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旧車や希少価値車のパーツが腐食が有る場合にどうメッキ加工(再メッキ)を行うのか!


今までほぼ毎日の様にブログで希少価値車、旧車(自動車、バイク、トラック)の経年劣化したパーツ(部品)を綺麗にする為にメッキ加工(再メッキ)した写真やご説明をさせて頂きましたが、今回は業者様や個人様がよりパーツの腐食とは具体的にどの様な状態なのか?
その腐食した状態でメッキ加工(装飾クロムメッキ)した場合、どの様な状態で仕上がるのかを丁寧に分かりやすくご説明させて頂きます。

上部に貼り付けている写真は旧車の経年劣化し錆(腐食)があったスチール製ナンバー灯を板金加工や表面補修せずにメッキ加工(再メッキ加工)した状態の物です。

錆(腐食)にも大きさや深さ、色んな状態があり又、錆(腐食)が出やすい場所も水が溜まりやすい所や手入れが出来難い所で様々な腐食の仕方があります。

旧車(自動車、バイク、トラック)の錆(腐食)が多いのは写真の下に何か所か有る小さな穴がお分かりになるでしょうか?

この様な状態がスチール製品の腐食痕です。

再メッキ加工する場合において経年劣化したスチールパーツでは大変に多くクオリティを求めてらっしゃるお客様が一番何とか綺麗にして欲しい部分です。

今回の写真で写っているメッキの種類は当社の中メッキ(メッキが分厚い)ランクで錆の腐食痕を板金せずにバフ研磨だけでメッキ加工した状態で皆さんに分かりやすくさせて頂きました。

小さくて錆の深さが浅い負傷痕だとバフ研磨によって綺麗に表面を整える事が出来るのですが、写真クラスの腐食痕だとバフ研磨では綺麗に表面を整える事が出来ません。

当然、メッキ加工(再メッキ加工)とは如何にメッキをかけたい表面を綺麗にしてメッキ加工するかによって見栄えが綺麗になる訳ですから

この様な腐食痕では見栄えが良くなるわけがありません。

この様な腐食痕を発見できるのは、パーツに付いているメッキや塗装を剥離してみなければ結局分からない為、お客様がメッキ加工をご依頼される前の状態ではこの様な腐食痕が見えません。(当社では、気になる腐食痕はメッキ加工する前、お客様にご報告)

ここがお客様と打ち合わせが出来るか、出来ないかでメッキの良し悪しが決まると当社は考えております。

何れにせよ、写真の様な腐食痕の大きさではバフ研磨で表面は綺麗にならず、板金や表面補修しなければ綺麗なメッキは出来ません。

丁寧に説明してくれる専門業者に依頼しましょう。