車メッキにおいてメッキ加工の役割と用途(バンパー)

車(自動車者)のパーツ(部品)が沢山ある中でメッキ加工(再メッキ加工)のご要望が一番多いバンパー再メッキ加工をご紹介させて頂きたいと思います。

自動車のバンパーには現在よく使われている樹脂製バンパーとスチール製バンパーが存在致しますが、初めにスチール製バンパーに再メッキ加工する役割と用途をご説明させて頂きます。
スチール製バンパーには元々クロムメッキ加工(メッキ加工)が施されている事が多くメーカー様のクオリティとお客様のメッキに対する手入れによりますが、純正バンパーですと早ければ2年から3年位からクロムメッキ(メッキ)の光沢が少しずつ失われ、錆が出始めます。
そのまま放置を致しますと、バンパーの裏面から表面にかけれ錆が大きくなり錆の貫通穴が表れる事もあります。
この様な状態を回避する為に腐食が酷くならない様にスチール製バンパーは再メッキ加工(メッキ加工)を施さなければなりません。

錆びてクロムメッキの光沢が失われているスチール製バンパーを再メッキ加工する方法。厚メッキ(中メッキ)

再メッキ加工(メッキ加工)をしたいスチール製バンパーのメッキと錆を剥離(シアン等)しなければなりません。
(剥離作業しないで再メッキ加工(メッキ加工)したとしてもメッキがのりません。)
その後、バフ研磨と板金作業による下地作業に入りますが、スチール製バンパーの下地の良し、悪しによってバフの番手を変えなくてはいけません。バフ研磨でもバンパーの表面が腐食痕が残って消えない場合は板金加工(楊板金)によって穴を埋めて綺麗にしていきます。
(この際の板金作業にはかなりの技術が必要になります。)
板金痕の凹凸を研磨によって無くす事がクオリティの良し悪しに繋がりますのでより丁寧に作業を行います。

再メッキ加工したいスチール製バンパーの下地作業が終わりましたらメッキ作業に入りますが、鉄粉などの汚れ等を綺麗に洗います。
(鉄粉などの汚れを残したままメッキ作業をした場合、バンパーの見栄えが悪くなるのとメッキ槽が汚れてしまいます。)
メッキ作業の最初に銅メッキ加工を行い、もう一度バフ研磨加工しそれによって削れた銅の粉を利用しスチール製バンパーのピンホールに埋めます。次に長めに銅メッキの槽にスチール製バンパーを漬けます。
その次にニッケルメッキの槽にスチール製バンパーを通常の時間より長めに漬けます。
最後にクロムメッキの槽にスリール製バンパーを漬けて、仕上げに粒子の細かい研磨剤で磨きます。

この様な丁寧で綺麗なメッキ加工が出来る、メッキ工房光沢屋にお問い合わせ下さい。