルミニウム蒸着メッキ)をご存じでしょうか?

簡単にご紹介致しますと、約2メートルの真空管(2メートル超える真空装置もある)に下地作業を終えたメッキをしたいパーツに治具をかけ
真空管の中に入れアルミニウムを蒸着させる加工方法です。

下地作業は素材によって変わってきますが、一つの例として蒸着メッキ加工(アルミニウム蒸着メッキ)でよく使う素材、ABS樹脂にします。
ABSの表面は2500番手から3000番手程の綺麗さにアンダーコートを付着させます。(ホコリは厳禁)
真空装置(真空管)の中でメッキ加工したい対象物を治具にかけ、その対象物を真空によって蒸着させる事でアルミニウムの膜がクロムメッキに似た風合いなる。
その強度を高める為にトップコートを施し、ABS製蒸着メッキ(アルミニウム蒸着メッキ)が完成します。

かなり簡単にご説明させて頂きましたが、皆さんが家でよく目にする物で家電製品や自動車の内装パーツが多いです。
ですので日ごろから目にしています。
蒸着メッキ(アルミニウム蒸着メッキ)のメリットは個人様には御座いません。
メーカー様にメリットがあるのは、電気メッキ加工(湿式メッキ)より一個単価が安いと言う事と環境対策としてもあります。
大量生産も可能です。

デメリットは、見栄えは電気メッキ加工によるクロムメッキよりも劣ります。(クロムを利用せず代わりにアルミニウムを使用する為)
後、電気メッキ加工によるクロムメッキよりも長持ちしない。(膜厚が薄い為強度が弱い)

蒸着メッキ(アルミニウム蒸着メッキ)は膜厚が薄くトップコートで保護している状態ですので強度が電気メッキ(クロムメッキ)より自動車(車)やバイク(単車)、トラックの外装パーツには適さない。

しかし、メーカー様は皆さんがご承知の様にコスト削減で一部、蒸着メッキ加工(アルミニウム蒸着メッキ)のパーツも御座います。
一昔前よりも現在、蒸着メッキ(アルミニウム蒸着メッキ)はレベルが上がっています。

内装パーツでしたら、雨や風、飛び石にさらされないので、光沢や深みが少し足りませんが有りだと思います。

真空蒸着メッキ(アルミニウム真空蒸着メッキ)加工の会社にも電気メッキの加工会社と同様にクオリティが良い会社とクオリティが悪い会社との差が御座います。