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自動車やバイクの旧車部品で使われていて腐食が酷い亜鉛ダイカスト(アンチモニ)に再メッキ加工

今回のお話は旧車の腐食部品

今から、30年程以前に様々な自動車部品に

使用されていた亜鉛ダイカスト(アンチモニ)

特にアウタードアハンドル、ライト枠、グリル等・・・

写真をご覧頂きますと亜鉛ダイカスト(アンチモニ)の錆

(腐食)はこの様な独特な状態になります。

今回の写真は、

当社が亜鉛ダイカスト部品を再メッキ加工

(リクローム)する中でトップレベルに酷い腐食した

状態の物をブログに貼り付けさせて頂きました。

見るからに部品の寿命が来ていると言う感じで

こんなに腐食が酷い亜鉛ダイカスト(アンチモニ)

部品を綺麗に甦させる事が可能なのか?と

ブログをご覧の皆様に分かりやすく

ご説明出来ます様に貼り付けさせて頂きました。

この位の経年劣化の腐食になりますと

恐らく、ワックスがけをしていれば40年程部品の

使用年数が経っていてもここまでは腐食していない

レベルだと想定致します。

と言う事は旧車をお持ちの個人様

旧車を取扱う業者様の自動車の亜鉛ダイカスト(アンチモニ)

部品はこの写真の様な腐食までは無いと思います。

当社は、写真の様に亜鉛ダイカスト(アンチモニ)

部品表面がこれだけ酷い状態にあっても新品の見栄えと

腐食しにくい部品に変える事が出来ます。

どういう加工方法でこの腐食部品を

綺麗に出来るかと言いますと

簡単に言いますと部品表面に新たな素材で

覆い隠す事で表面を作り直す事で部品を

甦させる事が加工となるためです。

更に細かく工程をご説明させて頂きますと

第一に亜鉛ダイカスト(アンチモニ)部品に

付着しているメッキや錆を剥離致します。

剥離が完全に出来ますと部品表面は月の

クレーター状にボコボコ状態になっております。

この状態でボコボコになった表面を

バフ研磨作業によって磨いたとしても

物理的に綺麗に表面がなる事は御座いません。

それでは第二にアルミニウムと樹脂との混合パテを

この部品表面の全てに下地修正致します。

そして形状を整えて

メッキ用サフェーサー、プライマー処理する事により

更に部品の表面が綺麗に仕上がります。

ここまで来ると既に金属感は全くない様に見えます。

第三にプライマー表面には電気が通らないので

無電解メッキ加工や導電塗料を使い

通電効果が出る様に致します。

その後の工程は

当社のメッキランク中メッキ加工(メッキが分厚い)で

作業を行い仕上げ作業で完成となります。

因みに、旧車エンブレムの亜鉛ダイカスト部品が

半分に割れていても部品同士を引っ付けて

綺麗に再メッキ出来る技術も御座います。