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自動車(車)、バイク(単車)、トラック、旧車に銀鏡メッキは通用するのか?

自動車(車)、バイク(単車)、トラックは雨や汚れ、砂、ホコリ、風、飛び石、季節による温度変化等によって過酷な環境で
特に外装パーツ及び、内装パーツ(エンジンパーツも含む)何年もの負荷がかかります。
外装パーツは見栄えの良さ(高級感)、どれだけ見栄えの良さが長持ちするのか(品質)このクオリティが一番良いのはどのメッキ加工か?

これを検証してみたいと思います。

皆さん一度、銀鏡メッキと検索をしてみて下さい。
まずはその加工方法を見ると凄く簡単なと思われるかと思います。

私たちは、昔から長い間世界中で電気メッキ(装飾クロムメッキ加工)の歴史の中でどうメッキ加工をすればより綺麗さが長持ちするのか、

どうすれば、アンチモニ(鋳物、ダイカスト)に再メッキが新品以上に仕上がり、その綺麗さが長持ちするのか、

失敗に失敗を重ね上メッキ(補修メッキ)が誕生し、外装パーツや内装パーツをお客様に画期的なクオリティをご提供させて頂ける様になりました。
旧車を扱う業者様や個人様でトップレベルのメッキ加工専門業者に依頼された事がある方はご存じの方が多いと思いますが、まだまだメッキ加工と銀鏡メッキ、メッキ塗装の見栄えのクオリティとその見栄えがどれだけ長持ちするのか分からない方が沢山おられます。

お客様が選ばれるわけですから、それで良いのですが当社の問い合わせで銀鏡メッキ、メッキ塗装の業者さんにパーツを加工してもらったのですが思っていた綺麗さでない。汚いと・・・
そちらで(当社)で何とか綺麗になりませんか、困って電話やメールのお問い合わせがよくあります。
当社は今まで他社様(銀鏡メッキ、メッキ塗装)の批判は致しませんしこれからも致しません。
しかし、批判では無く皆様にもっとメッキ加工は色んな種類が有りますが、見栄えとその見栄えが長持ちするメッキ加工の方法は
昔ながらの電気メッキ加工(装飾クロムメッキ加工業者)です。
この分野の加工業者の中からご自分にあった予算や納期で選ばれる事で今までの様にメッキ選びで失敗する事がかなり少なくなりますよ。
ひとつ、銀鏡メッキで褒めるならプラモデルの様な家の中で飾り見栄えをあまり気にしないのであれば良いかも分かりません。

自動車(車)、バイク(単車)、トラックにメッキ塗装でクオリティは通用するか、しないか。

答えは通用はいたしません。
クオリティと言う概念は綺麗さ、長持ちする(強度)等、様々な意味合いが御座いますが、品質、高級感は湿式メッキ加工(電気メッキ加工)より劣ります。

メッキ塗装のやり方は、文字の如く塗装です。皆さんもよくご存じの大量生産されている安い外国産のメッキパーツよりも
随分と見栄え長持ちの高級感は無い様な状態になります。
一度、要らないパーツをメッキ塗装の業者様で加工依頼されて見て、感じるのが一番良いと思いますが・・・
小さな子供が電気メッキ(通称ドブ漬けと言う)のメッキパーツとメッキ塗装によって出来たパーツとを比べますと
綺麗なのは電気メッキの方を選ぶ位にはっきりと分かります。
メッキ塗装の見栄えのクオリティを簡単に言いますとメッキ塗装のパーツに顔を近づけて見ると良くて顔がぼんやりと写る位、
かたや、電気メッキで加工したパーツに顔を近づけると顔が鏡の様にくっきりと写ります。
お値段で言いますとメッキ塗装の方がお安いです。

メッキ塗装の工程を簡単に言いますと、加工したいパーツを2000番以上磨いて、その上に黒色の塗装をむらなく仕上げ
光沢クリアー塗装しメッキ調液をエアーブラシで薄く全体にまんべんなく吹き乾かす。
この加工ではお客様がお金を出して喜んで頂けるレベルなのか不思議でなりません。
メッキ塗装のパーツには工程上の乾かさなければいけない時に出来るほこりの付着なのかブツブツが至る所にあります。
(メッキ塗装の技術によるものなのか分かりませんが・・・?
顔がぼんやりとでしか見えないクオリティでも安ければオッケーと言うお客様は是非ともメッキ塗装をお勧め致します。
(プラモデル位なら良いかも・・・)

電気メッキ加工の工程は、毎日の様にメッキ工房光沢屋のブログにご説明させて頂いておりますのでご興味のおありになるお客様はご覧くださいね。

メッキ塗装をして失敗された方や本来の電気メッキ加工で高級感、ハイクオリティを求めているお客様お気軽に
メッキ工房光沢屋にお問い合わせ下さい。

車メッキ加工においてメッキ加工の役割と用途(バンパー)後編

前回にスチール製バンパーに再メッキ加工する工程(役割)と用途のご説明をさせて頂きましたが、次にご紹介させて頂くのが
上メッキ加工(補修メッキ加工)です。

この上メッキ加工(補修メッキ)と前回ご紹介させて頂いた中メッキ加工(厚メッキ加工)の違いは、腐食が酷過ぎて板金が不可能かつ、腐食箇所が大変多く板金してもきりがないスチール製バンパーを、新品以上のハイクオリティに出来て錆に大変強いと言うメリットがあります。

上メッキ加工(補修メッキ加工)の加工をご紹介させて頂きます。

中メッキ(厚メッキ加工)では再メッキ加工したとしても、綺麗(ハイクオリティ)にならないスチール製バンパーの表面にあるメッキを数日かけてシアン等で剥離致します。

剥離が終了したスチール製バンパーを純水で綺麗に汚れや錆等を丁寧に洗って乾かします。

(中メッキ加工ですとバフ研磨致しますが、上メッキ加工(補修メッキ)はバンパー表面が錆や腐食痕が酷過ぎる為、この時点では磨きません。)

次にスチール製バンパーの表面を細かな粒子のアルミニウム製金属パテで表面補修致します。
(この補修作業には大変な技術が必要になります。)
表面補修出来たバンパーに錆びにくく、また、見栄えを良くする為にサフ、プライマーで表面処理を施します。
このままではバンパーの表面に通電効果が無い状態ですので無電解メッキ加工を行います。
この状態までが下地作業になりますので、下地作業が終了したと言います。
通電効果が出来たバンパーを中メッキ加工(厚メッキ加工)と同様に銅のメッキ槽に通常よりながく着けます。
(更に綺麗さと錆びにくさが得られます。)
次に、ニッケルの槽にながめに漬けます。(綺麗さと錆びにくさの効果が得られます。)
最後にクロムのメッキ槽に漬けて、純水でバンパーに付いていつメッキ液を洗い流します。
仕上げに粒子の細かい研磨剤でメッキのかかったバンパーを丁寧に磨いて終了になります。

メッキ加工において用途と役割はパーツによって様々ですが、メッキ工房光沢屋は錆びてどうしようもないパーツをお客様に
新品以上のクオリティでご提供させて頂く事をモットーにメッキ加工をさせて頂いております。