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日野自動車8トンバスの純正フロントハブキャップにメッキ加工

このパーツは日野自動車の8トン

クラスバスの純正ハブキャップです。

このクラスのバスは車両屋さんの

クロムメッキ製ハブキャップは販売されておらず

手に入れる事が出来ない為に日野自動車で

新品ハブキャップを購入されて

当社のご依頼さて頂きました。

今回のお客様は去年にも旧車トラックの

フロントグリル2400ミリと

コーナーパネル凸凹の穴あきで

錆が酷い状態のパーツを

ご依頼して頂いたリピーター様です。

このオーナー様は運送会社のオーナーさんで

全ての自社トラックにクロムメッキや

再メッキ加工(リクローム)を施し

カスタムされている方です。

お洒落は足下からです。

この事はトラックだけでは無くて当然、

自動車やバイクも一緒です。

ホイル、タイヤ、ハブキャップ、

化粧ボルト(ハブボルト)です。

多くの大型観光バスのハブキャップは

バス(トラック)メーカー様の純正ハブキャップと

クロムメッキを施しているハブキャップを

オプションとして選べる様になっています。

しかしながら、今回のバスの様に少量生産型の場合は

どうもこの様なハブキャップにクロムメッキ仕様は

無いとの事でした。

確かに、この様な場合は当社の様な小ロットで

メーカー純正以上のクオリティでクロムメッキ加工を

専門とする工場は重宝されます。

写真を見て頂きますと、

光沢がある塗装の様な色が

ハブキャップ表面に施しておりますが、

これもメッキで主に綺麗さを追求する

メッキでは無くて錆びにくさを追求する

メッキが施されております。

そのメッキの種類とはボルトやナット、

ワッシャに施しているメッキ、

所謂ユニクロメッキ加工を施しています。

このメッキは装飾を求めている

クロムメッキよりも腐食に強いメッキです。

このユニクロを完全に剥離し

スチールのキャップにしてしまいます。

そして、バフ研磨により420番手程磨き込み

表面に顔が映る様な感じまで仕上げます。

そして銅メッキ加工を施す事により

ハブキャップ表面に銅被膜が得られるようにし

もう一度、バフ研磨を擦る事により

銅が削れてスチール表面に元々ある

ピンホールに入って行くように致します。

もう一度、銅メッキ加工を施して

続いてニッケルメッキをながめにし

採集はクロムをメッキ槽に漬け込んで完成です。

仕上げはクロムメッキがかかっている表面を

丁寧に番手の高い研磨剤で磨きます。

自動車や、トラック、バイクの足回り部品に

クロムメッキ加工を施す場合はメッキの厚みが

薄ければ錆が出るのが早いので

極力分厚めのメッキが鉄則です。